宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
第2章:星のディレクション

No.670 / 2020.03.02 〜 03.15


●隔週土曜日に更新予定です。
※2020年 2月29日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 山羊宮に“実行力”のある星たちが5つも集まり、「深化」のディレクションのピークが激しさを増すときです。
同時に異性交遊は要注意の星回りです。
星の動き ◆ 今週は4日に逆行中の水星が水瓶宮に戻り、10日に水瓶宮28度で順行に転じます。
5日には、金星が牡牛宮に入宮します。
金星と牡牛宮の天王星は合(コンジャンクション=0度)です。
蟹宮のドラゴン・ヘッドと山羊宮の火星&ドラゴン・テールの合(0度)に対して、金星&天王星また水星が2か所から調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。
さらに、金星&天王星と山羊宮の土星は矩(スクエア=90度)です。
山羊宮の火星&木星&冥王星&土星は、大会合(ステリウム)でもあり連続合(ローリング・コンジャンクション=0度)でもあります。
水瓶宮のケレスはノーアスペクトです。
魚宮の太陽&海王星は合(0度)です。
今週の月は、牡牛宮27度〜射手宮15度をトランシットします。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
オーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

※「宝瓶宮占星学のクオリアルな観点からの過去・現在・未来のホロスコープ
↑ 時事をはじめとしたブログ記事です。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、ふだんとは異なる生き方や関係性をとることも必要な今週になりますので、過去の対応やこれまでの生き方を改めるなどの必要が生じる今週また昨今になっていきます。
代表的な一例をあげますと、相手や周囲の意志や考えを尊重するご対応は、平時であれば必要で運勢をもたらすのことになるのですが、緊急時の昨今は、現実をクールにとらえて“非情”にみえるご判断も必要になります。
とくに、身近な人も他人もふくめて「異性」との関係や交遊は、クールさをもった理性的な対応が昨今の現実にそうことになるときです。

One-Point ◆ 影響力のある星たちが山羊宮に5つも集まり、ドラゴン・テールをふくめて6つの星が大会合(ステリウム)を形成している昨今は、思いどおりに進めない前提で対処していきましょう。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、良し悪しはともかく運勢的な見えない力に動かされるように、“賛同”と“反対”の両極に動いたり、突如、考えや対応を変えたり、ある意味、“ブレ”かねないときです。
もっとも、考えや対応を変えたりブレること自体は、事実や真実を探求するために悪いことではないので、要は何のためそのようにご判断されるのか、“高尚”な精神性や目的性の問題だといえます。
また今週は、身近な人でも他人に対してでも、社会の“現状”をふまえた節度ある“異性関係”を心掛けないと、“破局”をふくめ何らかの「関係変化」が起こりやすいときです。

One-Point ◆ そういった点では、今までの蠍宮の通常の精神意識やお考え、また生き方が若干なりとも通用しにくい昨今になりますので、“諦観”して出直されるお気持ちも必要な時期でしょう。


《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、“自我意識”が強まり、無意識ながらなにかと“パワフル”に出やすい今週また昨今です。
昨今の人生期は、とくに良し悪しはともかく、“思い込み”ともいえる“ビジョン”や“理想”など形而上的な“スピリチュアル”な側面が強まっているかたも多い人生期なので、ご自身の出し方を相応にご注意されるとよいでしょう。
地に足がついた現実的な理念の方向でパワフルであれば、良い方向にご自身の理想的な独自のスキルを発揮できますが、妄想や勘違いまた事実誤認の方向で“パワフル”であれば、現実にそわず、近々、問題をもたらしかねないでしょう。

One-Point ◆ 今週は、安易やイージーに考えたナンパや異性交遊は、自分自身はもちろん社会的に大きな弊害をはらむときですので、クールにセーブした言動が必要な昨今になっています。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、先週に引き続き、やる気や気力がアップして活動的でになり、オリジナルな美意識を発揮できる今週です。
とくに、山羊宮の後半に象意を持つ人は、気分的にも情動的にも、また現実的にも自我意識が強まったり、なかには自信を深めて、“天上天下唯我独尊”とばかりにパワープレイに出る人もいるときです。
ご自身の考えに絶対的な信念と自信をもてる時期でもあるためで、それはそれで状況などによっては“正しく”、また必要なこともありますが、民主主義の世の中ですので、一応はさじ加減をみて発揮されることも大切です。

One-Point ◆ 山羊宮の最後のほうに象意を持つ人の中には、現状が見えすぎて、民主主義の世の中だからこそ、何もしない何もできないという諦観したご判断をされるかたもいるでしょう。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、昨今の人生期はこれまで“理想”としてきたものをもう一度、見直してみられるなど、今後の人生におけるご自分の生き方や理想像などを問い直すことも起こりうる時期です。
というか、気づかないうちにそういった「星のディレクション」を受けておられるかたも多い昨今ですので、そんなご自身の現状や状態を気づかれて、認識できるかどうかが、案外と重要な昨今になっていきます。
なぜなら、何かわからないまま漠然とモヤモヤ感を抱えているのと、「星のディレクション」からでも現状や方向性を認識できるのとでは、対応が異なってくるためです。

One-Point ◆ その結果、とりあえず今は“モラトリアム”(執行猶予)とされて、ご自分の今後の理想像や目的を模索されていかれるのであれば、それは“漠然”な状態よりは有益になります。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮の初盤に象意を持つ人は、情報収集活動や、思い込みと現実の両方をふまえたコミュニケーションが活発になりやすい今週です。
一方、中盤や終盤に象意を持つ人は、ご自身のレベルや力量や個性次第になるものの、社会の現実や実際の状況を超えて、イメージやビジョンが果てしなく膨らみますので、意図的に着地を心がけないと“事実誤認”をまねく昨今です。
とはいえ、創作活動や芸術活動に従事されておられるかたには、才能発揮や自己表現に有益な時期ですし、また現実をふまえてハイレベルなかたであれば、思わぬヒラメキやアイデアによるご活躍が可能な今週です。

One-Point ◆ どちらにどう転ぶかは、ご自身が根本にもたれる内実をベースに、「星のディレクション」の方向性にそって、良い方向にも悪い方向にも、それぞれに発揮されていく今週になります。



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