宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.574 / 2018.04.30 〜 05.13


●隔週土曜日に更新予定です。
※2018年 4月28日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 今週は、対立と調和が複雑に交錯します。
問題には対策がとられ、課題は調整にむかいますが、それがまた課題や問題を生む…といった堂々巡りのときです。
星の動き ◆ 今週は5月14日に日付が変わる直前に、水星が牡牛宮に入宮します。
水星は、その少し前まで山羊宮の冥王星と矩(スクエア=90度)で、冥王星と合(コンジャンクション=0度)の山羊宮の火星と今週後半から矩(90度)をとりはじめます。
その後、水星は牡羊宮末の天王星と合(0度)に入り、火星と天王星も今週は矩(90度)です。
牡牛宮の太陽は、今週中頃過ぎまで山羊宮の土星と三分(120度)で、蠍宮の木星とは衝(オポジション=180度)を続け、一方、獅子宮で合(0度)のケレス&ドラゴン・ヘッドと水瓶宮のドラゴン・テールの衝(180度)の軸となって、T矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成します。
この衝(180度)には、双子宮の金星が調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけ、一方の太陽と木星の衝(180度)には、冥王星と魚宮の海王星が2か所から調停(60/120/180度)の座相を投げかけます。
金星と海王星は矩(90度)です。
今週の月は、蠍宮4度〜牡羊宮28度をトランシットします。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
オーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

※「宝瓶宮占星学のクオリアルな観点からの過去・現在・未来のホロスコープ
↑ 時事をはじめとしたブログ記事です。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、生まれもつ象意ポイントによって内容は若干、異なりますが、課題や問題が生じやすいときです。
なかには、人生上の大きな問題や課題をともなうかたも少なくはなく、話し合いや対話など平和的にコミュニケーションを志向してみるものの、めぼしい成果はあげにくい今週ともなっているときです。
こういう時期は、ジタバタしてもはじまらず、“自分”をだすほど問題をこじらせることがないともいえませんので、むしろ“運勢”の盛り上がらない今は、ご自分を捨てて、無垢なお気持ちで過ごすのも一つの手です。

One-Point ◆ 古いことわざにもありますが、「トチ殻も 身を捨ててこそ 浮かぶ瀬もあれ」というようなことで、自分を捨てて“無”になることによって、新たに見えてくる道や方途もあったりします。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、なんとかなると楽観的にもイージーにもとらえて、お調子よく“自我意識”をだしやすい今週また昨今です。
そういった、ご自分なりに安易にも行動していくことが、公私にわたって問題を引き起こしやすい昨今なのですが、今週にかぎっていえば、だいたいのところですが、なんとかうまく処理できたり、対処が可能です。
それはいいのですが、そのことがまた、別の課題や問題を生むことにもなりかねない星まわりもありますので、今週は“口は災いのもと”といいますので、言動や“異性関係”に気をつけなければなりません。

One-Point ◆ なんとかしていくことのできる課題や問題よりも、それをうまく処理したり、対処した結果、そこに生じていく副次的な課題や出来事のほうが、解決しにくい問題になっていきます。

《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、あくまでも射手宮のみをみた場合のお話ですが、対外的に華々しくご活躍されるというよりも、昨今は、ご自身の内面世界に意識をもたれたり、学んでいく時期になっています。
そんななかで今週は、少しラクをしたり、贅沢をしたくなるなど、浪費がちな傾向がでやすくなりますので、その場合は、財布のヒモが必要以上にゆるまないように、ふところ具合とご相談ください。
もっともなかには、今後、どのようにご自身を啓発していこうかといった方向に、意識やご関心が向くかたもいらっしゃる今週です。

One-Point ◆ 射手宮のみの運勢をみれば、そういったことですので、仕事運や社会運をはじめほかの運勢につきましては、射手宮以外に生まれもつ運勢サイン(宮)を併せてご参照ください。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮の前半に象意を持つ人は、ご自身をはじめ、ご自分をとりまく周囲の状況や社会の現実が、案外とハッキリと見えてくる時期で、自己実現をめざすなど、野心をもちやすい今週です。
そのなかで、最初のほうや初盤に象意を持つ人の場合、自分らしく個性や才能を発揮して生きようとされる人生期に入っていますので、いっそう「自立」や「独立」の気運が高まっていく人生期になっています。
一方、後半に象意を持つ人は、辛抱強く意志や目的をつらぬいて自己変革をめざされるのはよいのですが、今週は計画の変更も必要でしょう。

One-Point ◆ ご自分以外に目をむけますと、社会や周囲の問題や課題に対して、洞察力を発揮して原因を見出したり、以前の状態やそれ以上に変革やリセットしていくなど再生が可能です。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、必ずしも仕事運が“悪い”とはいえない時期ですが、“イージー”や“バブリー”になりやすいことから、実態がともなわずに仕事上の課題をかかえることが起こりやすいときです。
もっとも、運勢的にみれば、それでもなんとかなったり、またなんとかしていくことも可能な時期なので、そのことがかえってなんともならない課題や問題を招来することがある時期になっています。
そういう時期なので、端的にアドバイスを差し上げますと、安易に“運勢”にたよらずに、ご自身の才能や実力でもって、改善すべき今週です。

One-Point ◆ “イージー”だったり、“バブリー”だったりすることが悪いといっているのではなく、それだけではなくご自身の実力や才能も発揮されていくことが、必要な今週だということです。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、対外的な活動がゼロというわけではありませんが、どちらかというと、ご自身の内面的な世界や、ご自身の感覚といった想いの世界で、万事、とらえやすい今週また昨今になっています。
そのため、相手や周囲から引っ張られる対人関係などはともかくとして、自分自身においては今ひとつ乗り気になりにくいなど、どちらかといえば、マイペースで気ままに過ごしたいときだといえます。
単純化して申し上げますと、昨今の人生期自体が、相手や周囲のことよりも、自分自身やご自分の想いに、意識やご関心がむいてしまう時期に、もともとあることがベースになっているといえます。

One-Point ◆ そのうえで、とくに今週は、ご自分の内面性に浸りやすいときになっているということで、夢をみたり、好きなことをひとり楽しく行ないながら過ごされるのもよいかもしれません。



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