宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.544 / 2017.10.02 〜 10.15


●隔週土曜日に更新予定です。
※2017年 9月30日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 今週は、恋愛衝動や異性関係に心を焦がす人が多いときです。
ただし、社会の目が厳しいときでもありますので、節度を心がけないと厳しい現実的な批判が待っています。
星の動き ◆ 今週は10月10日に木星が蠍宮に入宮します。
14日に金星が天秤宮に入宮し、それまで天秤宮の水星と交歓(ミューチュアル・リセプション)です。
天秤宮の水星&太陽は合(コンジャンクション=0度)で、山羊宮の冥王星と矩(スクエア=90度)です。
冥王星は、乙女宮で合(0度)の火星&今週前半の金星と三分(トライン=120度)でもあります。
また金星&火星は、射手宮の土星と矩(90度)で、土星と牡羊宮の天王星と獅子宮のドラゴン・ヘッドは、大三角(グランド・トライン=120度×3)を形成し、水瓶宮のドラゴン・テールを尻尾にトライン・カイト(60/60/120/120度)を形成します。
木星は天王星と衝(180度)で、獅子宮のケレスとは矩(90度)です。
魚宮の海王星は、冥王星と六分(セクスタイル=60度)です。
月は今週、水瓶宮17度〜乙女宮2度をトランシットします。

※「宝瓶宮占星学のクオリアルな観点…」。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、今週は、たとえば年下または年上の世知に長けた異性との関係が活性化する人が多く、それが内面の葛藤や課題を投げかけたり、なかには倫ならぬ恋だったりすることもありがちです。
天秤宮全体的には、今週が進むほど次第に天秤宮らしい自分の魅力が高まりますので、心身ともに自分磨きや美的センスのアップによって相応に人気がでたりモテることになりやすい今週また10月です。
天秤宮の終盤に象意を持つ人は、その一方で人間関係の“はざま”にありつつ、なんとかなると安易にもイージーにもとらえやすいでしょう。

One-Point ◆ いずれにしても、心の奥の葛藤だったり、深層の精神意識(霊性面)のポテンシャルがかなり高まるときなので、端的にいえば、精神面や人徳面の見直しを図るとよい時期です。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、今週また今月が進むほどに次第に気分も明るく、前向きなお気持ちになるかたが増えていくときです。
また、生まれもつホロスコープ(出生天球図)によって分野は異なりますが、新たな展開が気分的にも現実的にも起こりやすく、それにともなって活動や行動の範囲を次広げていくことになるでしょう。
ある意味、自分自身がこれまでに獲得したり蓄積してきた内容やレベルにおいて、その結果があらわれていくときですが、“夢”を描くのはよいとしても、安易になりすぎて“現実無視”にならないようご注意ください。

One-Point ◆ 「食欲の秋」だからというわけではありませんが、生まれもって“禁欲的”なかたならともかく、われ知らずとも“食べるのが楽しい”と感じるなど、食欲が増進しはじめていくときです。

《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、アバウトに分けますと、射手宮の前半に象意を持つ人と、射手宮の後半に象意を持つ人とでは、相応にというか大幅にというべきか運勢が異なっていく今週また今月です。
端的にいえば、射手宮の前半に象意を持つ人は、射手宮にはたらくディレクションよりも、射手宮以外に生まれもつ運勢サイン(宮)によって今週また今月の運勢は個々に異なってくることになります。
一方、射手宮の後半に象意を持つ人は、仕事をはじめとした社会的な分野で、個性や実力を発揮して多忙に活躍できますので、なかには独立を志す人もいるときです。

One-Point ◆ “独立”をいさめるものではありませんが、運勢的に恵まれた昨今でもあるために、ご自身の実力やシビアな現実を図りつつ、長期的展望をふまえて慎重をきすることも必要です。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、ほとんどというか、かなりの数の星の影響を直接また間接をとわずに受けていく今週また今月になっています。
そのため、山羊宮らしい堅実さや慎重さを保ちつつも、大胆にも果敢にも行動できますし、またご自身の才能や自己を発揮しやすい時期でもありますので、仕事面や社会的な分野でご活躍できる運勢期にあります。
基本的には、一時的な失敗も“学び”や“人生勉強”のうちととらえて、失敗を恐れずに慎重かつ積極的に行動していくほうが、失敗するほど、最後の大逆転を成しえる人生期にあります。

One-Point ◆ 逆に、運勢的に成功している人ほど、人格的にも言動的にも注意が必要で、ましてや倫ならぬ異性関係は一気に信用や立場を失う事態につながりますので誠実が肝要です。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、中盤に象意を持つ一部の人を除いて、それぞれに分野は異なりますが、たとえば“GO”の運勢と“STOP”の運勢を同時に受けているような昨今です。
このことが何を意味するのかと申し上げますと、相手や内容や状況などにおいて、バランス感覚や、ご判断や対処の仕方といったご自身の動き次第で、いずれの方向にも運勢が動いていく時期だといえます。
早いお話が、ご自身の実力や見識や自己コントロール力次第で、良し悪しはともかく、運勢は変わっていく今週また昨今です。

One-Point ◆ 個々に運勢は異なるときですが、上述のことが現実的にもご理解いただけましたら、結局は自分の真価がとわれている昨今にあるという一面が見えてくるのではないかと存じます。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、アバウトに分けますと、初盤また前半に象意を持つ人と、終盤また後半に象意を持つ人とでは、相応ながらも運勢が異なってくる今週また昨今になります。
とくに初盤に象意を持つ人は、良し悪しはともかく外界の出来事よりも、ご自身の内面の気分や感覚によって、“運勢”は客観的というよりも主観的に異なってくる昨今の人生期に入るときです。
一方、魚宮の終盤また後半に象意を持つ人は、半数のかたが仕事や社会でご活躍できる人生期にありつつも、今週また昨今はさらなる向上のために、自分自身の意識や言動を転換していくときにあります。

One-Point ◆ いずれにしても、上述の運勢傾向をベースに、早いお話が、ご自分が楽しいと思えば楽しいときで、適当であれば適当に過ぎるときなので、要はご自分の内面次第の運勢期です。



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