宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.476 / 2016.06.13 〜 06.26


●隔週土曜日に更新予定です。
※2016年 6月11日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、13日に水星が双子宮に入宮します。
同日、海王星が魚宮12度で逆行に転じます。
18日には、金星が蟹宮に入宮します。
21日の朝7時半頃、太陽が蟹宮に入宮します。
太陽と金星は合(コンジャンクション=0度)です。
乙女宮の木星とドラゴン・ヘッド、射手宮の土星、魚宮の海王星とドラゴン・テールによるT矩(Tスクエア=90/90/180)に、今週中頃は水星が加わって、大十字(グランド・クロス=90度×4)を形成します。
木星とドラゴン・ヘッドは、山羊宮の冥王星と三分(トライン=120度)で、冥王星は、牡羊宮で天王星と合(0度)のケレスと矩(スクエア=90度)です。
週末になると、天王星とケレスまた水星を底辺として、蠍宮の火星を頂点とするYOD(ヨッド=60/150/150)が短日時ながら形成されます。
Point ◆ 三者三様、四者四様の三すくみ、四すくみ状態です。
ですが、いったんキッカケが生じると、「一触即発」で事態が急変しかねない今週です。
とくに週末が近づくほど、口撃(情報戦、宣伝戦、非難合戦)を含めて、実際にも突発的な戦闘モードになりやすいので注意が必要です。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、周りからもたらされる問題やトラブルによるストレスに注意が必要な今週また昨今です。
天秤宮らしく表向きは穏やかで平和的で、実際にも今週はそんな温和さが人気につながります。それゆえ同時に、内面的には「楽天的」か「落ち込む」か、両極端になりやすいときです。
天秤宮の後半に象意を持つ人は、転職や転居をふくめた対人関係の変化や環境の変化と、内面のストレスとが連動している昨今です。

One-Point ◆ ということで、表向きは天秤宮らしく上司などからの引き立てを受けますが、自分自身の内面的なメンタリティーは両極端なので、うまく「ストレス」の解消を図るとよいでしょう。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、自分自身というよりも周囲の面倒やトラブルが持ち込まれて、いろいろと影響や迷惑を受けやすいときです。
蠍宮の後半に象意を持つ人をはじめとして、今週はやる気パワーが復活してきたり、活力モードになる人もいるのですが、週末が近づくほど、とくに衝動的な言動に注意が必要になります。
必ずしも、それは悪い意味とはかぎらず、「問題解決」に一役買ったり、リーダーシップを発揮していくことになるのですが、人によっては衝動的にパワハラやセクハラをはじめとした「舌禍」を招くことも起こりやすくなります。

One-Point ◆ ほかに生まれもつ運勢サイン(宮)は別として、蠍宮自身に問題はないのですが、周囲の状況が状況の今週だけに、その影響を直接間接を問わず受けていくことになるためです。

《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、今週、再び形成される大十字(グランド・クロス=90度×4)の当事者の一人になりますが、充分に慎重で、現実に即していければ課題はあっても問題は少ないほうです。
自分勝手な妄想や、事実誤認と、シビアな計算や、誤魔化すことのできない現実が、入り混じる今週なので、「善意」だけでも、また「打算」だけでも、問題や誤算が生じやすくなります。
こういう時期は、四方八方を広くみる高いアンテナと視野が必要で、主観的にも客観的にも、気を配るとよいときです。

One-Point ◆ そのうえで、どちらか一方、またどれかひとつに偏らず、「理想」や「ビジョン」も、「現実」も「自分や相手」も視野に入れた見識による、ここしかない絶妙な判断が道を切り開きます。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、良いとか悪いとかいうことを別に、自分の持つ資質や本質また力量が問われていく今週です。
精神論的にいえば、とくに今週の山羊宮をとりまく状況や出来事は、自分と関係のない他人事ではなく、まさに自分自身のことになっていますので、そのとらえ方で現在の自分がわかります。
もし、現在また昨今の相手や周囲を悪く思ったり非難をしてしまう場合、それはすなわち「自分自身」の現状でもありますので、まだまだ本来の山羊宮にいたっていないことを象わします。

One-Point ◆ そうではなく、良いとか悪いというより、情も失わずに、ありのままの周囲の現実を客観的に受け入れて、一から判断していく場合は、相応のレベルにある山羊宮といえます。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、なにかと騒がしく課題や話題満載の周囲とは、どこか違う世界にいるような昨今また今週です。
ほかに生まれもつ運勢サイン(宮)によっては、もちろん、何かと騒がしい昨今の当事者ともなりえるのですが、純粋に水瓶宮のみをみれば、周りとは比較的関係のないような自分なりのときになります。
そんななかでも、水瓶宮の後半に象意を持つ人は、仕事の多忙期や実力発揮の今週ともいえるのですが、だとしても「ルーティンワーク」のように、仕事をこなすだけになりやすいかもしれません。

One-Point ◆ 上述のようであっても、週末が近づくにつれて、思わぬ仕事が舞い込んだり、人によっては急に多忙になることもありえますので、即応できる体制を整えておくとよいでしょう。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、今週、再び形成される大十字(グランド・クロス=90度×4)の当事者の一人になり、自他ともに複雑な状況が生じそうなので、対応力や真価が問われるでしょう。
だいたいは、社会的に評価を受けたり、地位や職位が向上したり、仕事運に恵まれて実力発揮ができる昨今ですが、その一方で、良いとか悪いではなく主観的に判断しやすい魚宮なので、昨今の運勢と齟齬が生じないことが重要です。
運勢にそった方向で自分の主観を活かせばいいのですが、自己主観のまま言動すると、運勢にそっぽを向かれたり、逆転することも起こりかねません。

One-Point ◆ 簡単に書けば、自分だけでも、相手だけでもなく、想いだけでも、現実だけでもなく、全体をバランスよくみて判断をし、何よりもまずは混乱錯誤しないことが重要だということです。



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