宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

宝瓶宮時代の防衛システム
― 「安保法制」本当はどうなの? ―

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なにかと騒がしいシリアにかかわる昨今の国際情勢です。
日本の「安保法制」を含めて国家の安全はどうあるべきでしょうか。
軍事防衛システムにおいても、宝瓶宮時代の「共鳴関係論」が必要です。

天王星との共鳴 :「サイバー」「宇宙」「友愛」「電子」

宇宙の軍事衛星は、衛星どうしはもちろん、地上の司令塔や基地をはじめ、偵察機や戦闘機や爆撃機、またミサイル、海上の空母や護衛艦、さらには地上の戦車や部隊ともネットワークを組んで、インターネットによる軍事防衛にあたるシステムの要ともなっています。


●第1稿 : 2015年11月28日


宝瓶宮時代がはじまることによって軍事防衛システムは大きく様変わりしました。
20世紀の意識のまま、戦争や防衛また国際関係をとらえると、事実がみえてこなくなります。
安保法制もそうですが、「共鳴関係論」による宝瓶宮時代の軍事防衛システムのあり方を知らないと、反対でも賛成でもいいのですか、正しい判断ができません。

《 天王星と軍事防衛 》

「戦争は、最新兵器もあるけど、最後は肉弾戦だよ」
?????
無意識のうちに、いまだにそう信じ込んでいる人もいます。
個人による銃撃戦や肉弾戦は、先の双魚宮時代の「対立二元論」による戦争のお話です。
20世紀まで、正確には1989年までの双魚宮時代を締めくくる2つの世界大戦とその後の東西冷戦の記憶が、歴史ドキュメンタリーや戦争映画などで記録されて残っているからでしょう。
現代の戦争も、同様に人と人とが「肉弾戦」を繰り広げるかのようにイメージしている方がいます。
それは途上国どうしの戦争や、国をもたないテロリストのお話です。
国家間の戦争が、もし現在、起こるとすれば、それは宝瓶宮時代らしくテレビゲームのように「電子戦」になり、戦闘よりも未然に戦争を防いで、いかにアタック(攻撃)からのディフェンス(防御)を図るかが、最重要テーマになります。
というのも、GPSを使った電子誘導システムや赤外線探知システムを備えた最先端のステルスミサイルなど、破壊力が劇的に高まった現代の電子戦では、1発受ければほぼ終わりだからです。
宝瓶宮時代に共鳴する天王星は、コンピューターによるIT技術やネットといった「サイバー空間」、また広大な「宇宙空間」、そして「友愛精神」(和、絆)をはじめ、「電子(電波)」に大きくかかわります。
なので戦争や防衛システムも必然的に、「ネット空間」や「宇宙空間」また「友愛精神」をベースに行なわれる「電子戦」が最先端になります。
実際、「インターネット」技術は、軍用からはじまりました。
それを一般向けに活用したのが俗にインターネットと呼ばれているホームページなどを公開し閲覧できる「ワールド・ワイド・ウェブ」(ネット)です。
今後の軍事防衛のシステムは、「肉弾戦」は時代おくれで、実際に戦争がはじまった場合、ネットをつうじて相手の電子システムを「サイバー攻撃」してマヒさせたり、「宇宙軍事衛星」を使えなくしてしまうなど、天王星が象わす分野を無能化させてしまえば「勝ち」です。
どんな最新兵器であっても、電子システムをマヒさせてしまえば、性能を100%発揮することができなくなってしまうためです。

One-Point ◆ 軍事防衛にかかわる技術は、はるかに最先端です。もちろん「民生」から「軍事」に転用された最先端技術はありますが、だいたいは軍事から民用に展開されます。身近なところではカーナビや自動ブレーキ・システムなど電子システムや、素材の多くは軍事技術が民生化されたものです。軍事防衛システムは、「スーパーコンピューター」が当たり前の世界で、そこでは想像以上の開発競争が展開されています。


感情で動けば国家は混迷する

●戦後、日本人はGHQ(占領軍)の「洗脳プログラム」によって、戦争は「悪」だと刷り込まれました。
それだけではなく、「国家」を考えることも、国家を守る「軍事防衛」さえも正しくないと、洗脳プログラムを遵守した朝日新聞などのマスコミや、親ソ親中の左翼的日教組による学校教育によって、かつては刷り込まれ、少なからず「判断」を誤ってきました。
本当に軍事防衛は「悪」でしょうか。
問題は、戦争を避けることは必要ですが、国家を守り戦争を避けるための「軍事防衛」までも「悪」だと短絡的に感じてきたことです。
具体的には、つい先ごろまで自衛隊もそう考えられてきました。
戦争や軍備に関心を持たないのはかってですが、「戦争を避ける」ことを現実問題として考えないのは、国民として片手落ちです。
なぜなら、国家によって国民の自由と存続は守られているためです。
こういう話があります。
戦場で銃弾を受けて、自分のキズを客観的に見れる者は、生き残る確率が高いというお話です。
同様に、国家や軍事防衛から目を背けて、なんでも感情で忌避して目を背け、必要な現実から逃げていると生き残れません。
感情はよいですが、主観的な感情だけではなく、事実を客観的に見つめて、彼我の違いを知って対処していくことで、自らの自由と安全を手にしていくことができます。

《 スパコン、サイバー、衛星 》

どこかのシロウト政権の元タレント議員が、財務省に踊らされた「事業仕分け」とかいったパフォーマンスで、「2位じゃダメなんですか」という迷言を吐きました。
各国が国家のプレゼンスや威信をかけて、必死で「スーパーコンピューター」のトップ争いや「宇宙開発」競争をしているのは、それがそのまま「軍事や防衛」さらには「経済や外交」に結びつくからです。
だから2位じゃダメなんです。
1位をめざしていかなければ、足元を見られてしまいます。
とくに「専守防衛」の日本は、最先端のコンピューター技術があってこそ、高度な防衛システムによって国を守れる姿勢を示すことができます。
かの攻撃的な国も、優位に立とうとほかの国から技術を盗んでまでシノギをけずっているわけで、もし攻撃力とスーパーコンピューターの2つとも日本が負けた日には、防衛できません。
なので日本は「スーパーコンピューター」でトップに立って、攻撃されても守れる電子防衛システムを築けることをみせておかなければならないのです。
さらには、そういった技術開発のおかげで、私たちが使うパソコンも急速に高性能化し、値段は逆に下がっている一面があります。
次に、IT技術やサイバー空間と同等に、「宇宙空間」も重要です。
攻撃も防衛も、宇宙空間の「衛星」なしには成り立ちません。
むかしからある「偵察衛星」はもちろんですが、「GPS衛星」をはじめ高度な軍事通信誘導衛星がなければ、最先端兵器や軍事防衛システムの効果的な運用が半減するためです。
なので戦争になった場合、まず「サイバー・アタック」と同時に衛星への攻撃「アンチ・サテライト」がターゲットになります。
そういったことから、アメリカは20世紀後半にスペース・デブリ(宇宙ごみ)がでないように700km以下の低高度での模擬衛星の破壊実験に成功していますし、現在は破壊よりも、確実にスペース・デブリがでない「目つぶし」に推移しています。
すると、中国も2007年に衛星破壊実験を行ないました。
しかし、配慮がないのか、知識がないのか、はたまた無神経なのか、850kmの高度の衛星を爆破破壊したために、残骸は地上に落ちず、大量のスペース・デブリとなって今も宇宙空間を漂っています。

One-Point ◆ 700km以上じゃダメなんです。すでにそういったシュミレーション兼デモンストレーションは行なわれており、宇宙技術開発は、そのまま軍事防衛に結びつきます。NHKは、「はやぶさ」の帰還を放送しませんでした。自国の宇宙技術を放送しない国営放送はありません。ちなみに平時に相手国の衛星を打ち落としたり破壊するのは、即「戦争」を意味します。そのため通常はもっぱら、見えない「サイバー空間」での電子戦が活発に展開されています。

《 「善意」がつうじないかの国 》

今年2015年9月25日に行なわれた米中首脳会談で、オバマは習近平に「サイバー攻撃」をやめるようにいいましたが、中国政府はやっていないとシラをきりました。
いくら人の目には見えない「サイバー空間」でも、電子の目には見えています。
証拠はつかんでいるのですが、オバマはこれまでリベラルに、「話せばわかる」と中国・習近平を考えていたのですが、そんな中国ではないことぐらい日本の良識派は誰でも知っています。
そういったオバマの「ソフト路線」が、「力」にものをいわせる覇権国家・中国やロシアを増長させていることに、「理想主義者」は気づかないのです。
世界の平和を実現するためには、相手の現実をみたプラグマティズムも政治の世界には必要です。
国家に守られ、善意がつうじる日本人どうしとの関係とは異なります。
国は誰も守ってはくれませんので、相手国に対する心優しい「善意」や思いやりには限界があります。
事実、思いやれば思いやるほど頭にのって、要求を突きつけてくるのがかの国々です。
それが国家間の関係を、いっそう悪化させていることに、多くの日本人はもはや気づいています。
独立した国家間の軍事防衛や外交を、顔が似ているからといって、日本人どうしの感覚でとらえると、間違うケースが日本の周辺国には存在している事実があります。
結局、オバマの「理想主義」(弱腰)が、逆に東欧、中東、南シナ海に紛争や緊張を招きました。
それが戦争に至らないとはいえないのです。
ですが、双子宮生まれ(太陽)の中国・習近平に、双子宮に月をもつオバマは、相性的にも「受け身」で接してきましたが、さすがに今度ばかりは「カチン」ときたようです。
無視されたら機嫌をそこねる獅子宮生まれ(太陽)の本領を発揮、今年春以来、軍から催促されても抑えていた南シナ海の「航行の自由作戦」をついにオバマ大統領は認めました。
まあ、世界最強、ダントツの軍事大国の余裕だったのですが、手遅れに近いギリギリのタイミングです。
これで終わりではなく、中国は挽回を図ります。
ですが、「2016年の運勢と基盤整備」で少し触れましたように、来年2016年3月末頃〜6月にかけて「習近平」は正念場を迎えていきます。
さて、なぜ中国が「サイバー攻撃」をアメリカをはじめ日本に盛んに仕掛けてきているのか。
こたえはカンタンです。
最先端の技術、しかも軍事防衛技術を盗むためです。
ごく一部で中国は最先端ではあるのですが、大半はモノマネのパクリです。
「数」は多いものの、日米の最先端の軍事防衛技術から比べれば、実は「ハリボテ」の兵器が大半です。
そのため、数少ない最新兵器を見せて威嚇し、ハッタリをかますことにかけては、「孫子の兵法」よろしく中国のお家芸です。
そういったハッタリで他国を威嚇し、自らへの攻撃を差し控えるように謀っています。
そういう現状です。
なので、そのハッタリに乗ったら、情報戦と心理戦で「負け」なのです。
どこまでが本当か、実力を見極めて、清々粛々と対処しなければなりません。
過小評価も過大評価もせずに、中国軍の現状をみれば、「数」に警戒は必要ですが、「質」と「錬」を加えて日本は「互角」(多分、空でイーブン、海では圧勝)ですし、アメリカは中国を「圧倒」しています。

One-Point ◆ 中国陸軍はともかく、空軍や海軍はお話になりません。先ごろ朝日新聞が「数では中国軍をあなどれない」とご丁寧にどこかの学者の言葉まで引用して裏づけとしたロイターの記事を掲載していましたが、「数では…」って、「質では劣る」と認めているようなものです。実際、現代電子戦は「数」ではなく「質」が重要です。第2次世界大戦の対立二元論の発想のまま戦争をとらえると事実を見誤ります。宝瓶宮時代は、共鳴関係論による「質」が結果を左右する軍事防衛システムです。たとえば、人の目は一度に複数の敵を相手にできませんが、電子の目は、複数の敵やミサイルを瞬時に識別して、個別に叩くことが可能です。「数」にこだわる朝日などのマスコミが、「安保法制」の判断を誤るのは当然です。


日本の重要な地政学的位置

●日本は孤立した島国…。
飛行機がなかった昔ならともかく、そうとらえたら、現代では間違いです。
もし、いまでもそう考えているとしたら、防衛上に重要な齟齬が生じていきます。
日本ほど世界で重要な位置にある国はありません。
大陸に目を向ければ、たしかに韓半島(朝鮮半島)はかつて最前線でしたが、世界的には空と海をつうじて、日本が要衝の十字路です。
世界の軍事大国はどこでしょうか。
アメリカを筆頭に、第2位のロシア、そして実力はともかく中国です。
日本は、その三国に接し、中間地にあるのです。
西は東シナ海を経て中国に接し、北はロシアに接し、南や東は太平洋を挟むまでもなく、国内にアメリカと接しています。
こんな国は世界にありません。
要は世界の「三大軍事大国」と国境を接しているのが日本なのです。
なので、もっとも軍事情勢に関心を持って当然です。
つまり、結論的に書けば、日本の自由と独立が、世界の平和維持に貢献していることになります。
その自由を担保しているのは、ご存じのように「日米安保」しかありません。
もし、ロシアや中国が日本を占領すれば、世界の平和は乱れ、日本が戦場になっていきます。

《 最先端の軍事防衛システム 》

上述しましたように、宝瓶宮時代における軍事防衛システムは、コンピューターの戦いです。
陸、海、空、宇宙、サイバー空間、すべて電子戦が明暗を分けます。
たとえば「ラプター」(猛禽類)と名づけられたアメリカ空軍のF22戦闘機があります。
模擬ドックファイトでは、一機も損なわず、相手機を全滅させたほどの空中戦では世界最強のステルス戦闘機です。
その目と頭脳と連携は、空飛ぶ「スーパーコンピューター」です。
しかも「複眼」です。
かつての空中戦のように、目視で戦うのは事情があって接近戦となった最後の手段です。
F22は最新ステルス機なので、レーダーでとらえられにくいことはもちろん、相手がレーダーでとらえる範囲のはるか遠くから、複数の敵機をいちはやく捕捉し、相手の射程距離の範囲外から同時に攻撃できます。
相手は、自分たちがF22に捕捉されたことも気づかすに攻撃を受け、何が起こったかわからないまま撃墜されます。
一例として書けば、F22戦闘機自体も「スーパーコンピューター」ですが、共鳴関係論の宝瓶宮時代よろしく、すべての味方機が、地上や艦船のレーダー、さらには宇宙衛星と連携し、情報を共有して、瞬時に相手を識別計算して攻撃できます。
どこまで機能するかは、相手の妨害の可能性もあり、実際にやってみないとわからない一面がありますが、少なくとも、いまだにロシア製のエンジンを買って搭載しなければ、自前でまともな戦闘機をつくれない中国はお話になりません。
それは海でも同様です。
アメリカは、空母を中心に世界最強の第7艦隊をもちます。
空母は、F22やF35など最新鋭ステルス戦闘機を搭載して防空にあたれるのはもちろん、対潜哨戒機や対潜ヘリ、海上にはイージス艦や護衛艦また掃海艇、見えない海中には原子力潜水艦、宇宙には軍事衛星がセットになって、連携してバリアーを張っています。
単独で動いているようにみえても、そうではなく、いち早く敵の動きやミサイルを探知できる態勢を維持しながら、防衛と攻撃を同時にできる「共鳴関係論」のシステムです。
二段、三段構えにディフェンスが図られ、防御のバックアップと危機管理が行なわれています。
もし、攻撃を察知すれば、防衛と同時に、冷静に判断して、瞬時に空と海上と海中のそれぞれから、適切な攻撃を行なえます。
第二次世界大戦のように、被弾してもナンボではなく、現代の戦闘は、1発被弾すれば機能マヒに陥る可能性が高いので、最大限の「防衛システム」が図られており、同時に、一撃必殺の「攻撃」を旨としています。
なので現代戦が何年も続くことはありません。
はじまれば「瞬時」に決着することになります。
そのような軍事防衛システムが日本やアメリカの強さです。
旧態依然の「戦争」を考えている中国などはアメリカの足元にもおよびません。
このような現代戦の情報共有は、米軍だけではなく、安保法制によって自衛隊も共有できるようになりますので、中国はますます手が出せなくなっています。

One-Point ◆ 最先端の巡航ミサイルもステルスですし、レーダーで捕捉しても防ぎきれないマッハ5程度の超音速のミサイルもあります。一方、日本はステルス・キラー技術を実験段階で開発しています。メインのレーダーと複数のサブのレーダーを共有(共鳴)させて運用する「マイモレーダー」がそれで、現在、日本が独自開発中のステルス戦闘機ATD-X「心神」実証機もステルス・キラーだといわれています。

《 「個別的自衛権」は両刃の剣 》

最後に、宝瓶宮時代を象徴する共鳴星の天王星が象わす「サイバー空間」や「宇宙空間」とともに「友愛社会」(和、絆)にかかわる軍事防衛システムに触れておきます。
双魚宮時代の戦争のように、もはや国家と国家がドンパチはできません。
それは国際社会における孤立と衰退を意味します。
現代は、「友愛精神」によって戦争を避ける体制を築くのが、宝瓶宮時代の軍事防衛システムです。
このことを知らないと「安保法制」の判断ができません。
1国で国を守ろうとしても、アメリカでさえ、相応の被害を覚悟しなければなりません。
そうではなく、お互いに国際ルールを共有し、自由を守ろうとする国どうしが手を携えて、世界の平和と安全を保持し、戦争を起こさないようにするのが「宝瓶宮時代」の潮流です。
いわゆる「個別的自衛権」よりも「集団的自衛権」のもと、具体的には「集団安保体制」を築くことがこれにあたります。
「個別的自衛権」といえば聞こえはいいのですが、実は中国のように「防衛」や「自国の領土」といった名のもとに、自国だけの判断で「戦争」ができる体制です。
逆にお互いに国の安全を共同して守ろうとする「集団安保体制」のほうが勝手な戦争はできず、そこにつながる「集団的自衛権」によって戦争を未然に防ぐのが、宝瓶宮時代の軍事防衛システムになっています。
欧州でいえば、NATO(北大西洋条約機構:North Atlantic Treaty Organization)がそうで、加盟国のいずれかが攻撃されれば、NATO全体を敵にまわすことになるために、抑止がはたらきます。
それだけではなく、加盟国どうしが軍事兵器や防衛システムを共同開発することを含めて、各国に配備をし情報を共有します。
このことは、お互いに戦争ができなくなるという最大のメリットがあります。
事実、歴史上、何度も戦争を繰り返してきた陸続きの欧州各国は、そうやって現在は平和を維持しています。
「安保法制」は、その手はじめです。
最終的には、いわば「APTO」(アジア太平洋条約機構:Asia Pasific Treaty Organization)ともいえるアジア太平洋版の集団安保体制を関係国で築くことが平和の維持につながります。
それをなんとしてでも避けて、たとえ日本が危機に陥ろうとも、かの国々を利するようにしたいのが、かの国々にシンパシーをもって反対した朝日新聞や反日文化人(反米文化人)、また一般学生をよそおったSEALDsです。
先ごろ大筋合意とされた「環太平洋パートナーシップ(TPP)協定」は、「APTO(仮称)」の経済版です。
そういった共通認識のもと、自国の繁栄も考えて、日米は妥結に向けたタフ・ネゴシエーションを行ないました。
各国の事情にも配慮しながら漸次、貿易のルールを一元化していくことは、経済の共有化にとどまらず、お互いの国の戦争回避につながっていきます。
それぞれの国が、自国の特性(個性)にふさわしい製品を開発して、加盟国間で自由に流通を図っていくようになれば、消費者の選択肢が広がるだけではなく、より豊かな生活が可能になっていきます。
とくに日本は、独自のサービスや技術開発に優れていますので、TPPの現状を次第に理解していくにしたがって、適切な運営対応を可能にしていき、加盟国によい影響を与えていくことができるようになります。
そのように経済流通サービスにおいても、また軍事防衛システムにおいても、各国がルールや防衛装備を共有していくとき、そこに宝瓶宮時代の現実的な「友愛世界」(和、絆)がはじまっていくようになります。

One-Point ◆ 今年2015年の10月1日に発足した「防衛設備省」も同様です。日本の優れた防衛設備(防衛兵器を含む)の輸出によって、日本との技術やシステムの共有ができます。メンテナンスをはじめ日本の協力が必要になりますので、日本とは当然、敵対しにくくなっていきます。もちろん輸出に際しては、必要に応じて相応の使用条件などが俎上にのぼってくるでしょう。どのようにご判断されるのも皆様のご自由ですが…。



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