宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
第2章:星のディレクション

No.668 / 2020.02.17 〜 03.01


●隔週土曜日に更新予定です。
※2020年 2月15日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 「2019-nCoV」ゆえでもありますが、今週は“自由”や“安逸”が制限される星回りです。
「2019-nCoV」に関して「デマだ、死亡率は低い」などと語る医療関係者や生物学者がいますが、それこそが“デマ”で、「油断」すると感染が拡大しやすい星まわりなのでご注意ください。
星の動き ◆ 今週は、17日に火星が山羊宮に入宮します。
同日、水星が魚宮12度で逆行に転じます。
19日の午後2時頃、太陽が魚宮に入宮です。
太陽&水星また牡牛宮の天王星は、蟹宮のドラゴン・ヘッドと山羊宮の火星&ドラゴン・テールに対して調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。
天王星は山羊宮の土星また今週前半の水瓶宮のケレスと矩(スクエア=90度)です。
山羊宮の木星と冥王星と土星は連続合(ローリング・コンジャンクション=0度)で、木星は週を通じて、冥王星は今週後半、牡羊宮の金星と矩(90度)です。
今週の月は、射手宮6度〜牡牛宮27度をトランシットします。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
オーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

※「宝瓶宮占星学のクオリアルな観点からの過去・現在・未来のホロスコープ
↑ 時事をはじめとしたブログ記事です。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、天秤宮からみた“第2象階”(2nd.Quadrant=クワドラント)に大半の星が集まり、天秤宮の反対半球を運行していく今週以降になります。
“自分自身”はもちろん“生き方”や“人生”を根本から仕切りなおして出直していく“転換期”がいっそう強まりますので、必要以上に過去にこだわらず、転換後の将来や理想の自己像を見出していかれるとよいでしょう。
天秤宮以外に生まれもつ「運勢サイン(宮)」のほうが強ければ、そこまでではないとしても、天秤宮に象意を持つ以上、相応ながら根本的な“自己変革”や“人生転換”は避けにくい今週以降です。

One-Point ◆ “ラク”な古いご自分をつらぬくにも課題や障害が伴い、新たなご自分に生まれ変わるときながら、それも一筋縄ではいきにくい今週なので、人としての真価が問われるときです。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、たとえていえば「進むべきか退くべきか」または「動くべきか動かざるべきか」といった、何らかのジレンマを伴いやすい星まわりの今週ゆえに、なかには混乱されるかたもおられるでしょう。
とくに、昨今、話題の新型コロナウイルスこと「2019-nCoV」は、一説ながら“エイズ”のDNAを混入したウイルスという分析も出ていることから、“濃厚接触”を避けなければならないために“ベッタリ派”にはつらい時期です。
今週は、まさにそんな“情動”と“抑制”(禁欲:ストイック)といった星まわりになっていますので、結論的には“慎む”ことが正解になります。

One-Point ◆ それはそれとして“人生スパン”でみましても、早い人では過去の生き方が通用しにくくなる「星のディレクション」を徐々に受けはじめますので、それにも考慮が必要になります。


《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、射手宮からみてすべての星が、射手宮を除く“第1象階”(1st.Quadrant=クワドラント)と、“第2象階”(2nd.Quadrant=クワドラント)をトランシットしている昨今です。
もともと「仕事運」(社会運)を生まれもつ方はさほどでもないのですが、生まれもつホロスコープ(出生天球図)によっては、意識やご関心が“自分自身”や“プライベート”に向きやすく、逆にいえば“内面性の充実期”になっています。
そういった「星のディレクション」にある以上、まずは精神面(心理面)をはじめ、ご自身の基盤を整えつつ、次への準備をしていく今週また昨今にされるとよいときです。

One-Point ◆ 精神面はともかく、ご自分の基盤が何なのかは、生まれもつホロスコープ(出生天球図)によって異なりますが、今週は“クール”かつ“客観的”にならないと見えづらいでしょう。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、やる気や気力がアップしていく今週なので、それはよいのですが、その方向性や発揮の仕方にご注意が必要になります。
新たなご自分に生まれ変わるなど“自己変革”を目指すのは適切でもあり必要な方向性ですが、身近な人間関係をはじめ、とくに“異性関係”に向いて濃厚接触に進まれるのは、今の時期、話題の新型コロナウイルスこと「2019-nCoV」の感染もあって、ご注意が必要な昨今の星まわりになっています。
“ハイパワー”を活かされるとしても、その出し方や扱いにご注意が必要で、混乱を伴いやすい今週なので、絶妙な見識や自制心が問われる今週です。

One-Point ◆ 良いのか悪いのかわからないような「星のディレクション」を受ける今週なので、相手や状況に応じた絶妙のバランス感覚やケース・バイ・ケースでの現実対応が必要になるでしょう。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、結論的に申し上げますと、ご判断や対応が複雑多岐にわたって求められるむずかしさのある今週また昨今です。
たとえていえば、ひとりの人間が操作や目的の異なる3つのマシーン(機械など)を、自分一人で同時並行してこなさなければならない状況の時期ですので、万能の超人といえども対処は困難を極めそうなときです。
一般的には、こういうときにはプライオリティー(優先順位)が高い火急の案件を早めに見極めて、一つずつ速やかにこなしたり段階的に手を打ちながら、対処されていかれるほうがベターでしょう。

One-Point ◆ すぐに進めるべきもの、バランスや調整またアドバイスが必要なもの、忍耐や技術的な困難を伴い、情愛をもって応対が必要なものなど、多様多彩なご判断が必要な今週です。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、細かくいえば人それぞれにテーマや課題はあるのですが、大雑把にまとめていえば、観念的や形而上的な想いの世界にとらわれすぎないほうがよい今週です。
感覚的な想いや直感またインスピレーションは、魚宮に象意を持つ人の特徴なので、それは活かされるとよいのですが、同時に現実との“両面性”(両極性)を見極めた対応が必要な今週になります。
それでも、われ知らずに観念的な想いや言動しやすい場合は、理論理屈を超えて真実をつく、無私の精神や私心のない直感を活かされるのもよいでしょう。

One-Point ◆ 良し悪しは別にして、すべての人が何かのつながりをもって生きる現代社会にあって、今週また昨今は、ひとり魚宮のみが超然と世間ばなれした境地で生きかねないためです。



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