宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
第2章:星のディレクション

No.708 / 2020.11.23 〜 12.06

秋-春? 実写-絵画? 事実-虚構? 両方


●隔週土曜日に更新予定です。
※2020年11月21日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 今週前半まで「フェイク報道のディレクション」が続きますが、今週中頃あたりから状況が少し変わっていくでしょう。また12月第2週頃からの反転攻勢にむかっていく準備の今週です。
星の動き ◆ 今週は、12月2日に水星が射手宮に入宮します。
蠍宮の金星は牡牛宮の天王星と衝(オポジション=180度)で、魚宮のケレスが今週前半のみ調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。
ケレスと射手宮の太陽は矩(スクエア=90度)です。
双子宮のドラゴン・ヘッドと射手宮のドラゴン・テールは、魚宮の海王星を軸にT矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成し、牡羊宮の火星が調停(60/120/180度)の座相を投げかけます。
山羊宮の冥王星&木星&土星は三重合(トリプル・コンジャンクション=0/0/0度)です。
今週の月は、魚宮5度〜獅子宮27度をトランシットします。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
オーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

※「宝瓶宮占星学のクオリアルな観点からの過去・現在・未来のホロスコープ
↑ 時事をはじめとしたブログ記事です。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

「天秤宮」に象意を持つ人は、天秤宮のみをみた場合、思うようにいかないことも多いのではないかと存じます。
仕事や対外的な社会活動においても、また内面の精神意識面(心理面)においても大多数のかたが課題を感じていたり、またいつもの天秤宮と異なることから対人関係においても“対立”が生じがちになるかもしれません。
それが“悪い”という意味ではなく、受け入れるべき時や状況と、主張するべき時や状況といった、正反対の“星の状況”が同時に訪れているために、ケース・バイ・ケースで個別にご判断して対応されるとよいでしょう。

One-Point ◆ ちなみに運勢が“悪い”ときは、運勢の悪い自分を一時的に捨てられて、天秤宮以外に生まれもつ「運勢サイン(宮)」をメインにご判断していくのも一つの方法だといえます。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

「蠍宮」に象意を持つ人は、今週は人気運が“ある”ともいえますし、また“ない”ともいえる微妙なディレクションのときなので、美意識(好み)を出すときと、あまり主張せずに控えるときがあるでしょう。
また、“情愛”の高まりが、倫ならぬ関係をふくめた異性に向かうこともある今週ですが、それも類似でオモテに出しすぎないほうが運勢的にはスムーズで、“関係変化”が相応に猶予できるかもしれません。
いずれにしても、前半(〜14度)に象意を持つ人をメインに、昨今の人生期は「関係変化のディレクション」を受けていることもあって、異性関係にも要注意の今週です。

One-Point ◆ 上述の異性や上司をはじめとした人間関係以外の今週の運勢に関しましては、蠍宮以外に生まれもつ「運勢サイン(宮)」の影響のほうが強いので、そちらをご参照ください。


《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

「射手宮」に象意を持つ人は、生まれもつ象意ポイントによって多少異なってきますが、“やる気”や“気力”などの行動力と、反対に“無気力”といった両方のディレクションを受ける今週です。
それはまた、主体的なご自分と受け入れる客体的なお相手といった、“自他”の両方の立場の違いや、考え方またスタンスなどの違いが、状況によっては生じやすい昨今とも無関係ではないでしょう。
逆にいえば、異なる自他の状態を“直感的”にも“客観的”にも認識されて、ご判断や対処されていく真価が試されていくる今週だといえます。

One-Point ◆ そういった“内面”の分野はともかく、仕事や対外的な社会活動に関する「今週の運勢」は、射手宮以外に生まれもつ「運勢サイン(宮)」の影響のほうが強い今週になっています。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

「山羊宮」に象意を持つ人は、単純に分けますと、前半(〜14度)に象意を持つか、後半(15度〜)に象意を持つかで、運勢は異なる今週です。
前半に象意を持つ人の多くは相手や周囲にかまわず、ご自分独自のスタンスで歩みやすい今週で、後半に象意を持つ人は、対外的には“無気力”傾向が強まるわりには、ご自分に関しては正反対です。
たとえば、イージーにもクールにも現実が見えているために、ご自身の考えが絶対正しいと密かな自信をもちやすい“唯我独尊”の状態にもなりかねない昨今なので、一応は人の意見を“聞く耳”はもたれておくほうが信用されます。

One-Point ◆ 逆に、ワンマンや傲慢になりすぎると、ふだんは問題がなくても、今の時期はヘタをすると一気に人生の“どん底”に落ちかねない“両極端”の運勢があらわれるときだからです。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

「水瓶宮」に象意を持つ人は、我知らずとも世の中の現実がよく把握できるようになるかたがではじめている昨今です。
その一方で、昨今の人生期は、我知らずとも“ご自分の世界”にこもるような精神意識の状態になりやすい方がいらっしゃいますので、そのギャップを無意識に感じられてどこか“刹那的”になる方がいらっしゃるかもしれません。
どちらか一方に必要以上にこだわりすぎたり、あるいは両方にかかわりすぎるほどそうなりやすいので、心理的にヤバイ場合は、社会や異性へのこだわりを捨ててみたり、恬淡(てんたん)としていくことで解決しやすくなります。

One-Point ◆ また、倫ならぬ関係を含めた異性関係や、必要以上の情愛また情欲にこだわるほど葛藤や課題が生まれやすい今週なので、ヘンな情を失くすことも一つの方法になるでしょう。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

「魚宮」に象意を持つ人は、一例ですがご自分をなくされて、事務的また実務的に仕事をこなされたりするなど、ご自分らしさを出しすぎないほうが、ご自身の生活や衣食住はうまくいく今週です。
かならずそうしなければならないというのではなく、ご自分らしく理想やビジョンを追求されて“夢を実現”されるのだというのであれば、主観的ではなくご自分と現実社会のギャップを客観的に見抜くことが必要な昨今です。
たとえば、倫ならぬ関係や情愛関係においても、空想やイメージの世界であれば問題は少ないし、こだわりすぎなけれは課題は少なく平穏に生活できるでしょう。

One-Point ◆ いずれにしても今週以降は、ご自身と仕事をはじめとした社会の現実の両方を見極めながら、両方を客観的にとらえてご判断されたり、バランスをとっていくとよい時期です。



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