宝瓶星学 ―宝瓶宮時代の新しいアストロロジー―

皇室典範をリーディング:後編
[意図と日本の運命]
― 明治新政府とGHQ ― 

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明治新政府の意図が生んだ戦争とGHQの意図に反した日本の繁栄

●第1稿 : 2026年4月25日アップ


明治新政府による「皇室典範」と、敗戦後に日本を統治したGHQのもとで改訂された昭和の「皇室典範」には大きな違いがあります。

文言や政治向きのお話はともかく、ホロスコープを見ればその違いが一目瞭然です。

明治の皇室典範からは、国威発揚と海外進出が読み取れます。

昭和の改訂皇室典範の意図は、天皇を権力から切離して、日本の国威を削ごうとするものですが、逆に日本の高度成長やプレゼンス(存在感、影響力)が運命づけられていました。

ただ、いずれも“宗教”や“祭祀”を象わす「海王星」の“美しい象意”が天皇を象わす星と関わっていて、天意は損なわれていません。

《 ホラリー・チャート「皇室典範」明治編 》

皇室典範のホロスコープは「皇室典範をリーディング:前編」をご高覧ください。

明治の「皇室典範」が実際に効力を発揮しはじめた施行日(公布即施行)、1889年2月11日午前0時のホロスコープです。

夜中なので、水瓶宮の「太陽」は当然、ホロスコープの最下点、IC(イムン・コエリ=北中点に合(コンジャクション=0度)です。

このときASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)は蠍宮で、共鳴星の「冥王星」は双子宮、第7ハウス(室)、これらが皇室典範を定めた明治新政府の意志や意図を象わすものになります。

「冥王星」は「海王星」を合(コンジャクション=0度)としており、「木星」を上三分(アッパー・トライン=120度)としているところがその真骨頂です。

かなりのイケイケ状態が読み取れ、明治新政府は天皇に“宗教的権威”(冥王星&海王星)を意図しており、後の太平洋戦争につながる大日本帝国の“海外進出”(冥王星△木星)が象わされています。

One-Point ◆ 特筆すべきは、「太陽」や「月」と三分=120度をとる「天王星」と、カルミネートの星「土星」を共鳴星とする「MC」(Medium Coeli:メディウム・コエリ=南中点)を底辺に、「火星」を頂点とするYOD(ヨッド=60/150/150度)が形成されていて、その後の日本が否応なく戦争に進んでいくことが象わされています。


《 GHQのための皇室典範改訂 》

事実、歴史を振り返れば、明治の「日清戦争」「日露戦争」と、昭和の「太平洋戦争」(大東亜戦争)が勃発しています。

対戦国はいずれも大国で、小国ながら「天運」を持つ日本は、前2者の戦争に勝利します。

しかし、“世界の自由民主主義を守る”という「天命」を持つアメリカに対しては、当然ながら戦争には負けました。

ですが「天運」が日本にある以上、その源となっている天皇の護持には成功しており、皇室典範が改訂されたあとの今日も続いています。

先の戦争で死をも恐れない日本軍の強さを分析したところ、その一因が“現人神”天皇への崇敬にあることが分かり、二度と戦争を起こさないように現日本国憲法とともに皇室典範が改訂されています。

戦後の「皇室典範」の改訂は、天皇や日本国民のためではなく、GHQのために行なわれたことがホロスコープから読み取れます。

One-Point ◆ 当該ホロスコープでGHQ側はASC=上昇点の山羊宮26度で象徴されています。その共鳴星「土星」がGHQ自身を象徴します。「土星」はなんとASC=上昇点に衝(オポジション=180度)で、DES=下降点に合=0度なのですが、その意味は“自作自演”や殺人事件なら自分で自分を害する“自殺”を象わし、結局、GHQのための改訂です。


《 GHQの意図とは異なる天意 》


●アジアで初めての東京オリンピックの直前に開通した東海道新幹線は戦後日本の発展のシンボルでした。

昭和の改訂「皇室典範」のホロスコープで、天皇や皇室側は蟹宮26度のDES=下降点で象徴されています。

その共鳴星、天秤宮10度の「月」によって、戦後の天皇や皇室の立場が象わされます。

「月」は通常の象意では“一般大衆”や“庶民”等々を象わします。

つまり、GHQは天皇や皇室を一般人と同じにしようと改訂したのです。

しかし、“現人神”とまでは申しませんが、歴史を通じて培われてきた天皇への崇敬は、そのような人為でどうこうできる天運の源ではありませんでした。

当該ホロスコープで天皇を象徴する「月」は、「海王星」を合=0度とし、「天王星」を上三分=120度とし、「金星」を衝=180度として、見事に戦後の日本を象徴しています。

One-Point ◆ 初期の記事ですが、「日本は何座宮」をご参照ください。日本の民族性は「魚宮」(海王星)、日本の国体は「水瓶宮」(天王星)、戦後日本の現体制は「牡牛宮」(金星)と見事に関連しています。天皇や皇室を一般人に貶めようとしたGHQですが、天運を伴なう“天意”は異なっています。


《 戦後日本の繁栄を象わす 》

戦後の改訂「皇室典範」のホロスコープには、その後の日本国の運命が象わされています。

GHQの目論見どおり、かつての“現人神”(海王星)から、“誤魔化すことのできない現実”を象わす「土星」に象徴される「人間天皇」になったのです。

DES=下降点は「土星」を合=0度として現実的な人間天皇を象わしていても、DES=下降点「蟹宮」の共鳴星「月」にはやはり「海王星」が合=0度を取っているためです。

天皇祭祀の継続を象わすと同時に、それを続けられる天皇である以上、「冥王星」との合=0度ではないので“現人神”とはなりえませんが、逆に同じ人間として引き続き崇敬される人間天皇が象わされています。

ほかに目を転じると、「月」は「冥王星」と三分=120度の「金星」と「火星」を衝=180度としており、パワフルな人間天皇でありつつ相手や周囲の意志や立場を配慮されることが象わされています。

One-Point ◆ 「西洋占星術」で「星は強制せず、示唆するのみ」という言葉があります。結果はともかくとして、個々人においてはそういえます。しかし、人類歴史の全体的なデレクション(運勢変化、時代変化)となると、個々人が歴史の大河の流れに逆らうのは、かなりの無理が生じますので、“示唆するのみ”とは言い切れないのも事実です。


《 「MC=南中点」を頂点とするYOD(ヨッド) 》

もう少しご説明をいたします。

改訂「皇室典範」が象わすのは、有り体に言えば戦後日本の“高度経済成長”や、宝瓶宮時代の実働社会における今後の“プレゼンス”(存在感、影響力)です。

「火星」と「天王星」を底辺として、「MC=南中点」を頂点とするYOD=60/150/150度が形成されていることから、それが分かります。

「火星」は「冥王星」を三分=120度として底知れぬ“行動力”(活力)を戦後の日本が秘めていることを象わし、「天王星」は、天皇や皇室を象わし、通常は“一般大衆”を象わす「月」と三分=120度をとってスムーズな象意の関係性を結んで、宝瓶宮時代の実動社会における称栄(いやさか)が象わされています。

結局、宝瓶宮時代の実働社会が始まっていくほど、対外的に国際社会に影響をもたらす天皇また日本になっていきます。

One-Point ◆ 戦後や今後の実動社会の日本の運命までもが改訂「皇室典範」のホロスコープに象わされているのは驚きました。かつて、焼け野原から世界第2位の経済大国へ発展したことや、その水脈を湛えつつ今後の実働社会においても天運を伴ない、「ジャパン イズ バック」よろしく“霊識国家”たる日本の世界的なプレゼンス(存在感、影響力)が顕現していくことになります。






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