宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.128 / 2009.10.12 〜 10.25

●西洋占星術と宝瓶宮時代の新しい西洋占星術=宝瓶宮占星学による今週の運勢=星のディレクションをお届けしています。
※2009年10月10日アップ

今週の主な星の動き

今週は、15日に金星が天秤宮に入宮、17日に火星が獅子宮に入宮、23日に太陽が蠍宮に入宮、木星は水瓶宮の17度で順行に転じます。
今週前半は、乙女宮から天秤宮に移動する金星・乙女宮28度の土星の合(0度)対して、冥王星が山羊宮1度でスクエア(90度)をとり、天王星が魚宮23度で衝(180度)をとります。
アスペクトの許容度数にもよりますが、Tスクエアは形成されません。
この衝に対して今週前半は、蟹宮の火星が調停(60・120・180)の座相を投げかけます。
週の後半には、金星はこれらのアスペクトから抜けていきます。
一方、火星と太陽は矩(90度)をとり続け、その太陽は今週前半、水瓶宮で合をなす木星・海王星と三分(120度)、後半には太陽に替わって水星が三分をとります。
太陽は今週、冥王星と六分(60度)です。
火星を除いて、すべての星がほぼ天秤宮から魚宮の後半のサイン(宮)に集中するバケット・タイプのホロスコープが今後、数か月間、形成されます。
※注) ここで「今週」という言葉は、1週間ではなく2週間分を指して使っている場合がありますのでご了承ください。

※最下段の「今週の星の動きを概説」も併せてご参照ください。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、今週は最初に象意を持つ人とそれ以外の天秤宮に象意を持つ人とでは、星のディレクションが異なってきます。
天秤宮の最初に象意を持つ人は、組織や人間関係に変化があったとしても、新しい出会いによってすぐに友好関係が結ばれますが、トラブル含みになりがちなのでご注意ください。
一方、一般に天秤宮に象意を持つ人は、前向きに夢をもって進むことができます。情報収集をしたりインスピレーションによってビジョンを得たり、仕事や社会活動で能力を発揮していける週です。

One-Point ◆ 今週、多くの星のディレクションを受けているのが、天秤宮に象意を持つ人々です。周囲の人々や状況に振り回されず、自分の意識をしっかりもって判断しなければなりません。

《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、理由は人それぞれですが、心身の葛藤が生じやすくなります。現実をしっかり見据えて動静を決めなければなりません。
一時的か持続的かはともかく、何かを失うことによって心の痛手を受けるケースや、仕事や社会活動のトラブルによって悩みが生じるケースなどさまざまです。内心穏やかではいられないことが起こりやすいでしょう。
それがいちがいに悪いということではなく、逆にそのことによって、果敢に挑戦していく気持ちになれたり、新しい自分に変わるなど、成長していくことがうながされることになります。

One-Point ◆ やや大袈裟にいえば、公私ともに今週のキーパーソンとなるのが蠍宮に象意を持つ人です。それは社会の現実面においても、また自分自身の内面の精神面においても同様です。

《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、今週から今後数か月間は、自分と周囲に対する時間配分や意識配分といったバランス感覚が重要になります。
わかりやすくいえば、自分自身のことに意識や関心を持ちやすいときですが、その一方で、協同者やパートナーといった相手や周囲との交流や関係が高まって、ポイントとなる運勢期に入っていきます。
逆な言い方をすれば、自分自身にのみ意識や関心を向けても、また周囲の人々との交流に振り回されてもダメなので、しっかりと対人関係を発展させつつ、自分自身に跳ね返らせなければなりませんし、また、それを周囲へのレスポンスに発展させていかなければなりません。

One-Point ◆ どちらか一方に偏るほうが簡単で楽ではあっても、それは安易に流れてしまい運勢を逃していることに気づく必要があります。周り中心くらいの気持ちがちょうどよいときです。

《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、そろそろ人生の活動期に向けての準備を、今週の星のディレクションを機会に始めていくとよいときです。
これまでに蓄積された知識や情報、人によっては技能や技術が、今週は上位者や周囲の人々に評価されたり必要とされて、社会的な活躍に結びつきやすいときです。
重要なのは、それが今週や今月だけの一時的な「幸運」に終わるのか、それとも実力が認められて、重用されていくキッカケになるのかは、これまでに蓄積された実力次第だということです。

One-Point ◆ もし、本物の実力が培われていなければ、「幸運」は、逆に評価を下げる結果につながって、試練期に結びつきかねません。普段から精進努力してきた人にはチャンスのときです。

《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、とくに後半に象意を持つ人をはじめとして、前向きにビジョンをもって歩むことができます。
情報やインスピレーションにも恵まれますので、実際の行動はともかく、精神活動の面においては充実していける週になるでしょう。
しかし、情愛面にかまけて怠惰や自堕落な行為に走ると、気づかないうちにやるべき社会的な責務を見失って、見えずともトラブルを招いたり、後の火種ともなりまねませんので重々ご注意ください。

One-Point ◆ 気分的に幸運期だとしても、実態がそれにともなうとはいえないときです。むしろ気分を引き締めて、自分の責務に忠実に、やるべきことを行なう意識や見識が求められています。

《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、実状はともかく、見えない世界や運勢上においては、社会的な活動期を迎えています。
それは先ごろのように世俗的な権威や権力を得るという意味ではありませんが、むしろ自分の実体に相応した社会的な活動の人生期という意味において、自分らしさを備えた自己実現のはじまりです。
いずれにしても、人生上の大きな転換期はピークは越えて、残務整理や事後処理を行なって、自分らしさの扉を少しずつ開けていくことになるときです。

One-Point ◆ そういった意味で今週は、将来ビジョンを得やすいときです。また情報も集まって、構想だけでなく具体的な肉付けもしやすくなります。今週はとくに内面の感性を大切にしましょう。




今週の星の動きを概説

初に、今週の星の配置をまとめておきます。
おおまかには、蟹宮の火星を「取っ手」として、その他の星すべてがほぼ反対側の半球に「ボウル」のように集まる星の配置になっているので、バケット・タイプというホロスコープが形成されます。
一般に西洋占星術では、このタイプは「取っ手」にあたる星が全体を目的化するといった解釈がなされますが、要はその星と全体の星のアスペクトの問題です。
とえば、今週10月15日の星の配置でいえば、蟹宮の29度に火星。天秤宮の直前の乙女宮28度に土星、その天秤宮には金星、水星、太陽、ケレス。山羊宮1度に冥王星。水瓶宮で木星・海王星の合(0度)、魚宮に天王星があります。この関係をひもとくと、要は2グループになります。
つは、火星・ケレス・冥王星のいわば「蠍宮グループ」。火星とケレスは矩(90度)、火星と冥王星は転(150度)、ケレスと冥王星は六分(60度)です。
もう一つは、その他の星たちで、広い意味で「水瓶宮グループ」になります。
これは三分(120度)の本意がわかれば見えてきますし、魚宮の天王星と水瓶宮の海王星は、お互いの共鳴星が相手のサイン(宮)にあるミューチュアル・リセプションなので、いずれも水瓶宮と共鳴関係にあります。
れが意味するところは、それぞれの分野でさまざまですが、昨今の政治の世界においては、亀井金融郵政担当相と、鳩山首相グループを想起してしまいます。
亀井静香氏は、こりん星人のゆうこりんと同じ11月1日の生まれで「蠍宮」。
一方、鳩山首相は、かつて紀元節といわれた建国記念の日と同じ2月11日の生まれで「水瓶宮」です。
今週の政治の動きは、この二人がキーマンになるかも…。
治向きの話はさておき、今週末は、良し悪しはともかく、愛情や官能が刺激されやすくなるときです。
もちろん全員ではありませんが、早ければ週初めからそういった動きが出はじめますので、芸能界にかぎらず、身近な会社関係や、中には家庭内において、愛情問題が話題にのぼることが多くなるかもしれません。
なんて話題にしていたら、実は自分や相手が当事者だったりする場合があったりして、いいんだか悪いんだか…。いい人生経験になれば、それもやみくもに否定はできませんが、立場によっては節度を考えたほうがよろしいようで。

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