宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.516 / 2017.03.20 〜 04.02


●隔週土曜日に更新予定です。
※2017年 3月18日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 今週は、絆が強まる方向にも、逆に疎遠になる方向にも、これまでとは異なる変化が身近な異性関係に生じやすいときです。
また、旧態依然の強権勢力と、新規自由主義勢力ともに、対立の構造は、相変わらず強いままです。
星の動き ◆ 今週は20日の17時半ごろ太陽が牡羊宮に入宮します。春分の日です。
4月1日に水星が牡牛宮に入宮します。
水星は牡羊宮の天王星と合(コンジャンクション=0度)で、両星は天秤宮の木星と衝(オポジション=180度)です。
この衝(180度)に対して、相変わらず山羊宮の冥王星が軸となってT矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
冥王星は、牡牛宮で合(0度)の火星&ケレスと三分(トライン=120度)です。
牡羊宮で太陽と合(0度)の金星は、火星とミューチュアル・リセプションで、金星は土星と矩(スクエア=90度)です。
太陽も今週中頃まで土星と矩(90度)です。
一方、土星は水星&天王星と三分(120度)で、乙女宮のドラゴン・ヘッドとも三分(120度)です。
そのため、今週後半は水星、ドラゴン・ヘッド、土星の大三角(グランド・トライン=120度×3)が形成されます。
魚宮の海王星は、火星&ケレスと六分(セクスタイル=60度)です。
月は今週、射手宮17度〜双子宮27度をトランシットします。

※今週の「ホロスコープ」は、「宝瓶宮占星学とクオリアルな…」に掲載中です。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮の初盤に象意を持つ人は、昨今は自分自身を見直して、人生の再設計をするとよいときにあります。
既婚者の場合は、精神面やスピリチュアル面を考えたり、自分らしい家庭生活や人生とは何かを模索していくとよい一種の転換期ともなっている時期です。
一方、天秤宮の中盤や後半に象意を持つ人は、類似の課題や問題を抱えることがありますが、昨今は「なんとかなる」と楽天的にもとらえやすいときです。
それが良いか悪いかはともかく、周りの人や組織との関係を両極端に変化させますので、絆が固まるケースもあれば、逆に離縁に向かうケースもあります。

One-Point ◆ いずれにしても、何かと心変わりが生じたり、多くの方が対外的な関係に変化の多い人生期にありますので、過去は過去として、今後の方向性を再検討していくのもよいでしょう。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、恋愛関係や夫婦関係など異性関係をメインにして、対人関係が両極端にも変化しやすい今週また昨今です。
その大半の原因が、自分自身の言動にあることも多いので、良し悪しはともかく、ここのところ周囲のハイレベルな人や個性的な人また技術系や知的な人などとの関係性や摩擦などが生じやすくなっています。
ただし、基本、表層的な出来事だけに目をむけるのではなく、現状また現在の出来事が結果的に何を意味し、自分自身の精神面や人間的な成長に、何をもたらすのかがみえてくると、前向きに解釈したりとらえていけるようになります。

One-Point ◆ 多くの場合、自分の立場から表面的に出来事のみをみますと、たしかに“ラク”ではないといえますが、星の配置やディレクションからは、結果オーライの一面が読みとれます。

《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮の初盤や中盤に象意を持つ人は、周囲の現実を視野に、理想の自己像を見直したり、立て直していくとよいときです。
そんななかでも、初盤に象意を持つ人は、週が進むごとに比較的ながら、ご自身の知識や経験やスキルが生きてきたり、また活用できる状況に、徐々にながら動いていく今週後半以降になりそうです。
一方、射手宮の終盤に象意を持つ人は、頑固にもまた信念をもって、自分の考えによって進める今週になっていますが、最後のほうに象意を持つ人の場合、いくぶんの柔軟さというか優柔不断さが出ることになります。

One-Point ◆ いずれにしましても、今週は射手宮に対する星のディレクションは微妙なので、ほかに生まれもつ運勢サイン(宮)の影響のほうが強く現われる方が案外と多くなっていくときです。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、あえて十把ひとからげで概括的に今週の運勢を申し上げますと、多くの方が“1回休み”といったニュアンスのときです。
もちろん中には、並外れてパワーやバイタリティーを発揮される方もいらっしゃいますが、それも人によって両極端のときなので、逆にまったく力が出ないという方がいたり、ふだんは無気力気味でイザという事態になれば、いわゆる“火事場のバカぢから”を発揮するという方がいたりと、多様です。
ただし、人生のリセットや再計画をされるとよい方が多く、休んで精神的に内面の充実をはかるべき今週また昨今に総じてなっているという意味です。

One-Point ◆ どちらかというと、独りを好んだり、忍耐力にも優れた山羊宮なので、内面性の向上を図るのはよいときですが、同時に、仕事など社会活動に動かざるをえない方もいる時期です。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、華々しく対外的に仕事や社会で活動するというよりも、今週また昨今は、やる気はあっても実体が伴わず、柔弱になって日のばしすることがあるなど、思うようには進みにくいときです。
水瓶宮のみをみれば、そういう傾向のときだという意味で、ほかに生まれもつ運勢サイン(宮)によっては、さにあらずという方も多いので、全員がそうだというわけではありません。
いずれにしましても、霊性面やスピリチュアル系など深層の精神意識にコミットすることが比較的多く生じるときです。

One-Point ◆ どちらにでもとれる表現をせざるをえないのは、実際的にも両方のディレクションを受けているためで、「ある」ときや、「ない」とき、また双方に揺れ動く人もいる今週だからです。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、終盤に象意を持つ人をのぞいて、魚宮以外に生まれもつ運勢サイン(宮)の影響のほうが、強くあらわれることになる今週です。
なので、初盤や中盤に象意を持たれる方は、そちらの運勢サイン(宮)をご参考にされたほうが、今週は実際的にもそういえそうです。
一方、魚宮の終盤に象意を持つ人は、現実にそって真面目にこれまで努力してこられた方ほど、先回も書きましたように、そうやって蓄積してきた才能や実力が評価されて、相応に責任ある地位や立場に就いたり、それらの知識やスキルや独自の才能を、存分に発揮していける今週になります。

One-Point ◆ 昨今は、同時に魚宮らしく夢や理想を描いたり、無意識のうちに現実離れしたビジョンもったりして言動しやすいときなので、とくに中盤に象意を持つ人は一応の注意は必要です。



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