宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
第2章:星のディレクション

No.704 / 2020.10.26 〜 11.08

行く秋を すつくと鹿の 立ちにけり 子規


●隔週土曜日に更新予定です。
※2020年10月24日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 先々週来のTOPをめぐる争いは、アメリカ大統領戦後の今週後半以降は一時弱まりますが、空虚な舌戦また論戦は続きます。
星の動き ◆ 今週は、27日に金星が天秤宮に入宮し、逆行中の水星もまた天秤宮に戻ります。
水星は、水瓶宮のケレスと三分(トライン=120度)の一方で、山羊宮で三重合(トリプル・コンジャンクション=0/0/0度)の木星&冥王星&土星と矩(スクエア=90度)です。
魚宮の火星もまた木星&冥王星と矩(90度)です。
さらに火星は、双子宮のドラゴン・ヘッドと射手宮のドラゴン・テールに調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけ、水星も別の場所から調停(60/120/180度)の座相を投げかけます。
その一方で、魚宮の海王星を軸にしたT矩(Tスクエア=90/90/180度)は、まだまだ続くことになります。
蠍宮の太陽と牡牛宮の天王星が衝(オポジション=180度)です。
今週の月は、水瓶宮26度〜獅子宮17度をトランシットします。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
オーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

※「宝瓶宮占星学のクオリアルな観点からの過去・現在・未来のホロスコープ
↑ 時事をはじめとしたブログ記事です。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

「天秤宮」に象意を持つ人は、今週は天秤宮らしい温和さと同時に、昨今ずっと続いている天秤宮らしくない辛らつさが同居する今週です。
とはいえ、生まれもつ象意ポイントによって比重は異なり、前半に象意を持つ人は“天秤宮らしさ”が強まりますが、最初のほうや最後のほうを除いて、大半の天秤宮はいつもと異なり“チクリ”と批判的な言動をとりやすい昨今です。
また後半に象意を持つ人の場合、昨今の人生期は思うようには生きづらいことも手伝ってそうなりやすい時期なので、ここはご自身の精神意識や考えまた言動の転換を図る“意識向上”の時期だととらえるのもよいでしょう。

One-Point ◆ 全員ではなく、生まれもつホロスコープ(出生天球図)の星の配置によってですが、今週中頃以降、“異性スキャンダル”や倫ならぬ恋に気をつけたほうがよいかたがいます。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

「蠍宮」に象意を持つ人は、影響力の大きな星には、さほど代わり映えしない時期が続いているので、似た運勢傾向が続くときにあります。
そのため“運勢変化”という点から申し上げますと、蠍宮以外に生まれもつ「運勢サイン(宮)」をご参考にされて、ご自分の生まれもつ運勢なりに“増減”をされつつご参考にされるとよい昨今です。
とはいえ、蠍宮の前半に象意を持つ人をメインに、やはり昨今の運勢ディレクションである“人事異動”や、自立や独立を含めた“転身”また“転職”など「人間関係の変化」のディレクションが強まる今週になっています。

One-Point ◆ それが“悪い”という意味ではありません。今後の人生で、ご自分らしくご活躍するために必要な通過点ですし、人生上の避けられない転換期なので、その先をみることが重要です。


《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

「射手宮」に象意を持つ人は、やはり対外的に華々しくご活躍される昨今の人生期というよりも、意識を高めたり、ご自分を“本物”に高めていくときに、射手宮のみをみた場合はなっています。
とくに中盤(10度〜19度)前後に象意を持つ人にその傾向が強く、今週前後は、“アクティブ”な機運が高まるものの、ビジョンと現実のバランスをとって本物志向を慎重に目指されるとよい時期になっています。
初盤(〜9度)に象意を持つ人の場合、全員ではありませんが射手宮以外に生まれもつ「運勢サイン(宮)」の影響のほうが大きくなりがちな今週です。

One-Point ◆ いずれにしてもご自分の知識や言動やアクションとのバランスみながら、周囲との違いを見極めるなど、クールに客観視されつつ「見識」をさらに深めるのによい今週です。

《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

「山羊宮」に象意を持つ人は、職場や対外的な社会活動の場で、“弁”が立ったり、ホメられて饒舌になりガチな今週だといえます。
その一方で、昨今は長いこと今一歩、行動(アクション)が伴いにくい時期が続いていますので、大丈夫だと思いますが、口先だけや口約束だけで行動が伴いにくいなど、山羊宮らしくない言動によって信頼を失くさないよう気をつけましょう。
初盤や前半(〜14度)に象意を持つ人はそこまでではないのですが、とくに終盤や後半(15度〜)以降に象意を持つ人は、その傾向が出やすいかもしれませんので、前向きに本物のご自身を意識されるのもよいときです。

One-Point ◆ また、あえて申し上げますと山羊宮の前半に象意を持つ人の場合、全員ではありませんが、今週中頃以降の“異性関係”や“スキャンダル”には気をつけておかれるとよいでしょう。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

「水瓶宮」に象意を持つ人は、良し悪しに関係なく、ご自身の気づきにくい深層の精神意識世界と、実感できる仕事など対外的な社会活動との配分やバランスを考慮・検討されるとよい今週です。
たとえば、日々、無意識な惰性に流されるのではなく、本当はどんな“自分自身”を心の奥で求めているか、また仕事をはじめとした対外的な社会活動のあり方や方向性を、異なる視点から客観視してみるといったことです。
昨今の人生期は、前半(〜14度)に象意を持つ人をメインに無意識にご自分の世界に籠ってしまうかたが多いので、今週は外界を客観視されるのもよいでしょう。

One-Point ◆ 一方、水瓶宮の終盤(20度〜)に象意を持つ人をはじめ、今週は水瓶宮以外に生まれもつ「運勢サイン(宮)」の影響が強まるかたがいますので、そちらもご参照ください。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

「魚宮」に象意を持つ人は、ご自身やご自身の“パートナー”など、自分関係に意識が強まる今週また昨今になっています。
昨今の人生期は、もともと中盤以降(10度〜)に象意を持つ人をメインに、時空を越えたイメージやビジョンを我知らずとも抱きやすく、それを“現実”だと認識しやすい形而上的な人生期にあることからもそうなりやすいときです。
すでにそういった「人生ディレクション」を体験されてこられた初盤や前半(〜14度)に象意を持つ人でないと、実感したりご理解されにくいと存じますが、ある意味、魚宮らしい幸せな人生期にあるときです。

One-Point ◆ 極論すれば、“現実”が重要で必要なのは時と場合によりけりで、魚宮にとっては夢や理想やビジョンをメインに、現実を生きることが悪いといえない「個性」や人生期です。



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