宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
第2章:星のディレクション

No.662 / 2020.01.06 〜 01.19


●隔週土曜日に更新予定です。
※2020年 1月 4日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 山羊宮で17日まで7つの星による大会合(ステリウム)が続きます。
そのなかの5つの星によるジャストの五重合(0度)が、13日に22度あたりで形成されます。
これらは、「組織運営変革の深化」のディレクションを意味し、2020年は何が起きてもおかしくない「深化のピーク」が続く1年になります。
星の動き ◆ 今週は、11日に天王星が牡牛宮2度で順行に戻ります。
14日に金星が魚宮に入宮し、それまで牡牛宮の天王星と交歓(ミューチュアル・リセプション)です。
17日に水星が水瓶宮に入宮します。
水星は、そのときまで山羊宮の太陽&ケレス&土星&冥王星と五重合(クインティプル・コンジャンクション=0度)を形成し、これに魚宮の海王星が六分(セクスタイル=60度)です。
蟹宮のドラゴン・テールは、山羊宮の木星&ドラゴン・テールの合(コンジャンクション=0度)と衝(オポジション=180度)で、これに天王星が調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけ、魚宮に入宮後の金星もまた調停(60/120/180度)の座相をとります。
射手宮の火星は、魚宮入宮後の金星と矩(スクエア=90度)です。
今週の月は、牡牛宮11度〜蠍宮25度をトランシットします。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
オーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

※「宝瓶宮占星学のクオリアルな観点からの過去・現在・未来のホロスコープ
↑ 時事をはじめとしたブログ記事です。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮の前半、とくに初盤に象意を持つ人は、今週は自己のオリジナリティーを再認識しつつも、相手の個性や考えを尊重する“遊泳精神”(民度)をみすえて、新たなスタートを切る今年2020年にされるとよいときです。
一方、天秤宮の中盤また後半に象意を持つ人は、もはや“笑うしかない”時期なので、逆に、すべてを捨ててしっかりと生きていくほど強いものはありませんので、いっそ“無”から今年2020年や今後の人生を再出発していくとよいときです。
その点では、真価を問われる今週また2020年になりますので、これを超えるほど本物の人生がはじまっていくことになります。

One-Point ◆ いずれにしても、今週また昨今の人生期で重要なのは、対外的なご活躍よりも、内面の精神性や意識で、ご自分の足元の現実をみつめつつ安易にならずに進んでいくときです。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、昨今は大なり小なり自分でない大きな存在や何ものかに運勢(運命)的に動かされているような時期で、我知らずとも“夢心地”の中にある人生期になっています。
また、昨今の人生期は、華々しく仕事や対外的な社会活動を行なうというよりも、今の現状を受け入れつつ興味がわいたり好きなことを楽しまれることになりやすいときで、そんな“気まま”さが強まる2020年になります。
さらに、昨今や今週は初盤や前半に象意を持つ人をはじめとして人事異動や転職また引越しといった、人間関係の変化が起こりやすい時期です。

One-Point ◆ 蠍宮のみをみた場合、良し悪しはともかくプライベートな生活の模索期や趣味嗜好の充実期となるときでもあり、ご自分の本質を、根本から問い直してみられるのによいときです。


《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、基本的には“やる気”や“行動力”、また人によっては“衝動性”が高まっていく今週です。
ただ射手宮の最初のほうに象意を持つ人をはじめとして、どこかマイペースだったり、安逸に過ごしたい気持ちも出てきて、両者のはざまで、いくぶんの混乱を感じる人が出てこないともかぎりません。
いずれにしても、今、自分がどんな“想い”を持つかや“どうなりたい”という願望がメインではなく、それ以上に、今週また昨今において重要なのは、“どんな自分なのか”といった実体や現実面で、それが運勢を決めていくことになるときです。

One-Point ◆ 射手宮のみをみた場合、そういった“誤魔化し”が効かない人生期にありますので、“理想”や“ビジョン”がどうこうよりも、自分自身の“実力”が決めていくディレクションのときです。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、大雑把にいえば前半か後半か、さらには初盤に象意を持つかそれ以外かで、運勢が正反対に異なる今週です。
前半に象意を持つ人は、比較的慎重で用心深く悲観的にとらえがちな山羊宮ながら、今週また昨今はそれが弱まり、課題や問題があっても「何とかなる」と楽観的にも前向きにもとらえられる今週また昨今です。
一方、山羊宮の中盤をふくめてもいいのですが後半に象意を持つ人は、深刻な人生の変革期にある方も多く、現状維持を保とうとされるほど“自己変革”を迫られる出来事が随時、生じかねない今週また昨今です。

One-Point ◆ 変わりたがらないタイプが多い山羊宮ですが、それはそれとして、昨今は、何らかのディレクションを受けた場合、思い切って変わっていったほうが、新しく人生が開けていきます。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、もはやいつまでも過去の自分にとらわれているときではなく、今週またお正月をキッカケに、過去の考えや価値観また信仰信条にとらわれず、“変わる”ことを意識するとよいでしょう。
「令和」を機に、これまでの自分や生き方とは方向性や価値観また趣味が異なった自分へと「新たな自身のスタート」を試みていかれると、新たな世界はもちろん停滞していた運勢を切り開くことになります。
それで“失敗”したとしても、問題は一切なく、そこから機をみて再度変わっていったほうが、はるかによい昨今です。

One-Point ◆ 早いお話が、ダラダラと現状維持のまま変わらないことのほうが今は最悪なので、何でもいいので変わってみることで、新たに見えてくる世界からヒントや正解がみえてきます。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、“両極端”の運勢期にある牡羊宮はともかく、今週また昨今は12サイン(宮)の中で最も“仕事運”や“社会活動運”に恵まれ、多忙だったり、活躍が可能なディレクションの時期にあるときです。
それだけではなく生まれ持つホロスコープ(出生天球図)によっては、人間関係も活性化して、才能ある個性的な人物や、組織のTOPクラスをはじめハイレベルな人物との出会いや関係が生じやすいときにあります。
それをプライベートに活かすか、仕事などに活用されるかはご自由ですが、関係性を見誤ると台無しになることもありえるときなので、その点はご注意しましょう。

One-Point ◆ つけ加えますと、意識や想いが時間や空間を越えて“茫漠”と広がる人生期にありますので、職種や相手また状況によっては、地に足をしっかり着けた対応やご判断が重要です。



【↑上に戻る】

※当ページの内容は著作権法により保護されております。無断使用はご容赦お願い申し上げます。

Copyright(C) 2005-2020 Aquariun Astrology - Seiji Mitoma All rights reserved.