宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

「クオリアル宇宙」を解明せよ
第3部[実在の宇宙]
― 物理宇宙と精神宇宙を超えて ―

第3章/第3部は「クオリアル宇宙論」です。
第2部「新リーディング・セオリー」と並行してのお届けです。
真実の宇宙が分かれば「ホロスコープ」が見えてきます。

宇宙のはじまり 「超ひも理論」が露呈した限界

第3部 クオリアル宇宙論

●第1稿 : 2024年 6月13日アップ


「宝瓶星学」の真髄は「数理法則とクオリアル・ワールド」です。

クオリアル・ワールドは、実在の宇宙この世界のことで、物理宇宙に留まらずエネルギー宇宙や共鳴関係宇宙を含めた一体不可分の世界です。

もし、象意を含めてホロスコープを完全に理解し、実際の生活に役立てるなら「クオリアル宇宙」を知ればこと足ります。

なぜなら、宇宙太陽系の位置関係を写しとったホロスコープなので、その象意構造は、物理宇宙の背後に“一体不可分”で潜むエネルギー宇宙との共鳴関係を知れば正しい解釈が可能になるためです。

「基本三数」に伴なう“宇宙波動エネルギー”がそれです。


ご参考:「基本三数」の象意構造

●上掲の図は、ヒッグス粒子を中心にした「素粒子物理学」のスタンダード・モデルです。

パッと見たとき、「あれ? ホロスコープ?」と思いました。

宇宙この世界の根幹法則「基本三数」による「宝瓶星学」の「ホロスコープ」の構造とまるで同じだったからです。

「宝瓶星学」では、「基本三数」に基づいて、90度ずつ「4つのクワドラント」(象限)に分けます。

物理科学の素粒子も同様であることを上図は示しています。


《 物理科学の宇宙論の限界 》

「物理宇宙」は、最先端の物理科学によって解き明かすことができます。

ですが、そこにある陥穽(かんせい)は、物理だけで宇宙は成り立ってはいないという深淵なる事実です。

本物の物理学者はそのことをよくご存じで、“現代最先端の物理科学といえども、宇宙の10パーセント以下しか解明できていない”といった旨を述べています。

それが事実なのです。

なぜなら、最先端といえども物理科学は「時間」と「空間」のカテゴリー内でしか探究することができないため、時空を超越したエネルギー宇宙はもちろん共鳴関係宇宙はノータッチの分野で、実在のご認識さえ怪しいためです。

ゆえに宇宙のはじまりを解明することはできません。

One-Point ◆ こう書くと「素人が何、言ってんだ! 宇宙のはじまりは“超ひも理論”(超弦理論=Superstring Theory)で解明されている」とおっしゃるかもしれません。失礼ながら、論理的にはバカバカしいかぎりです。

イメージ
ビッグバンにはじまるインフレーション宇宙論の模式図。


《 “超ひも理論”の陥穽 》

たぶん「相対性理論」と「量子論」とから宇宙のはじまりは「スーパー・ストリング」(Superstring)といった超極微小の“ひも”である。

具体的には“ゆらぎ波動”から宇宙がはじまった、と言いたいのでしょう。

本当でしょうか?

では、その“スーパー・ストリング”なるものは、いったいどこから生じたのでしょうか?

それが発生した根因こそが、物理宇宙のはじまりにすぎず、実在の「クオリアル宇宙」は物理科学を超えた世界です。

結局、物理科学は「時空」(時間と空間)在りきでしか探究できないために、物理(時空)を超越した世界を伴なう「クオリアル宇宙」の実際を解明することはできません。

One-Point ◆ 「時空」によって成り立つのが物理宇宙です。宇宙この世界の根幹法則「基本三数」の物理面から申し上げますと、物理的には「1数=時間」「2数=空間」「3数=人間(関係)」から成り立ちますが、それ以前の姿なき“宇宙”が根因です。


《 時空を超越した“宇宙” 》

私たちが「宇宙」というとき、どうしても“固定概念”でとらえがちです。

近現代の物理科学や学校教育によって、いまだ解明途上の「物理宇宙」の姿を“宇宙”だと勘違いしているのです。

時間や空間のカテゴリー内で“ビッグバン宇宙”や“インフレーション宇宙”を想い描いても、まるで水中にいながら、水(この世界)はどこから生じて、なぜ存在するのかを問うようなものです。

水中からは決して水が生じる地上や空模様といった地球生態系を観察することはできません。

私たちの宇宙この世界「クオリアル・ワールド」の実在はもちろん、物理宇宙のはじまりも同様です。

One-Point ◆ 宇宙この世界のはじまりを解明しようと思えば、物理科学のカテゴリー「時空」を超えなければなりません。ですが、それは物理科学では“アンタッチャブル”な分野なので、解明は不可能です。



「古典アストロロジー」との違い

「古典アストロロジー」と、宝瓶宮時代の新しいアストロロジー「宝瓶星学」の違いです。

古代ギリシャに発祥した「古典アストロロジー」の“世界観”による解釈と、現代科学を含めたクオリアルな“宇宙観”による解釈の違いです。

アストロロジカルに申し上げますと、影響圏を含む双魚宮時代と、新しい宝瓶宮時代の違いです。

後年、“疑似科学”とされた古典学術(科学的哲理)によるホロスコープ解釈と、最先端物理科学をも超越した“宇宙観”「数理法則とクオリアル・ワールド」によ解釈の違いです。

「古典アストロロジー」に対し、後者を「宝瓶宮時代の新しいアストロロジー」(宝瓶星学)と呼びます。

ところで、“ホロスコープ占い”の現代占星術は、厳密には“アストロロジー”ではありません。

海王星が発見された直後の19世紀後半に、“疑似科学”とされた理論は捨てて、アストロロジーの“象意解釈”のみをパクって、「エソテリック占星術」(秘境占星術)としてはじまったものゆえです。

「宝瓶星学」は逆です。

新たに、宇宙的な「クオリアル・メソッド」をもって、“人類の叡智”「アストロロジー」を今日に復興するものです。


《 「基本三数」に伴なう宇宙波動エネルギー 》

「科学万能主義」に陥るほど、宇宙の真実もホロスコープも見えなくなります。

今日の物理科学は、決して万能ではないからです。

実際の宇宙は「物理宇宙」や「精神宇宙」に留まることなく、「根源の基本三数」によって一体不可分の「クオリアル宇宙」になっています。

このことを大前提の視野に入れて、物理宇宙を写しとった「ホロスコープ」とその背後の“象意”を見出していくことによって、正しい解明が可能です。

それでこそ実学となる宝瓶宮時代のアストロロジー「星学」(Astro+logy=天体:星+学)になります。

「エネルギー宇宙」と「物理宇宙」と「共鳴宇宙」とは“根源の基本三数”で一体不可分の関係です。

物理(科学)に偏ったり、精神(心理)に偏ったり、関係性のみで解釈するなど、一分野に偏るほど、ホロスコープは解明できず混迷を深めていきます。

One-Point ◆ 人類歴史は、すでに前人未到の「共鳴関係論」を歴史パラダイムとする宝瓶宮時代を迎えています。この歴史の大河のおおもとが「クオリアル宇宙」で、人生やホロスコープまた人類歴史の根因です。解明の“マスター・キー”はそこにしかありません。

《 新時代のリーディング・セオリー 》

古代ギリシャ時代に始まった双魚宮時代の“宇宙波動”は、来年2025年内をもってほぼ完全終了します。

燃料が切れて、推進力が失われた飛行機のようなもので、あとは推して知るべしです。

逆に、宝瓶宮時代の“宇宙波動”が顕著になり、真実が明らかになっていく覚醒(目覚め)のときを人々は迎えていきます。

現在、「冥王星」は水瓶宮をトランシットし、「深層の精神意識の変革」のディレクションを投げかけ続けています。

加えて再来年2026年1月に「海王星」が春分点を超えて牡羊宮に入宮すると、「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)のディレクションがさらに本格化していきます。

宝瓶宮時代に向けた意識変革のダブル・ディレクションの本番です。

One-Point ◆ どうとらえるか、ご判断は自己責任ながら個々人のご自由です。エソテリック(秘境的)な占星術またアストロ・デヴィネーションといった“占い”ではなく、実在の「クオリアル宇宙」に基づいたアストロロジー(星学)をご留意ください。






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