宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

基礎編A#1 占星学の黎明
― 白羊宮時代の「天体観測」 ―

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占星学は白羊宮時代に「天体観測」からはじまった

この記事は「奥義講座」の序「基礎編A#1」を特別公開したものです。
一部抜粋で、WEB向けにリライトしています。
「Astrology is FAKE」(西洋占星術は偽物)といった主張が見受けられる今日、本来の「占星学」はどのようなものなのでしょうか。


●第1稿 : 2021年10月 7日アップ


《 序「基礎編#1」は一般的 》

今から宇宙と人生(人類歴史と日常生活)にかんする重要な話をします。

かといって、宗教のお話ではなく、こむずかしい物理科学のお話でもありません。

宇宙この世界をつらぬく「数理法則」によるホロスコープ・リーディングの奥義のお話です。

ホロスコープの語源は「ホロス・コポス」で、“時の見張り人”といった意味です。

人類文明が芽生えた古代メソポタミアのチグリス/ユーフラテス両河川にはさまれた肥沃な三角地帯(穀倉地帯)は、毎年の氾濫に悩まされていました。

王に仕える高度な知的集団のカルデア人は、東の地平線上にのぼる星を長年、天体観測し、記録し続けてきたことから、宇宙の星の動き(配置)によって、氾濫の時期を予測しました。

One-Point ◆ これが「カレンダー」の由来です。日本でも、今では「カレンダー」を見るだけで、そろそろ梅雨だなとかわかります。天体観測を続けたカルデア人は、「カレンダー」の語源となったのです。

《 占星学的な時代区分 》

ちなみに、白羊宮(はくようきゅう)というのは、「牡羊宮」(おひつじきゅう)の古典的名称で、白羊宮時代(はくようきゅう じだい)は、「占星学的な時代区分」の一つです。

占星学的な時代区分というのは、「春分点」の移動によって、約2,160年(計算値)ごとに変わります。

12サイン(宮)と同様に12種類あります。

通常の12サイン(宮)の順番とは逆順に進んでいきます。

なぜなら、「春分点」の移動が通常のサイン(宮)とは逆方向に進んでいくからです。

くわしくは、いずれお話させていただきます。

One-Point ◆ 単純に「春分点」が約72年に1度ずつ戻るとして、一つの「占星学的な時代区分」は30度の幅なので、それぞれ約2,160年(計算値)で1つのサイン(宮)を移動していくことになります。

《 占星学(術)の12サイン(宮) 》

もちろん、これは占星学的な時代区分のタイム・スパンで、通常、太陽が1つのサイン(宮)を通過していくタイム・スパンは、ご存じのように1か月ほどです。

ということで、白羊宮時代(牡羊宮時代)に発祥した占星学は、次の「魚宮」(うおきゅう)の古典的名称「双魚宮」(そうぎょきゅう)にちなむ「双魚宮時代」(そうぎょきゅう じだい)を経ました。

そして、2,160年(計算値)以上が経った現在は「平成」に元号が変わった1989年以降、「水瓶宮」(みずがめきゅう)にちなむ「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)にあります。

ご認識いただきたいのは、かつて太陽の通りみちの「黄道上」に定められていた、12星座の位置や幅(広さ)と、占星学(術)の12サイン(宮)の位置は関係がないことです。

星座名を流用しているだけだからです。

今日では、黄道上には13星座(12星座+へびつかい座)が定められており、その“座”(Constellation)と、占星学の“宮”(Sign)とは別物です。

One-Point ◆ 占星学の12サイン(宮)は、毎年の「春分点」の位置を起点に、黄道上を正確に30度ずつに12等分されたものなのに対し、空の星座は地上から見える星を人間が勝手につなげて妄想した、バラバラな幅をもつからです。

《 なぜ誤まって星座名? 》

これは、「占星学」またホロスコープの、“基礎中の基礎”のお話です。

西洋占星術師はともかく、この“基礎中の基礎”をご理解されていない「西洋占星術研究家」や「西洋占星術学者」もいらっしゃいますのでご注意が必要でしょう。

占星学上の呼称は、正しくは「〇〇座」(Constellation)ではなく、たとえば「牡羊座宮」や「牡羊宮」また「魚宮」さらには「水瓶宮」などのように、「サイン=宮」(Sign)で呼ぶのが正しいのです。

にもかかわらず、旧来からの慣習なのか、誤ったまま星座名で“おひつじ座”とか“うお座”とか“みずがめ座”といったように、いまだに星座名で呼んでいます。

One-Point ◆ 宝瓶宮時代の「占星学」が新しくはじまる今こそ、間違った悪習を改めるチャンスだと考えます。宝瓶宮時代がはじまった今日、本来の「占星学」に戻すチャンスのときです。

《 ご提案をひとつ 》

一般のかたや西洋占星術師はともかく、事実を知っているはずの「西洋占星術研究家」や「西洋占星術学者」が改めないのはなぜでしょう。

世間的には権威とうつる肩書だけに、ひどい言い方ですが、「ウソつき」また「資格なし」と言われてもおかしくはありません。

ウソをつかないことが「誠意」だからです。

ご提案をひとつ。

もし、これまで“座”と呼んできたものを「宮」に変えるわずらわしさを感じるのなら、次のようにされてはいかがでしょう。

占星術や占星学またホロスコープのお話だとわかっていれば、“座”も「宮」もつけずに、「牡羊」、「魚」、「水瓶」だけでも充分につうじます。

ウソを教えたり間違えるよりも、そのほうがいいのです。

One-Point ◆ 実際、英語圏のAstrology Siteなどをみると、正式には「Sign」をつけていますが、通常は、Constellationも Signも省略したサイトを見かけます。以上、一部抜粋とリライトして序となる「基礎編#1」の内容をご参考にお届けしました。

《 150年ほどの歴史 》


占星学は、白羊宮時代に「天体観測」として発祥しました。

次の双魚宮時代に古代ギリシャの世界観をともない、パーソナルな「古典占星学」として体系化され、世界に広がりました。

しかし近年、19世紀中頃の「海王星」の発見にともない、古代ギリシャのの「占星学理論」を捨てて“占い”に特化したオカルトチック(神秘的)な今日の「西洋占星術」へと変容してしまいました。

西洋占星術は占星学の主流ではなく、似て非なる「FAKE」(偽物)であるというのは一理があったのです。

今日、日本で「Astrology」と訳される「西洋占星術」の歴史は150年ほどしかなく、本来のAstrologyことメソポタミア文明が発祥した古代オリエントより4,000年以上の歴史をもつ占星学とは似て非なるものだったのです。

One-Point ◆ 宝瓶宮時代の新たな占星学理論「数理法則」による「ホロスコープ・リーディング」をご紹介するのが、「宝瓶宮占星学の奥義講座」です。そのご紹介は漸次、行ないます。




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