宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
隔週掲載
2週間分の「星のディレクション」

No.790 / 2022.09.12 〜 09.25

● 隔週日曜日に更新予定です。
※2022年 9月11日アップ


注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
オーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

【気ままなブログ】
宝瓶宮占星学のクオリアルな観点からの過去・現在・未来のホロスコープ
※ホロスコープや占星学、時事問題、日本の原点などの記事がメインです。

今週の傾向

週初め〜週中〜週末にかけて
2週間分の週初め〜週中〜週末にかけての傾向です。
複雑で課題の多い星の配置は、太陽が天秤宮に入宮する秋分の日あたり、その前後まで続くことになります。
ここでいう“課題が多い星の配置”という意味は問題が起きやすいというだけでなく、流れや動きが止まったようないかんともしがたい状況も意味しています。
ですが、それも今週中には終わって動きが出はじめ、週末は自己主張や情動が強まって極論や極端な事態もありえます。

概 容
時代の進展は、いろんな価値観や運勢の人が共存することでバランスがとれます。
ですが週末は、良し悪しはともかく激情化しやすくなるために、2極化するなど激論対立の状況も起こりえます。
世間さまはともかく、社会的な見識を伴ないつつ内面の想いをコントロールされて、高潔な言動を心掛けるとよいでしょう。

One-Point ◆ 想いは強まっても、周囲の状況を客観的に視野に入れてご判断されることです。過激な行動のセーブは現実的に可能な星まわりなので、忍耐や自制心が働きやすく、客観視できれば問題は起こらず、内面の激情化が課題となるときです。

今週の星の動き

今週は23日の朝10時過ぎに太陽が天秤宮に入宮します。
ということから「秋分の日」に当たります。
同日、水星が天秤宮から乙女宮に逆行入宮します。
太陽と魚宮の海王星は衝(オポジション=180度)で、これに山羊宮の冥王星が調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。
太陽はまた、今週前半は双子宮の火星と矩(スクエア=90度)をとり、今週後半は乙女宮の金星また天秤宮を逆行中の水星と、合(コンジャンクション=0度)をとりはじめます。
水星は牡羊宮の木星と衝=180度です。
金星は火星と矩=90度です。
牡牛宮の天王星&ドラゴン・ヘッドの合(0度)で、蠍宮のドラゴン・テールと衝=180度で、これに水瓶宮の土星が軸となってT矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成します。
火星と土星は三分=120度です。
今週の一時期、獅子宮のケレスを頂点に海王星と冥王星を底辺とするYOD=60/150/150度が形成されます。

One-Point ◆ 週末にかけて、天秤宮のカスプ(0度=境界線)付近で、太陽&水星&金星の三重合(トリプル・コンジャンクション=0/0/0度)が形成されます。25〜26日にかけて、これに月が加わり、新月になります。

新時代&奥義講座ニュース

次回、宝瓶宮時代を生きる「水星編-蠍宮」(新時代 Vol.9)は、共鳴星の冥王星をはじめとした現在の星ディレクション(運勢変化)から重要なメッセージが含まれます。
逆行中の水星が蠍宮に入宮するのは、来月10月30日です。
奥義講座のための基本の基#05「魚宮の“支配星”の変化」をアップしました。

One-Point ◆ 単発の「宝瓶宮時代を生きる」メール講座「新時代」の次回 Vol.9「水星編-蠍宮」は今月後半にご案内の予定です。

《 今週の運勢2/天秤宮〜魚宮 》

【 7.天秤宮 = Sign Libra 】

秤宮の初盤(0〜9度)に象意を持つ人は、対人関係やコミュニケーションを前向きにとりやすくなりますので、イージーになり過ぎずに活かされるとよいでしょう。
中盤(10〜19度)に象意を持つ人は、異性関係をふくめて客観性を伴なった忍耐が必要で、終盤(20〜29度)に象意を持つ人は自己の内面性を見つめて、高めていく人生期にされるとよいときです。
いずれも週末が近づくと良し悪しはともかく、情動の高まりとともにご自分らしさを発揮しやすくなりますので、ご自身の真価が問われます。

【 8.蠍宮 = Sign Scorpio 】

宮に象意を持つ人は、今週中頃あたりは仕事や社会活動へのポテンシャル(潜在力)はもたれていても、ご自身の現状を一から見直さざるをえないなど、実際的には動きづらさを伴ないかねない時期になっています。
仕事を果敢に展開されるというよりも、ご自身や周囲の現状を客観的に見直されて、今後の方向性や対人関係を逐次、改善や刷新されていかれるのによいときです。
古い人間関係が切れ新たな異性関係などが結ばれていく可能性もあるときですが、トラブルや課題交じりの今週になっていますので、恋愛や情愛問題にはご注意が必要です。

【 9.射手宮 = Sign Sagittarius 】

手宮に象意を持つ人は、初盤(0〜9度)に象意を持つ人をはじめとして、射手宮らしく前向きにとらえることができるときで、情報収集や交流が進むときになる今週です。
中盤(10〜19度)に象意を持つ人をはじめとして、多彩な異性関係や理想の自己像に対して、忍耐強く客観的に相手や周囲の環境をみてご判断できるかたほど、課題の中にも理想や美意識を発揮されることが可能な今週です。
一方、終盤(20〜29度)に象意を持つ人の中には、見えない世界に傾倒されるのはよいのですが、ケアレスミスが起こりやすく、イザという事態にならなければ結果が伴ないにくいときでしょう。

【 10.山羊宮 = Sign Capricorn 】

羊宮の初盤(0〜9度)に象意を持つ人は、単なる理屈や損得勘定ではなく、内面性をとらえて精神性を向上させつつ、職場や仕事における対外的なコミュニケーションを心掛けるとよい今週です。
また、中盤(10〜19度)に象意を持つ人をメインとして、異性関係全般もそうですが人の倫に外れない独自の個性を持ち前の慎重さや用心深さとともに発揮されるとよい今週になっています。
一方、終盤(20〜29度)に象意を持つ人は、自我意識が高まるわりには、今週の中頃はパワー不足だったり空回りを感じることが起こりかねませんが、底力はお持ちなので緊急事態には対処が可能なときです。

【 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 】

瓶宮に象意を持つ人は、中盤(10〜19度)から終盤(20〜29度)に象意を持つ人をメインに、たとえやる気やパワーがあっても辛抱強い忍耐力が必要だったり、冷静な現状認識や判断力が試される時期にあるときです。
昨今は、パワーややる気があっても、動きが止まったかのように結果を感じられにくい、流れが交錯するような人生期にあるかたがいてもおかしくはない星まわりのときです。
とはいえ、そのような時期はゆるやかながらもピークの超えつつあり、今週はもはや諦観されると同時に、イザという状況においては新展開が可能なときになっています。

【 12.魚宮 = Sign Pisces 】

宮に象意を持つ人の多くは、夢を見つつも、じっと忍耐が必要な今週でもあり、いくぶん動きづらいことが起きる昨今になっています。
とはいえ、終盤(20〜29度)に象意を持つ人をメインに、後半(15度〜)に象意を持つ人の場合、楽しい夢や相応の贅沢さを発揮されることも可能なときで、そういった願望と現実のご認識とのはざまで、悩まれたり呻吟されるようなことが生じかねない今週になっています。
それは良し悪しとは関係がなく、ハメをはずしすぎない程度に楽しまれればいいのですが、一方で倫ならぬ異性関係や度が過ぎた場合は、手痛いしっぺ返しが起こり兼ねませんのでご注意は必要でしょう。


One-Point ◆ 何でもそうですが、行き過ぎることによって反動が生じ、正常な状態に揺り戻しが起こります。昨今のいくぶん閉塞気味の社会状況も同様で、今週以降、漸次、多少なりとも反動が起こりかねない星まわりに入りつつあります。



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