宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
第2章:星のディレクション

No.696 / 2020.08.31 〜 09.13

人生いろいろ果は実ります。


●隔週土曜日に更新予定です。
※2020年 8月29日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 今週は組織にせよ国家にせよTOPレベルの覇権争いが強まります。 国際的には、“米中”などがそうですし、国内的にもTOPを巡る対立が起こりえます。
星の動き ◆ 今週は、9月6日に水星が天秤宮に入宮し、同日、金星が獅子宮に入宮します。
10日に火星が牡羊宮28度で逆行に転じ、13日に木星が山羊宮17度で順行に戻ります。
山羊宮の木星&冥王星&土星は連続合(ローリング・コンジャンクション=0/0度)で、乙女宮の太陽と魚宮の海王星の衝(オポジション=180度)に前者が調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。
太陽は、牡牛宮の天王星とも三分(120度)です。
一方、冥王星&土星は、金星と衝(180度)で、火星を軸にT矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成します。
双子宮のドラゴン・ヘッドと射手宮のドラゴン・テールに火星が調停(60/120/180度)の座相をとり、水星を軸にT矩(90/90/180度)を形成します。
魚宮のケレスは、今週の一時期、水星や金星と転(クインカンクス=150度)です。
今週の月は、水瓶宮7度〜蟹宮29度をトランシットします。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
オーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

※「宝瓶宮占星学のクオリアルな観点からの過去・現在・未来のホロスコープ
↑ 時事をはじめとしたブログ記事です。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、個人的にも大なり小なり“転換期”となっていく今週になりそうです。
具体的な分野や出来事は生まれもつホロスコープ(出生天球図)によって異なりますが、いずれもご自身の“現実”を認識されていかれる(とよい)今週で、ただ、人によっては“転換できない”ことや“動きにくい”ことが起こります。
結局、良し悪しに関係なく、“両面性”のある複雑な運勢期にあることが一因し、一部の人は“転換”の必要性すら感じなかったり、舵を切るべき方向が“見えない”など、ご判断しづらい一面があるでしょう。

One-Point ◆ 初盤(0度〜9度)に象意を持つ人は上述ほどではありません。主に終盤(20度〜29度)に象意を持つ人は、“過去”を捨てて、一から出直す気構えをもつことも必要になります。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、左欄の「全体傾向」にも書きましたが、国内外的に“覇権”や“TOP”をめぐる対立や動きが強まっていく今後なので、少なからずその影響を受けやすくなる今週です。
そうでなくても、初盤(0度〜9度)や中盤(10度〜19度)に象意を持つ多くの人は、今週は“信念”が昂じて“自己主張”が強まるぶん、部下にしろ上司にしろ周囲との“対立モード”に流れやすくなっています。
同時に、今週は恋愛関係や異性関係に課題やトラブルが生じやすいときなので、現実を見失い冷静さを欠くと、いっそう悪化しますのでご注意ください。

One-Point ◆ いずれのケースにおきましても、ご自身の人徳をはじめ見識や対応力が問われます。ほかに生まれもつ「運勢サイン(宮)」もふくめて“クール”なご判断が必要になるときです。


《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、今週前後は「社会運」が高まっていることから、社会で独自の“才能”や“見識”を発揮できたり、射手宮らしく“TOP”に立てるなど、ご活躍が可能な時期になっています。
ただし、左欄の「全体の傾向」に書きましたように、世間では“覇権”をめぐる対立や“TOP”をめぐる争いが生じるときなので、どこまで関与されるかはともかく、“無関心”や“無関係”ではいられない今週です。
逆にいえば、射手宮に象意を持つ人が、相応に組織や社会や国家や世界の“中心”や“リーダー”に立ってもおかしくない今週です。

One-Point ◆ 一例をあげますと、アメリカの民族性は“射手宮”ですし、トランプは“射手宮”に月をもちます。日本では菅氏が射手宮生まれ(太陽)です。いずれも実力発揮の今週の射手宮です。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、単純にいえば“最高”と“最低”の運勢の両方を併行して受ける今週です。
生まれもつ象意ポイントによって、相応に異なるディレクション(運勢変化)を受けますので、“山羊宮”と十把一絡げにはくくれませんが、独自の個性や才能を発揮されてご活躍することも可能な昨今の人生期にあります。
同時に、山羊宮の主に終盤(20度〜29度)に象意を持つ人を中心に、そんな人生期にありつつも昨今は“気力”が湧かなかったり“パワーダウン”気味になりやすく、動きたくても動けない昨今ともなっています。

One-Point ◆ さらには、終盤に象意を持つ人の場合、恋愛や異性関係に課題やトラブルが生じやすいときで、過去の関係性を維持しにくい今週あたりゆえに、“クール”なご判断が重要です。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、社会や対外的であるよりも、ご自身の内面のパワーが強まり、高まることになる今週です。
そのように、個人の見解や知的活動また美意識などを志向されたり、個人的に発揮しやすくなる今週なのですが、異なる考えや立場の人々から、反論や対論をはじめ対立を生じやすいときなので四方八方に目を配るとよいでしょう。
自分自身の信念や想いや考えが我知らずとも内面的に強まりやすいので、異なる周囲の現実を客観的に視野やご判断に入れないと、独り善がりになったり、問題やトラブルを生じやすくなるときです。

One-Point ◆ 社会一般的には、左欄の「全体傾向」に書きましたように、“覇権”や“TOP”をめぐる対立が起きやすい今週なのですが、水瓶宮のみをみた場合、他人事にとらえやすいでしょう。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、左欄の「全体傾向」に書きましたように今週前後は“覇権”や“TOP”をめぐる対立や争いが、個人的にも、組織的にも、また社会や国際的にも起きやすくなっています。
魚宮以外に生まれもつ「運勢サイン(宮)」次第では、その当事者になりかねないのですが、魚宮のみをみた場合は、自分自身というよりも、“パートナー”や“上司”など関係者が、その当事者になりやすいときです。
一方、魚宮の終盤(20度〜29度)に象意を持つ人は、恋愛をふくめてもいいのですが、異性関係や人間関係のトラブルが生じやすい今週です。

One-Point ◆ いずれも否応なく周囲や関係者の“争い”や“トラブル”に巻き込まれる可能性が高まりますので、それがイヤなら、“お人好し”や“善意”は、ほどほどにされるとよいでしょう。



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