宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

サイン(宮)とハウス(室)の真実
―お正月SP期間限定の特別記事―

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「レクチャールーム」に1月5日アップした記事です。
一部を一般向けにリライトして期間限定でアップします。
「数理法則」と「ホロスコープ」の秘められた一端です。

「数理法則とクオリアル・ワールド」からみた「ホロスコープ」

●第1稿 : 2017年01月07日アップ


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お正月期間限定の記事です。
サイン(宮)の象意は何? また、ハウス(室)の象意は? というとき、今までは基本的に丸覚えするしかありませんでした。
なぜなら、「古典占星学」はともかくとして、現代「西洋占星術」には、「理論」と呼べるものがなかったからです。

《 西洋占星術と新たな解釈 》

12サイン(宮)や12ハウス(室)などの象意を知ろうとするとき、皆様はどのようにされていますか?
これまでは、過去の西洋占星術師が残した記述をたよりに、丸覚えしたり、それを参考に自分や身近な人のホロスコープ(出生天球図)をみて、本当かどうか、体験的に身につけていくしかありませんでした。
私自身も、かつてはそのようにしてきました。

その場合、まず過去の記述が正しいのかどうか、その検証からはじまります。
同時に、数多くの占断経験を重ねることによって、自分なりに解釈を広めたり、身につけていくなど、結局のところ道しるべのない「夜道」をカンと経験をたよりに手探りで進むようなものでした。

とはいえ、より確実な解釈を求めて、「ボイド」や「サビアン」や「ハーモニクス」など、わけのわからない現代解釈の西洋占星術にも目をとおしてみましたが、いずれも正統の「古典占星学」(西洋占星術)とはかけ離れたキワモノでしかありませんでした。

さらには、「13星座占い」や「スピリチュアル占星術」などの亜流をふくめて、さまざまなオカルト占星術の解釈にも目をとおしてみましたが、結局のところ、現代西洋占星術の「限界」と「混迷」を悟りました。

そんな中でも、まだ「12サイン(宮)」は相応ながら納得できる解釈が多かったのですが、「12ハウス(室)」となると、信頼のおけるものは、まったくといっていいほど見出せませんでした。
それも当然のお話です。

なぜなら、12ハウス(室)を規定する「ハウスシステム」自体が、主なものでも20種類近くもあって、どれが正しいのか、いまだに定まっていないこと自体が、西洋占星術(古典占星学)の「限界」を露呈しているのです。
もはや、西洋占星術から学ぶことを諦めるしかありませんでした。

ところが、ひょんなことから、自分で「西洋占星術」を解釈せざるをえなくなりました。
そうなると、既存の西洋占星術にたよることはできませんので、もはや自分で納得できる「占星学理論」を組み立てるしかありません。

そういった経緯があって、結論的に申し上げますと、「宇宙この世界」も「ホロスコープ」も、基本は「3数」「6数」「12数」によって数理的に構成されていました。

One-Point ◆ 一般的な例を挙げますと、たとえば3数は「3次元」や「三原色」など基本的な数理です。6数は「雪の結晶」や「ハニカム構造」など個体がもつ数理で、12数は「12か月」や「1オクターブの12音」、「12支族」や「12使徒」といった全体を象徴する数理です。
これに人間社会の「+」と「−」といった「陰陽」や「男女」の2数や、大自然の「東西南北」や「春夏秋冬」また「火地風水」をふくめてもいいのですが、そういった4数を加えると、そのまま「ホロスコープ」の12サイン(宮)や12ハウス(室)を構成する数字になります。ちなみに、「数理法則」でもちいる数理の意味は、さらに原則的で深いものです。

《 宝瓶宮時代の新しい宇宙観 》

そんな感じで、「数理法則」は案外と簡単にみえました。

ところが、驚くのは、宇宙この世界の成り立ちや様相までもが、「数理法則」から次々と解明できたことです。

考えてみれば、それは当たり前のことでした。

「ホロスコープ」は、個人から社会や人類歴史まで、また性質や出来事や運勢まで、人間社会の多くの分野と事柄を、どこまで正確に「占断」できるのかはともかくとして、リーディングすることができます。

なぜかといえば、「ホロスコープ」には、宇宙この世界をつらぬく「数理法則」が秘められているためです。

「西洋占星術」の新たな「理論構築」の必要性からはじまった探究は、「数理法則」にとどまることなく、「宇宙この世界」と「個人や人類社会また人類歴史」の解明をもホロスコープ理論とともに可能にしました。

その内容を、「数理法則」をご紹介する「理論編」にはじまり、学ばれた方がご自分の活動分野でそれぞれに応用展開ができるように「解説編」や「応用編」などをふくめて、簡潔にまとめたのが「数理法則とクオリアル・ワールド」です。

近代科学の発展、ならびに天王星(1781年)やケレス(1801年)の発見とともに、双魚宮時代の「古典占星学」と、そのバックボーンである「古代ギリシャの世界観」(四大元素説)は通用しなくなりました。

それに代わる「宝瓶宮時代の新しい宇宙観」が「数理法則とクオリアル・ワールド」なのです。

ちなみに申し上げますと、物理科学の発展にともなって、昨今は「物理的宇宙観」が全盛です。
それはそれで必要なのはいうまでもありませんが、そのような現代物理科学は、「心」(たとえば「精神」や「霊性」)また「運勢」をアンタッチャブルとします。

あくまでも科学的に証明できる物理分野の究明にかぎられ、宇宙森羅万象をあつかう「ホロスコープ」とは一線を画さざるをえないものです。

そういった中でも最先端科学は、仮説ながら「超弦理論」(超ひも理論)によって、宇宙の根源は超極微小の「スーパー・ストリング」(超弦、超ひも)というところまでたどりついています。

これはいわば「波動」といってもよいものです。

One-Point ◆ ちなみに、上述の一文、“どこまで「正確」に占断できるかはともかくとして、リーディングすることができます”ということの意味をご説明しておきます。
要は、過去の双魚宮時代の価値観と、新しい宝瓶宮時代の波動が共存する「イン・ジ・アクエリアス」の時代にあるために、正式に宝瓶宮時代がはじまっているものの、現実世界には個人の意識や国家の一部に双魚宮時代の考えや旧い体制が残り、そのような個人や国家に対しては、西洋占星術の「吉凶解釈」が通用する部分が残るという意味です。ときにそういったことも視野に入れてリーディングしないと、「正確」な占断にはならないためです。

《 ホロスコープに秘められた宇宙と人生 》

「数理法則とクオリアル・ワールド」は、当然、「数理法則」にもとづきます。

「数理法則」は、「基本三数」を基本とし、宇宙森羅の最小象徴数「12数」(13数)に展開されています。
そういったことから、基本三数である「3(4)数」による「12数」(13数)によって、「宇宙この世界」はもちろん「ホロスコープ」は構成されています。

これが何を意味するのかといえば、「ホロスコープ」を「数理法則」によって解明し、また解釈すれば、宇宙この世界(人間社会)をリーディングできるために、「数理法則」は、宇宙この世界の秘密を解明することができる根本哲理になっているということです。

要は、地球上とはいえ、人間も人類社会や歴史も、原則的には、「数理法則」にもとづいて人生や人類歴史を営んでいます。

ただし、全部が全部とはなりません。

なぜなら、人類歴史の重要な部分や人生でポイントとなる時期であるほど宇宙の「数理法則」は働くことになります。
ですが、それ以外のゆらぎの部分となると、個々人の自由な意志によって動くことがまだ可能になっています。

そういったことから、人生も歴史も、一時的には「イレギュラー」ともいえる“逆行”するようなことが起こります。
ですが、長い目でみれば、結局は、歴史の大河の中に飲み込まれていく渦巻きと同様で、最終的には「数理法則」にもとづいて進んでいきます。

要は、車のハンドルの“あそび”のようなブレが人生にも歴史にもあって、結果的にはかえって、よりまっすぐに進んでいくことになっています。
宇宙には「1/f ゆらぎ」がありますので、同様にそうなっているのです。

「数理法則とクオリアル・ワールド」は、宇宙この世界の「根源」を解き明かすと同時に、人類歴史の「未来」をも解き明かします。

現時点、今年2017年からみれば、約8,000年後の先の未来まで、「数理法則」と宇宙的周期の「プラトン年」から解き明かしています。

なぜ、約8,000年先なのかというと、そこで人類は「大変革」を遂げるためです。
要は、現在の人類歴史は、そこに向かって人知れず粛々と営まれています。

「宇宙この世界」のみならず「ホロスコープ」には、「数理法則」にもとづいてそのような内容が秘められているために、「12サイン(宮)」や「12ハウス(室)」も同様に、宇宙と人生に関する“秘密”をもって象意づけられています。

One-Point ◆ 「数理法則」そのもののご説明は、相応の分量が必要になりますし、ご理解をしやすくするために、「模式図」をはじめ「イラスト」が必要です。その解説と応用も必要なので、ここでのご紹介は分量的にもできません。それ以上に、それなりの真剣さをもって学んでいただくことも必要で、過去にない「新しい考え方」があるために、でないと伝わるものも伝わらない可能性が残ってしまいます。

《 12サイン(宮)と12ハウス(室)の根拠 》

宇宙この世界もホロスコープも、「基本三数」によって構成されていることを、上述いたしました。

では「基本三数」とは何でしょうか。
ごく簡単に申し上げますと、「数理法則」における最初の「1数」「2数」「3数」のことです。
これ以上は分解できない最小の数理ゆえ「基本三数」といいます。
たとえば、光や色の「三原色」や空間の「三次元」なども、この「基本三数」をもって数理展開されたものです。

基本三数は、おおむね次のように象わすことができます。

 「1数=時間」(意志)
 「2数=空間」(実体)
 「3数=人間(関係)」(作用)

「ホロスコープ」自体も、また、「12サイン(宮)」や「12ハウス(室)」も、「基本三数」にもとづいて展開されたもので、これによらないものは何一つありません。

では、「12サイン(宮)」の本意(本当の象意)は、何を根拠にしているのでしょうか。

ここでは「時間プロセス」からみて、何にもとづくのかを書いておきます。

「12サイン(宮)」というのは、ご存じのように、「宇宙」の黄道を毎年の春分点(牡羊宮0度)にもとづいて12等分したものです。
なので、当然、「宇宙」にその象意の根拠をもちます。

その宇宙の中でも、「時間プロセス」からみたお答えは、宇宙この世界が創成されていくプロセス、すなわち「宇宙創成プロセス」の12段階が「12サイン(宮)」の本意(本当の象意)の根拠になっています。

結論のみを「ポン」と簡単に書きましたが、その内容にはとんでもない画期的な秘密が込められています。
詳しくは「数理法則とクオリアル・ワールド」でお伝えします。

※注)「ビッグバン」にはじまる物理的な宇宙進化は、上述の「宇宙創成プロセス」の一部でしかありません。

一方、「12ハウス(室)」の本意は、何に根拠をおくのでしょうか。
こちらも「時間プロセス」からみた場合のお話です。

ご存じのように、「12ハウス(室)」というのは、「地球上」の1点「占星地」(「出生地」など)からみて、地球空間における東の水平線上(ASC)と天頂側(MC)を基点に、空間的に12等分したものです。

なので、12ハウス(室)は、当然、「地球上」に象意の根拠をもちます。

ホロスコープには、「相性天球図」(シナストリー・ホロスコープ)、「未来天球図」(トランシット・ホロスコープ)、事件事故など「設時天球図」(ホラリー・ホロスコープ)などの種類がありますが、一般的な個人の「出生天球図」(ネイタル・ホロスコープ)からみた場合、そのお答えは、個人が成長していく人の一生、すなわち「人の成長プロセス」が12ハウス(室)の本意(本当の象意)の根拠になっています。

※注) こちらもまた、既存の西洋占星術とは、解釈と深さが異なります。詳しくは「数理法則とクオリアル・ワールド」にゆずります。

こういった「ホロスコープ」や「占星要素」の象意の根本が、「数理法則」によって理論的に理解できると、不確かな過去の象意を丸覚えしたり、直感をふくめて手探りで本当はどういう象意なのかを模索したり、試行錯誤することが少なくなります。

宇宙この世界をつらぬく「数理法則」によって、「軸」(本意)が定まるために、大きな勘違いや間違いといった解釈のブレがなくなり、具体的な象意の検証が容易になっていきます。

One-Point ◆ 「サイン(宮)とハウス(室)の真実」についてはここまでです。宝瓶宮時代の新しい西洋占星術は、多くの方の多様な個性と力によって、より実学に近づいていきます。数理法則的には、そのような発展と展開をしていくようになっています。そこに数千年の伝統をもつ「占星学」(Astrology)の新たな地平(NEW HORIZON)と未来がひらけていきます。




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