宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

衆議院総選挙2014の
結果予測と本質
― 「日本再建」を賭けた天王山 ―

HOME政治情勢を読み解く > 衆議院総選挙2014の結果予測と本質

2014年「衆議院総選挙」の結果は重要です。
単に、立候補者や政党間どうしの闘いではなく、官僚も絡むためです。
日本の未来が託されているといっても過言ではありません。

2015年「再建計画」の方向性を決定する最重要選挙


●第1稿 : 2014年12月 5日


安倍首相は消費税10%の見送りにともない、国民の「信任」を問う「衆議院解散」を行ないました。
投票日は12月14日です。
今回の第47回衆議院総選挙の本質は、まさに「日本再建」をかけた「天王山」です。
政治家どうしの「政党」間の闘いにとどまらず、財務省をはじめとした「官僚体制」との闘いがその本質です。
つまり、これは2015年「再建計画」のディレクションが動き出したことを意味します。

《 首相官邸 vs 財務省 》

なんのことか分からない方もいらっしゃると思いますので、簡単にご説明をしておきます。
先の消費税8%はもちろん今回の消費税10%は、民主党政権時代に「財務省」の働きかけによってもたらされたものです。
民主党素人政権は、まんぞくな「国家運営」ができなかったために、最後は結局、財務省をはじめとした官僚のいいなり状態も同然の政治になりました。
本来、政治の意思決定は、国内外の情勢を「総合的」にみて、政権サイドが行なうべきものです。
その判断が「素人政権」のためにできなかった民主党「日本丸」は、舵手がいないというべきか、自分の目の前しかみていない「素人」船頭が多すぎたというべきか、あっちにフラフラ、こっちにフラフラ、国民向けのパフォーマンスばかりで、震災からの「復興」もままならないまま、もはや沈没寸前だったというのが実状です。
そこにさっそうと再登板したのが、第2次安倍政権です。
彼は、まずは何をおいても、どこぞの党が逆立ちしてもできない俗にいう「地球儀外交」を展開し、あっという間に日本のプレゼンスを世界的に高めてしまいました。
日本のマスコミは、「かの国」寄りに偏向しているために、詳しい報道はしないのですが、地球儀外交は周到に練られた「はなれわざ」ともいうべきものでした。
これは担当国しかみえない外務省はもちろん、官僚サイドにはできない芸当です。
国内の法律に基づいた行政スキルは「プロ中のプロ」の官僚ですが、国際的なパワーバランスやトップどうしの人間関係を含め、大局を見極めて舵をとり、判断することは、官僚の仕事ではないし、実際にできないのです。
結局、「省利省益」といわれる自省の権益拡大にまい進したり、某国の指示や意向を受けて、財務省は「消費増税」に突っ走るのが関の山です。
予算案を作成する優位な立場を利用して、消費増税を成し遂げるために、御用経済学者や財界人またマスコミ記者を用いて、陰に陽に世論誘導を図っているのがミエミエなのです。

One-Point ◆ 「日本再建」を成し遂げようとする安倍首相は、その妨げとなる10%増税を一時的に先送りすることを決定しました。10%には景気弾力条項が付いていましたので、決定的に違法ではないのですが、安倍氏の「大局的」決断を財務省が気に入らないのは当然です。あとは国民が衆議院総選挙によって、「政権」サイドを支持するのか、それとも「官僚」サイドを支持する結果になる他党に票を入れるのかどうかで、日本の命運が決まります。


民主主義ならぬ「官僚主権」

●常識ですが、日本は「三権分立」の国です。
国会議員が「立法」すなわち法律をつくり、各省庁の官僚が「行政」すなわち法に基づいて執行します。
その官僚たちのTOPに立つのが内閣総理大臣であり、各大臣です。
ところが、網の目のように張り巡らされているのが「法律」です。
その細部までチェックしなければ、議員が独自で法律をつくることは難しいのが実情です。
結果、法律のプロである官僚が「法律」をつくることが茶飯事です。
その際、巷間、言われるように「官僚文学」といった言いまわしで、自分たちの省益を損なわず、むしろ維持拡大できるように行ないます。
残念ながら、国会議員や大臣といえども、なかなかそれを見抜けないのです。
それがもたらす結末は、各省庁や官僚のいいように法律がつくられ、それを官僚自らが解釈して執行するということが起こります。
この最大の問題点は、次のようになります。
国会議員は、国民の1票によって選べますが、官僚は選べないことです。
国会議員や大臣が、充分に官僚を使いこなせればいいのですが、それが難しい現状があります。
つまり、日本の政治は、ポイントはともかく、細部は官僚が動かしているという、「国民主権」の自由民主主義ならぬ、官僚主権の「官僚主義」がまかりとおっている側面があるところです。

《 「再建計画」D.の影響圏 》

おおまかな仕組みは、上述のとおりです。
衆議院総選挙の結果がもたらす、その後の国内外の動きはハッキリしています。
もし、安倍氏率いる自公与党側が勝利すれば、安倍政権が国民の信任をえたことになりますので、引き続き「日本再建」のカギとなる「アベノミクス」をはじめ、指導力を発揮していくことが可能になります。
しかし、もし、与党側が負けて、国民の信を失い、財務省サイドの「勝利」という結果になれば、それは財務省をはじめとした「官僚体制」が、かつてのように日本の政治を牛耳っていくことを意味します。
官僚の才能を活かし、また充分に使いこなしていけるトータルパワーを持った政党は、ほかには見当たらないので、当然そうなります。
それは、「日本再建」を図る「戦後レジーム」からの脱却が頓挫するだけではなく、「かの国々」を喜ばす結果になることは明白です。
つまり、中国や韓国の思うつぼです。
かの国の「反日攻勢」が再燃し、一気に「日本たたき(懐柔)」に出てくる可能性があります。
常識的に考えれば、そういったことが容易に想定できるのです。
ただし、可能性としては、そういえるという意味です。
ここは「宝瓶宮占星学」のサイトです。
世間一般の予想ではなく、人類歴史に働く「星のディレクション」から解説をしておかなければなりません。
そもそも、10%の見送りにともなう解散総選挙の検討に入ったのは、今年2014年11月11日のことです。
この日は、2015年の「再建計画」のディレクションが「影響圏」入りした日でした。
正式な表明と記者会見は、安倍首相が外遊から帰ったあとの18日です。
「再建計画」のディレクションは、単純に書きますと、「官僚制度」の見直しと一からの再スタートを意味します。
戦後日本の復興を支えてきたかつての官僚体制や官僚自体の在り方は、新しい宝瓶宮時代を迎えて、日本を取り巻く「環境変化」とともに、そのあり方を一から見直しながら、再出発を図る時期にきています。
そのことを示し、もたらすのが、「組織運営変革の深化」のディレクションで、その中でも11月11日に影響圏入りをし、12月24日から正式にはじまる「2015年の再建計画」のディレクションです。
予断ながら、まもなく、今年2014年12月10日から施行される「特定秘密の保護に関する法律」も、一般人には関係がありませんが、一部の反日的なマスコミや官僚に対しては、「特定秘密」に接する可能性のある立場にありますので、エリを正すべき影響をもたらします。
「再建計画」のディレクションは、2017年まで、あしかけ約3年間ほど続きます。
詳細は、「2015年の運勢と再建計画」のページをご高覧ください。

One-Point ◆ 行程のみ書いておきます。何度も書いたことですが、「再建計画」のディレクションは、8年間、影響圏まで含めると9年間ほど続く「組織運営変革の深化」のディレクションのど真ん中に位置します。最初の第1次「組織運営変革の深化」のディレクションが約3年間、最後の約3年間が第2次「組織運営変革の深化」のディレクションです。その狭間、いよいよゴールに向かう「折返点」となる中間の期間で、実質的には今後の3年間、すなわち2015年前後〜2017年になります。

《 投票日のホロスコープ 》

厳密にいえば、誰が選挙に勝っても負けても、「星のディレクション」は働きますので、官僚制度を含めた日本の「再建計画」は避けられません。
問題は、政権与党側が敗れて、かつての民主党政権時代のように、日本や国民がボロボロになって、「やはり官僚主導ではダメだ」という反面教師から「再建計画」に進まざるをえなくなるのか、それとも政権与党側が勝利することによって、本来の「三権分立」にのっとって、前向きなカタチで「再建計画」が省庁や自治体のみで進められていくのかということの違いです。
当然、前者は、厳しい痛みを国民も背負わなければなりません。
それは国民自らが1票を投じて選択したことなので、当然です。
それはともかく、では投開票日のホロスコープに「投票結果」は、どのように象われているのでしょうか。
それがこのページの本題です。
一応、投票が締め切られる14日(日曜日:午後8時)のホロスコープを掲載しておきます。

衆議院総選挙2014のホロスコープ

One-Point ◆ 人それぞれにホロスコープの見方があってかまいません。ただマスコミの予想や下馬評どおりの「結果」を、占断やリーディングで書いても面白くないのは事実です。かといって、東京都知事選のように、途中から情況が大きく変わると、星の解釈や当てはめ方が変わりますので、なるべく予断を許さずに、そういった複雑な要素も取り入れてリーディングを行なってお伝えしたいと思います。


右図「ホロスコープ」の説明

●右上のホロスコープは、2014年12月14日の投開票日のものです。
「月」は、投票時間の午前7時〜夜8時までに移動する度数を書き入れています。
お気づきのように、「M.R.」と略していますが、ミューチュアル・リセプションが3か所もあります。
この中では、射手宮の太陽と獅子宮の木星が三分(トライン=120度)をとっているばかりではなく、ミューチュアル・リセプションでもありますので、重要チェックです。
ちなみに、ホロスコープでは省略しましたが、投票が締め切られる午後8時のASC(Ascendant アセンダント=上昇点)は、獅子宮7度です。
そのASC(上昇点)には、天王星が三分(120度)、火星が衝(オポジション=180度)をとります。
また、午後8時のMC(Medium Coeli メディウム・コエリ=天頂:南中点)は、牡羊宮28度で、太陽などと三分(120度)をとります。

《 衆議院選挙の結果予測 》

では、ホロスコープから読める衆議院選挙の結果予測を書いておきます。
ホロスコープからは、安倍氏に対する国民の支持は、真っ二つに分かれることが読みとれます。
つまり、安倍氏に共感をして、いわゆる「ラブコール」を送るように、強烈に支持する国民が半分います。
その一方で、安倍首相という政治的な立場に反発して、思想や考えを異にするように、強烈な反対票を投じる大衆も半分います。
それは、国民大衆のみならず、官僚公務員自体も真っ二つに分かれて、それぞれに票を投じることになります。
大多数の国民大衆の意向は、そういった状態なので、単純にいえば「ヒフティー・ヒフティー」で、ここだけからは断定ができません。
また、太陽と合(コンジャンクション=0度)をとるケレスが、どちらに働くかも興味あるところです。
なので、社会常識的にはヘンな言い方ですが、ここは「国民」の信(一票)ではなく、「天運」の働きをホロスコープからみて、リーディング結果をお伝えするしか判断ができません。
ちなみに、安倍氏を旧態依然とした「権力者」とみるか、宝瓶宮時代にそった「改革者」とみるかによって、リーディング結果は正反対にも変わってきます。
ここでは、上述のような「再建計画」のディレクションから、財務省をはじめとした「官僚」サイドを旧態依然の既成権力ととらえます。
そして、「アベノミクス」や「戦後レジーム」からの脱却を推進する安倍氏と「政権」サイドを、時代の「改革者」とみます。
そうすると、結果は一目瞭然です。
まず、「官僚」を象わすハウス(室)にある星と、「安倍政権」に共鳴するハウス(室)にある星は、確かに立場を異にして長らく「対立」しており、昨今は「本物」かどうか、安倍氏が試されていることを象わしています。
しかし、選挙結果は、どちらの結果になるにしても「意外」さが読みとれますので、相応に「圧勝」すると読みとることができます。
その意味は、「マスコミ」や「世の空気」とは異なる結果がでることを「意外」といいますので、世間が一般的にどのような流れや雰囲気になるかによって、若干なりとも、それとは異なる「意外」と感じる選挙結果になることが生じます。
ただ、すべての人にとって「意外」という結果になるところまで星は、強くは象わしていません。
そういったことをふまえて、歯にきぬ着せずにハッキリと書けば、いくらか「意外」な結果で、相応の「自公圧勝」が予測できます。
ただし、逆に、与党「圧勝」ムードにマスコミや世の中が傾きすぎると、今度はそれが逆の「意外」な結果をもたらすものになりかねません。
太陽と合(0度)のケレスは、そういったことさえ象わしています。

One-Point ◆ つまるところ、大衆の1票は、真っ二つに分かれますが、「天運」という観点から運勢的にみれば、案外とハッキリとした「結果」がもたらされていきます。与党の勝利、または相応の「圧勝」です。いずれにしても、財務省をはじめとした「官僚」に踊らされたマスコミや一部の識者や政治家がいうように、「大義なき解散」ではなく、今後の日本の命運と方向性を決する、戦後最大の「意義」を秘めた今回の衆議院総選挙だということです。



【↑上に戻る】

※当ページの内容は著作権法により保護されております。無断使用はご容赦お願い申し上げます。

Copyright(C) 2005-2014 Aquariun Astrology - Seiji Mitoma All rights reserved.