宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.123 / 2009.09.07 〜 09.20

●西洋占星術と宝瓶宮時代の新しい西洋占星術=宝瓶宮占星学による今週の運勢=星のディレクションをお届けしています。
※2009年 9月 5日アップ

今週の主な星の動き

今週は水星が逆行に入り、17日には天秤宮から乙女宮に戻ります。
今週前半、蟹宮の火星と天秤宮の水星、その水星と山羊宮の冥王星、その冥王星と魚宮の天王星は、それぞれ矩(90度)を取りますが、少しずつズレているために、Tクロスまでは形成されません。
今週後半になると、太陽と土星が進み、逆行した水星を含めて、乙女宮で三重合(0度)となり、冥王星、天王星を交えたTクロスが形成されます。
水瓶宮で合を続けている木星・海王星に対しては、獅子宮の金星が衝(180度)を取りますが、今週後半になると、先のTクロスの頂点・冥王星との間に、調停(60・120・180)の座相が形成されます。
ご参考までに書いておくと、太陽・水星・土星の合と天王星の間に生じる衝に対しては、ノード(ドラゴンヘッド=山羊宮、ドラゴンテール=蟹宮)が、調停の座相を投げかけますし、木星・海王星と金星の間の衝に対しては、冥王星のほかに天秤宮のケレスも調停の座相を投げかけます。
※注) 「今週」という言葉は、1週間ではなく2週間分を指して使っている場合がありますのでご了承ください。

※最下段の「今週の星の動きを概説」も併せてご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、今週をはじめ今月は、どちらかというと今一つやる気が出ないというか、気力が伴いにくいときです。
しかし、取り巻く環境はそうもいってられない状況でもあるために、個人的な理想を目指して何とか活動せざるをえなくなります。
それを進められるかどうかは、実社会に通じるスキルや能力や技術といった、いわば現実的な実力や知識を持っているかいないかが重要なポイントになるときです。

One-Point ◆ もっと大きな観点からいえば、スキルや実力を持っているいないが問題ではなく、将来のために本物のスキルを身に付ける努力を今、しておくことが大切ということです。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、仕事面においてはともかく、今週はプライベートな面においては、一つの事柄の終わりと、再出発を図っていく立場にあるようです。
その内容は、本人のホロスコープ(出生天球図)によって異なってきますが、多くの場合、恋愛や結婚など愛情面に関することだったり、経済的な問題だったりと、自分が大事に思っている事柄に関することになりそうです。
そういった面では今週は、自分自身のあり方を現実的な面から見直す必要に迫られることになりますので、自己変革を視野に入れた考えを持つことが必要です。

One-Point ◆ ある面、多忙だったり順調な仕事が絡んでいるのかもしれません。こういった形での再出発は珍しいケースです。いずれにしても道は準備されていますので見つけ出してください。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、皆様がご存じのとおり昨今の人生期の中にあって、自分自身をしっかりと持たなければならないときです。
どちらかというと、厳しい環境にありながらも、楽観的な思いも持ちやすい時期なので、それゆえにこそ、しっかりとした判断による行動や意志決定が欲しいところです。
今の立場が厳しいからと、ある面やけっぱちや投げやりな気持ちになって、「結婚でもしようか…」といった逃げの気持ちで安易な道を選んだ場合、よほどの運勢を持っていないと結果、かえって厳しい環境が待ち受けることになります。

One-Point ◆ それがいけないというのではなく、むしろ、そこでどんな環境が待ち受けていようとも、もう一度、ゼロから、いわば雑巾掛けからやり直す気持ちがあれば、それもアリなのです。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、今月はやる気パワーや積極性が高まってくるときです。
それはいいことなのですが、相手とのコミュニケーションや関係のあり方に気をつける必要があります。
人によっては、クールといえばカッコいいのですが、いつもより情をなくして、相手に対して冷たく無関心に振る舞ったり、自分の価値観に合わせるように無意識のうちに相手に要求してしまうなど、マイペースとも自己本位ともいえるような言動を取りがちになりやすいので、注意が必要ということです。

One-Point ◆一方で、自分自身が謙虚な気持ちを持てば、周囲の課題に対して、調整役を果たしていくことができます。ただし、かなりの見識や実力、ならびに自制心が必要になりますが…。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、自分自身が今の現実の環境や状況の中で、どれくらい本物になっているかが問われているときです。
その度合いや自分のレベルによって、相手との関係が変化しますが、それも結局は、自分の態度や応対のレベルが本物かどうか試されることになってしまいます。
特に今週は、相手が気のある素振りを見せたとしても、安易に激情に駆られたり、剛腕といった極端な行動をとると、トラブルに結びつきやすいので慎重さが必要です。

One-Point ◆ 逆にいえば、対人トラブルが生じても、何とかうまく収めることができないこともありません。しかし、そのトラブルそのものや、原因や火種までは消すことは難しそうです。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、今週また今月は、内面か外面かはともかく、多くの人が考えや立場の変化を招来せざるをえなくなるでしょう。
先週のこの欄にも同じようなことを書いたのですが、そういえば、衆議院選挙で大敗した麻生首相もこの星のディレクションの下にあって、大きな立場の変化を受けました。今週はさらに現実化することになってしまいます。
ただし、表面的にとらえるのではなく、現実的な立場の変化はともかく、星の配置を見るかぎり、本人の成長や将来的に必要があって起こっていることを理解してください。

One-Point ◆ そういった意味においては、精神面における人生のターニング・ポイントにあるのが今の乙女宮に象意を持つ人々です。さっさと意識チェンジをしたほうが早いでしょう。

今週の星の動きを概説

様もご存知のように、8月30日投票の衆議院選挙においては、日本でも大きな「チェンジ」が起こりました。
先に「チェンジ」を促したアメリカも、また今回の日本も、「日本は何座宮?」に書いたように、国家の象意の一つに「水瓶宮」を持っています。
そのため、他の国よりも早く宝瓶宮時代の流れと共鳴しやすく、先駆けて宝瓶宮時代への方向転換が起きているようです。
未来予測=実際編」にも書いておいたように、現在は、双魚宮時代から水瓶宮時代への文化や体制に移行していく歴史的な大転換期にあります。
そこにおいて、これまでの「既成権力の崩壊」の星のディレクションに続いて、2006年からは「組織運営の変革」の大きな星のディレクションが始まっています。
特に、今年2009年からは「新旧混在と変革の2009年」にも書いておいたように、「宝瓶宮時代の意識の目覚め」の影響圏に入っていますので、それもあって早速、「民主党政権の誕生」といった国家レベルでの大きな「組織運営の変革」が起きたようです。
ご参照 → 「民主党 地滑り的圧勝の理由」。
しかし、これらはまだ、変革の序の口にすぎません。
別に恐れる必要はないのですが、なぜなら、「宝瓶宮時代の意識の目覚め」の星のディレクションは、その影響圏に入ったばかりで、まだ本番を迎えていません。
また、「組織運営の変革」にしても、今後15年以上も続く長〜い星のディレクションなので、もう一波乱、二波乱は、当然のように起こります。
要なことは、この「組織運営の変革」が、何も国家組織のみの星のディレクションに限らないということです。
経済界における法人(会社組織)や、社会における学校・教育など、また生活面における一般家庭にも、何らかの「組織運営の変革」やその影響は徐々に及んでまいります。
この「組織運営の変革」は、また、「第一次産業の変革」なども伴っていることをご理解ください。
このサイトをご覧の皆様であれば、宝瓶宮時代の方向や、家庭や個人が生きるべきライフスタイルなどを、一応、念頭に置いておくと、何かあったときに転換すべき方向を間違わなくてすむかもしれません。
ただし、歴史においては、一時的なものとはいえ、逆流が起きることもたまにありますので、その辺はご本人の責任と自由においてご判断ください。
て、今週の星の動きに話を戻しますと、いよいよ2009年の本番、冥王星を中心にした天王星と土星のTスクエア(90・90・180)のときを迎えました。
これは、現実における新旧の対立や、精神世界における現実との葛藤などを意味しますので、こういうときに船出をする「鳩山丸」は、既成組織との対立が多く、なかなか大変でしょう。
しかし、誰であってもどんな厳しい出来事にしても、今週は見える見えないとに関わらず、応援や進むべき道がありますので、感性や実力次第によって、絶妙な落としどころや腕の見せどころになります。
今週のポイントは、冥王星もさることながら、水星の逆行を加えた太陽と土星の乙女宮における三重合(0度)です。これが、冥王星や天王星とTスクエアを形成しているのは、上に述べたとおりです。
今週末9月18日頃には、この三重合に月が加わって四重合(多重合=マルチプル・コンジャンクション)を形成しますので、現実論と感情論とが入り混じった混戦になりそうです。
それは、新しい時代を切り拓こうとする現実面を含めた「チェンジ」への模索なので、前向きにとらえてまいりましょう。

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