宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.542 / 2017.09.18 〜 10.01


●隔週土曜日に更新予定です。
※2017年 9月16日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 今週も大六角(グランド・セクスタイル=60度×6)の1角が欠けた星の配置で、技術開発がしのぎを削ります。
同時に、倫ならぬ関係をふくめた恋愛幻想や異性問題もまだまだ活発化していく今週です。
星の動き ◆ 今週は20日に金星が乙女宮に入宮します。
23日の午前5時ごろ太陽が天秤宮に入宮し、「秋分の日」です。
翌24日にケレスが獅子宮に入宮します。
30日には水星が天秤宮に入宮し、乙女宮の金星と交歓(ミューチュアル・リセプション)をとります。
水星は、週末をのぞいて射手宮の土星と矩(スクエア=90度)で、逆に、週末に近づくにつれて太陽と水星は合(コンジャンクション=0度)をとり、乙女宮の金星と火星も同様に合(0度)に動きます。
火星は魚宮の海王星と衝(オポジション=180度)で、これに山羊宮の冥王星が調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を形成していますが、これに今週後半は金星が加わります。
牡羊宮の天王星と、獅子宮のドラゴン・ヘッドと、射手宮の土星は、大三角(グランド・トライン=120度×3)で、そこに天秤宮の木星が天王星に衝(180度)、水瓶宮のドラゴン・テールがドラゴン・ヘッドに衝(180度)をとって2つのトラインカイト(60/60/120/120)を形成し、要は大六角(グランド・セクスタイル=60度×6)の1角が欠けた形になります。
また天王星と木星の衝(180度)に対しては、獅子宮のケレスが軸となりT矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成します。
月は今週、獅子宮22度〜水瓶宮17度をトランシットします。

※「宝瓶宮占星学とクオリアルな…」。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、週末(月末)が近づくにつれて人間関係をはじめ、異性関係が活性化していく今週です。
天秤宮の終盤に象意を持つ人をはじめ、後半に象意を持つ人をふくめてもいいのですが、何かと動きの多い昨今の人生期にありますので、ストレス含みによる食欲増進や人間関係の変化にともなう精神面のコントロールなど、適度な妥協を交えつつ、うまく対応していくことが必要な昨今です。
ただし、課題はあっても、昨今の星まわりは、間接的ながら天秤宮の個性やバランス感覚を発揮しやすい時期にあるのも事実です。

One-Point ◆ 左欄の「今週の傾向と星の動き」に書きましたように、複雑な星まわりの昨今にありますので、見識や実力のレベル次第によって、今週の運勢は相応に異なってくることになります。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、公私にわたってなすべきことや相応の課題もあり、うまくバランスをとりながらモチベーションを継続していくことが必要なときでしょう。
星の配置からは、直接的ではなくても今週はご自身のパーソナリティーや内実を、自分なりに発揮していけますので、より高いレベルにある人ほど、夢とのバランスをとって自分のものとしていくことが可能です。
要は、ご自身の「夢」や「ビジョン」また「目標」や「目的」の実現や進展は、自分のモチベーションや知識とスキル、さらには人格的な対応次第となっていく今週なので、それによって自らの運勢も異なってくることになります。

One-Point ◆ 「星のディレクション」が強く働く運勢的な時期は、たしかにありますが、星よりもご自身のレベルや“人運”次第となる時期もまたあって、昨今はどちらかというと後者の時期です。

《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、現実離れした妄想や勘違いさえしなければ、今週や今月は実力や才能を最大限にも発揮できるときで、仕事や対外的な活動が多忙になっていく時期でもあります。
その一方で、それゆえにこそ、我知らず“鼻息”を荒くしたり、傲慢不遜な態度に出ると、相手や状況によっては、反発を受けるだけならまだしらず、一気に運勢消滅を招くことがありますのでご注意ください。
だいたいは、相応の課題がある一方で、課題はあっても必ず対処を見つけ出して解決もしていける星まわりにありますので、あとは人格や実力次第です。

One-Point ◆ どんな人でも、実力以上に運勢に恵まれたり結果を出せる「星のディレクション」のときがありますが、そこにおいても最終的には、実力や人格レベルで決まることも多いものです。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、物事の真贋やことの本質を見極めて、ここぞといったご判断や対応がとれる人ほど、存分に内実の実力レベルを発揮して仕事や社会活動ができる今週また昨今になります。
そこには当然、これまで築いてきた実力や見識が重要になりますが、同時に「星のディレクション」にも恵まれて働くことになりやすい今週なので、それにそって動けば相応の結果を受け取ることができるときです。
その一方で、そういったディレクションゆえに、「自分のみが正しい」といったワンマンや誤まった唯我独尊的な態度をとると、著しく評価を下げることになります。

One-Point ◆ こういったときは、利己的な判断や対応、また狭い打算の考えや心をなくしてみることも必要で、天下万民のことを考える聖人君主のような境地こそが、“最大”の効果を生みます。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、良し悪しには関係なく、ある意味、成り行きまかせやイージーな対応をしやすいときです。
それが良い方向にでれば、必要以上に物事を深刻に考えたりとらえることなく、事実にもとづいたクールな対応が可能になりますが、逆にいえば物事を先送りしたり、課題を先のばしにすることになりかねず、あとで問題が山積することも…。
そういった微妙な関係性のときで、それが必ずしも悪いとはいえないのですが、そのバランスや見極めには、相応の見識や実力が必要なので、それ次第でご判断されればいいときです。

One-Point ◆ 上述以外には、水瓶宮のほかに生まれもつ運勢サイン(宮)の影響が相対的ながら強まりやすい時期なので、それによっては、当該運勢サイン(宮)の項もあわせてご参照ください。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、人間関係をはじめとして、今週は我知らず恋愛幻想が強まったり、異性関係が活性化することになりますので、仕事をはじめとした社会活動や社会的な立場とのバランスをとることが必要です。
一般に独身者の恋愛は自由ですが、倫ならぬ関係は刑法上はともかく、民法上の“罪”に当たるのは事実なので、コメンティターがいうように「罪ではない」といった弁護には注意が必要です。
そういったことも含めまして、今週また今月は、ご自身が仕事や社会で今後どのような役割や責任を果たしていくかといった対外的な意識や関心へと、方向転換をしていくとよいときです。

One-Point ◆ 昨今は、もともと社会的にご活躍できる人生期にあるのですが、ここしばらくはむしろ充電期間でしたので、魚宮の後半に象意を持つ人ほど、再始動に向けた今週になっています。



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