宝瓶星学 ―宝瓶宮時代の新しいアストロロジー―

皇室典範をリーディング:前編
[明治と昭和]
― 愛子天皇を視野に進む改正 ― 

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2つの「皇室典範」の意図と狙いの明確な違いが読める

●第1稿 : 2026年4月23日アップ


男系を規定した「皇室典範」ができたのは、大政奉還後、明治になってからです。

さらに昭和になり、敗戦によって現日本国憲法に規定されて始まった皇室典範も、明治に定められた男系を引き継ぎました。

その意義や意図はともかく、明治と昭和それぞれの皇室典範のホラリー・ホロスコープをリーディングしてみました。

「海王星」発見直後の明治の御一新の動きは、日本を近代化に導いた面もありますが、“事実誤認”や“勘違い”が多いので、今日、検証が必要です。

政治向きや学術的なことはともかく、天運を伴なう日本に働く天意はどうだったのか、明治と昭和、2つのホロスコープから見てみました。

《 明治の「皇室典範」の施行 》


●施行は大日本帝国憲法が発布された明治22年(1889年)2月11日、ここでは午前0時に設定しています。

明治は日本の歴史変化の中で特殊です。

現代人は逆です。

明治日本の近代化の延長の中で育ち、敗戦があったとはいえ、明治の皇国史観(日本書紀史観)の影響を色濃く受け残しています。

いずれにしても日本が幸運だったのは、明治天皇、昭和天皇、今上天皇と、時代の状況は異なりますが、偉大な天皇に恵まれたことです。

One-Point ◆ 天皇は権力を持ちません。共産主義者は天皇を“支配権力”のように考えて天皇制の打倒を言い募りますが、完全な“事実誤認”です。武家政権の時代、天皇自らが権力を掌中にしようとした有名な「建武の中興(新政)」は、わずか3年で潰えています。


《 戦後の「皇室典範」の改訂 》


●敗戦後、天皇の戦争責任を視野に進駐してきたGHQは、皇室の弱体化に留め「皇室典範」を改訂しました。

上掲は敗戦後、日本国憲法とともにGHQのもとに改訂された「皇室典範」施行時のホロスコープです。

GHQの意図が明確に象わされているのはもちろん、今後の宝瓶宮時代の実働社会(活動)において、日本のプレゼンス(存在感、影響力)が示されていることに驚きです。

戦後、天皇は国民精神の規範となってきました。

どなたが天皇に相応しいと認めるかは、国民が一票を投じて当選した国会議員といえども、民の総意を考慮しなければなりません。

「愛子天皇待望論」が高まる今日、「霊識開元」の複合ディレクションまた“既存権力の崩壊”のウラ・ディレクションの本格化に伴ない、皇室典範の改定を含めた調整が急ピッチで行なわれています。

One-Point ◆ 日本国憲法第1条に天皇は「日本国・国民統合の象徴」であり、その地位は「主権の存する国民の総意」に基づくと定められています。国民の総意が奈辺にあるのか、次期天皇の意を問う選挙が行なわれてもいいほどですが、お気持ちを考えれば、国会議員が民意を正しく推し量るべきでしょう。また国民もご自分なりにでも意見を発信するときです。


《 リーディングの方向性 》



●今年2026年4月20日「皇室典範」の改正を今国会で進める“国民大会”が超党派で開催されました。

上掲の2つのホラリー・ホロスコープの解説です。

明治の施行は、「明治新政府」によるものなので、新政府の“意志”や狙いが象わされています。

一方、昭和の皇室典範は、戦後GHQのもとで策定されたものなので、彼らの“意志”や意図が象わされています。

次回の「後編」で解説する予定ですが、すでに日本の発展(高度成長)やプレゼンス(存在感、影響力)の高まりが象わされています。

それはともかくリーディングを行なう前に、2つの「皇室典範」の「1数=時間(意志)」の違いを明確に押さえておかねばなりません。

パッと見、何を象わしているのか分からないホロスコープに思えるのは、“意志”が分からないと「リーディングの方向性」が定まらないためです。

One-Point ◆ ホロスコープってそういうものです。ネイタル(出生天球図)の場合は、最初からハッキリしていますので、意識する必要はありません。ですがホラリーは、事件の犯人であれ、イベントの主催であれ、宇宙歴史的な天意であれ、その“意志”が現実化した瞬間のホロスコープなので、そこを大前提にリーディングを始めるご認識を欠かせません。


《 「海王星」による天皇“現人神” 》

上掲の2つのホロスコープは、その違いが明確に象われています。

明治新政府(最初のホロスコープでは「冥王星」によって象徴されています)は、天皇また皇室を「海王星」が象わす“形而上世界”すなわち“雲上人”へと祀り上げ、キリスト教の三位一体の神に倣って「現人神」(あらひとがみ)にする狙いがあったことが分かります。

理由は当時、追いつき追い越せとモデルにした西洋文明の根底に、キリスト教があることを理解していたためです。

明治維新(1886)は「海王星」の発見から40年しか経っておらず、近代スピリチュアリズムや新興宗教など“まだ見ぬ理想”を象わす「海王星」の初期の象意が日本はもちろん全人類を覆っていた時代です。

西洋文明の根底にある「神」(創造神、聖霊、イエス:三位一体の神=神学論)にあやかるため、和魂洋才をもって日本も同様に“神”(現人神)を中核に据えて発展を図ろうとしたことがリーディングできます。

One-Point ◆ 日本での根幹となったのが「国家神道」です。キリスト教の正典(教典)の『聖書』に当たるのが『日本書紀』です。国家神道の御祭神は皇祖神「天照大御神」との御裁可を仰ぎ、そこに始まる万世一系の天皇を「現人神」として始まったものです。現代人にとって縁遠いのは、戦後、GHQの国家神道解体や皇室典範の改訂によって否定されたからです。


《 「土星」による人間天皇 》

昭和(戦後)に改訂された後者の「皇室典範」をリーディングすると如実に象わされています。

“誤魔化すことのできない現実”を象わす「土星」によって、人間天皇が象徴されているのです。

前者の“美しい想い”はあるけれども“宗教”や“事実誤認”また“欺瞞”(ウソ)を象わす「海王星」に象徴された“新人神”の天皇から、戦後は地上のシビアな“誤魔化すことのできない現実”を象わす「土星」に象徴された“誠実”な人間天皇です。

なぜそのようなことがホロスコープから分かるのか。

“占い”ではなく、「1数=時間(意志)」をはじめとして、「2数=空間(実体)」「3数=人間(関係)」の「基本三数」によって、時空を超越した“宇宙波動エネルギー”との共鳴関係を伴なって、動じ静じている宇宙この世界また人類歴史社会だからです。

個々人の自由な意志を考慮する必要がありますが、宇宙この世界の根幹法則「基本三数」をポンポンポンとホロスコープ当てはめれば、アラ不思議、誰にでも作用や方向性がリーディングできます。

と、長くなりますので、続きは後日アップいたします「後編」をご高覧ください。

One-Point ◆ 「基本三数」をDES(Descendant:ディセンダント=下降点)などに当てはめて解釈すればいいんです。明治の皇室典範では、ASC=上昇点(蠍宮)の共鳴星「冥王星」が「海王星」に合(コンジャクション=0度)で“宗教化”をもたらし、逆に昭和の皇室典範では、ダイレクトにDES=下降点に合=0度の「土星」によって“現実化”がもたらされ、「人間宣言」を前年になされています。ホロスコープから何を意図した「皇室典範」か「宇宙法則」によって分かります。






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