宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

衆議院総選挙の結果予測
― 「変革の深化」の進展 ―

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近年まれに見るメチャクチャな政治を行なった民主党「素人」政権。
その是非を問う第47回衆議院総選挙が12月4日公示16日投票で行なわれます。
「変革の深化」が最初のピークを迎えた現在、結果はどうなるのでしょう。

選挙結果は大方の予想どおり、民意は「変革の深化」へ

●第1稿 : 2012年12月 5日

結果は大方の予想どおりで、読むほどでもありませんでした。
「当たる・当たらない」はどうでもいいのですが、結果はすでに決まっていて、日本でも「組織運営変革の深化」が進む方向に動いていきます。

《 最初のピーク 》

これまでもお届けしてきたとおり、すでに2006年から「組織運営の変革」の影響圏に入り、既成の組織や権力が次々と崩壊していきました。
その「組織運営の変革」が「深化」していくのが、「組織運営変革の深化」のディレクションで、昨年2011年11月に影響圏に入り、今年2012年10月6日に正式に始まりました。
このディレクションは、同時に、天候や自然に依存する「第一次産業変革の深化」を伴うために、総称して「変革の深化」のディレクションと呼ぶことがあります。
「変革の深化」は、中2年間ほどをはさんで第1次と第2次それぞれ3年間ずつ足掛け8年間に及びます。
この「変革の深化」のディレクションが今年2012年12月、最初のピークを迎えることは、すでに何度かお伝えしてきたとおりです。
事実、大きな節目となる第47回衆議院選挙が、この16日に行われます。
第三極や第四極と呼ばれるかつてないほど政党が乱立する中、民主党「素人」政治の審判を兼ねて行われます。
昨今の日本は、民主党「素人」政治に引っ掻き回されて、国際的な信用や国家的存在感を失いつつあり、相対的に強まる近隣諸国にいいようにあしらわれています。
では、日本は、どのような政権選択をして、国際的「プレゼンス」を回復していくのか、それは日本のみではなく、また極東アジアだけでもなく、太平洋地域の平和と安全の趨勢を左右します。

One-Point ◆ 事実、中国は、先のアメリカとの会談で、「ハワイを境に太平洋を中国とアメリカで分けよう」と提案しています。そういった日本を巡る国際情勢が大きく揺らぎつつある中で行なわれるのが、今回の衆議院総選挙です。

投票日のホロスコープのポイント

●『入門講座』をご購入されるなどして、「レクチャールーム」のIDとパスワードをお持ちの方であれば、「選挙結果」の読み方の一例をケーススタディーとして「レクチャールーム」にアップしていますのでご参照ください。
今回のポイントは、「組織運営変革の深化」を象わす土星と冥王星のミューチュアル・リセプションが底辺となり、木星を頂点とするYOD(60・150・150)が形成されていることです。
その頂点の木星に、月が上三分(120度)をとっていることです。
さらにいえば、そのYODは、水星を尻尾とするヨッド・カイト(30・30・150・150)を形成しています。
そして水星は、ASC(上昇点)と天王星に、三分(120度)をとっていることです。
他にもありますが、結果、「変革や改革へのアクション」を象わしています。

《 投票日のホロスコープ 》

結果を決めるのは、国民の権利である1票です。 国民は、先の民主党「素人」政権によって多くのことを学びました。
そういった意味では、「宝瓶宮時代とライフスタイル」などでも書いたように、国民が賢くなり、時代のヒーローとなっていくために必要な一里塚であったといえます。
では、投票日の12月16日、星の配置は、どのような選挙結果を象わしているのでしょうか。
下は投票日当日のホロスコープです。読める方は、ご自身でも予測してみられると面白いでしょう。
投票日のホロスコープ

One-Point ◆ 投票が締め切られる午後8時の時点での星の配置です。月のみ投票時間の午前7時から午後8時の度数です。占星地は、国会のある東京。マスコミなどの大方の予想とは大きくは異ならず、国民の「民意」は、「変革」を求めて、雪崩れ打つことも起こりそうです。
※注) 中には世論誘導をしようとする「ヘン」なマスコミも最近多いので、大手といえども信憑性に欠けることがあります。

初めて読まれる方へ

●はじめて当サイトにアクセスしてこのページを読まれる方は、ワケの分からない単語が出てくると思います。
詳しくは次のページなどをご高覧ください。

「宝瓶宮時代のビッグバン」
→「宝瓶宮時代と占星学
→「近未来予測 基礎編&第2部」など。
「組織運営変革の深化」
→「近未来予測 基礎編&第2部
→「近未来予測“変革の深化”編」など。

《 マスコミのウラに「官僚」 》

一見、お話は変わりますが、かつて「情報」は、一部の人々が占有していました。
俗にいう「マスコミ」と呼ばれる存在によって、一方通行的にトップダウンで流されました。
しかし、「インターネットと宝瓶宮時代」でも書いたように、「宝瓶宮時代のビッグバン」以降、WEB上においては、誰もが「記者」であり「制作者」であり、また「読者」や「視聴者」でもあるという新しいインフラが整ってきました。
もはやインタラクティブ(双方向的)なワールド・ワイド・ウェブ(俗にいうインターネット)こそが「マスコミ」です。
そのせいか、情報を占有することで矜持を保ってきた新聞や雑誌、また一部の作家やライターは、昨今の「週刊朝日」や「週刊文春」などに見られるように、もはやスキャンダル雑誌かピーピング雑誌のような記事を出すなど混迷しています。
最初からアソビと割り切っている「ナンちゃってWEBサイト」なら、作っている本人も楽しんでいるのですが、週刊誌は商売ということもあって、記者や作家が「真面目」に書いているのが哀れを誘います。
ここまでくると、「記者」もWEBサイトの「発信者」も紙一重で、ほとんど差がありません。
ただ、誰もが分かる事例なら大きな弊害は少ないでしょう。
しかし、かつて「インテリが作ってヤ○ザが売る」と揶揄された大手新聞は、「客観報道」を装いつつ、密かに意図する方向に「世論誘導」を図っています。
もはや「インテリ」ではなく「アジテーター」が作っているのか、それともドンの意向には逆らえないので、密かに反抗してワザとバレるように書いているのか、もはや笑ってしまうくらいバレバレで意図的です。
客観的な報道のように装っても、「反橋下(反道州制)」「消費税増税賛成」「原発再稼動容認」「巨○は絶対正当」に誘導しようとする記事になっています。

One-Point ◆ 最後はアソビで付け足したのですが、前三者のウラを明かせば「官僚」がやりたいことそのものです。官僚を代弁して、大手マスコミが読者を誘導しています。もしくは、官僚が提供するデータに操られて代弁させられているのかもしれませんが、客観報道を装う小賢しいことはせず、堂々と「道州制反対」「原発停止反対」「官僚改革反対」とオピニオンを張ったらいいのです。もっとも「大衆紙」が「オピニオン紙」になるには、相当のレベルアップが必要ですが…。

小沢氏の脱党と「無罪」

●ちなみに、右の本文に書いた民主党「素人」政権の中で、唯一の例外がいました。
それが、小沢一郎元代表です。
彼は、脱官僚の急先鋒であり、同時に民主党が政権をとると、議員団を引き連れて中国詣でをするなど、官僚にとっては「危ない」存在だったのです。
その彼も、「消費税増税に反対」して、政権与党民主党から脱党すると、その後の審理では、あっさりと「無罪」になってしまいました。
権力から離れた小沢氏は、もう力はないので、官僚にとっては「怖くはない」ということでしょうか?
それとも「星」がそのように計らったのでしょうか?

《 何が「現体制」か 》

さて、雑考編「日本は何座宮?」をお読みいただければ分かるように、日本は「牡牛宮」の「現体制」を持ちます。
すでに始まった「変革の深化」のディレクションは、この「牡牛宮」によって象わされる日本の「現体制」に変革を迫ります。
占星術をご存じの方なら分かると思いますが、「組織運営変革の深化」のディレクションは、山羊宮の冥王星と蠍宮の土星のミューチュアル・リセプションによってもたらされるためです。
そのディレクションが、最初のピークをこの12月に迎えたということは、「変革の深化」は言葉を変えれば「変革を図らなければならない」ということであり、「古い態勢を踏襲して現状維持を図ろうとすれば、運勢を失いかねない時期」であることを意味します。
結果、日本の「現体制」は、「変革」に向かわざるをえません。
なぜなら、理由は深すぎて書けませんが、日本が運勢を失うことは、ここしばらくは少なくとも「ない」からです。
では、何が「現体制」か、それが重要です。
憲法上は、主権者たる「国民」であり、国民の一票によって権利を代行する代議士「衆議院議員」です。
しかし、現実的には、中央省庁や官僚機構が、日本の「現体制」の実態といって間違いありません。
憲法上でも現実的にも、いずれであっても「現体制」の「変革」は避けられないディレクションです。
ただ、官僚には、戦後日本を運営してきたノウハウがあります。
また、頭もいいので、相当にしたたかです。
ポッと出の「○○チルドレン」といった1年生議員はもちろん、閣僚経験者といえども、簡単に太刀打ちできる存在ではありません。
網の目のように張り巡らされた、さまざまな法律に精通していますし、官僚の責務である「行政」というのは、法に基づく「組織運営」こそを指すので、曲がりなりにも、彼らは「組織運営」のプロです。
その「組織運営」が「変革・深化」していくのが、これからの8年間です。

One-Point ◆ 半端な知識の国会議員では、たちまち官僚の操り人形も同然になります。そんな「素人」の集まりの民主党政権は、いい実例でした。結果、“ドジョウ”も官僚にいいように操られ、官僚らが最大の課題とする「消費税増税法案」が通ると、もはや用無しとばかりに、「使い捨て解散」に仕向けられた格好です。

マニフェストと消費税増税

●「マニフェストに書いてあることは命懸けで実行する。書いてないことはやらない。それがルールです」
「シロアリ(官僚の一部)を退治して、天下り法人をなくす。そこから始めなければ、消費税を引き上げるのはおかしいんです」
首相に就任する2年前の“ドジョウ”さんのお言葉です。
ウソをついて国民をだますのは、独裁国家のやり方と同じです。
民主主義のルールにのっとった「自由・平等・博愛」のやり方ではありません。
今回の解散も、野田下ろしを予知し、党首討論の場で「言ったモン勝ち」によって解散を強行突破しました。
なまじっか弁(小才)が立つために、自分が厚顔無恥に陥っていることに気づかないようです

《 大方の予想どおり 》

「選挙は水もの」です。
最後はフタをあけて見なければ分かりません。
しかし、特殊な状況が生じなければ、選挙結果は大方の予想どおりです。
国民は「変革の深化」を支持する格好になることが上掲のホロスコープからリーディングできます。
「当たる・当たらない」はどちらでもいいのです。
どのような結果であろうと、国民の投票によって「変革の深化」が大きく発展していくことになるのは、投票日のホロスコープが象わしています。
もっとも、投票日当日、国民は案外とイージーに、また成り行き任せに、あるいは客観視しながらも同一行動をとる「群集心理」に流されたかような思い(感覚やムード)でもって、「変革」を推し進める1票を、多くの人々が投じることになります。
それが結果、「変革の深化」のディレクションを雪崩れ打つかのように、大きく推し進めていくことにつながっていきます。
この続きは、選挙結果を見て、また書くことにいたしましょう。

追記:2012.12.17
選挙結果は皆様もご存じのとおり「自民圧勝」で、まさに雪崩れ打ったかのような結果に終わりました。
しかし、「変革の深化」にとっては、これはまだ序の口にすぎません。
世界的規模で「変革の深化」が最初の「本番」を迎えるのは、約1年後、来年2013年末から再来年2014年初めあたりです。
そのとき、外交オンチの民主党「素人」政権のままだったり、不安定政権であれば、充分な対処ができず、緊迫する対立と混乱の中で右往左往したでしょう。
とりあえず日本は、自民党「安定多数」政権を選択し、今回の選挙で最初の一歩をクリアした格好です。
今後は、1年後の「本番」に備えて「変革」を進め、対処への準備が課題になります。

One-Point ◆ 中途半端に思われるかもしれませんが、書くべきことはお届けいたしました。日本の「現体制」が「変革」の方向に進むことによって、日本は今後の時代の運勢を得ていくことになります。それが次第に国際的な「プレゼンス」を獲得していくことにつながり、世界に必要な日本になっていきます。

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