宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.468 / 2016.04.18 〜 05.01


●隔週土曜日に更新予定です。
※2016年 4月16日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、18日に冥王星が山羊宮17度で逆行に転じます。
20日になった直後の0時半頃、太陽が牡牛宮に入宮です。
28日には水星が牡牛宮23度で逆行に転じます。
月末30日には、金星も牡牛宮に入宮します。
乙女宮の木星とドラゴン・ヘッドは合(コンジャンクション=0度)で、木星は魚宮の海王星とドラゴン・テールを衝(オポジション=180度)とし、射手宮の火星と土星を軸にT矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成します。
土星はドラゴン・ヘッドとドラゴン・テールとT矩(90/90/180度)です。
木星は、山羊宮の冥王星と、また今週後半の牡牛宮の太陽と、それぞれ三分(トライン=120度)で、ドラゴン・ヘッドと冥王星と水星は、大三角(グランド・トライン=120度×3)を形成します。
火星は、牡羊宮のケレスと三分(120度)で、土星は、牡羊宮の天王星と三分(120度)です。
その天王星は、金星と合(0度)で、天王星は冥王星と矩(スクエア=90度)です。
金星も今週前半のみ冥王星と矩(90度)です。
Point ◆ 「一触即発」の危機的状況は続きます。
そんななか組織や国家では、少しずつですが安定や安全を求めてTOPクラスが模索して動きだします。
とはいえ、緊張状態が終わるわけではなく、6月あたりのピークに向けて、まだまだ予断は許しません。
今週は情報戦や舌戦など知恵くらべのときです。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、全体的な事態は大きく動くわけではないのですが、それでも週末や来週以降に向かって、徐々に内面の意向や決意や態度を固めていく方向で動きます。
大半の方が昨今の人生期は、深層の精神意識が刺激されて、高い精神性や霊性を志向していく(べき)時期にありますので、その体得度合いが今後の人生のベースを決めていくことになります。
調和や平和を愛する天秤宮としては、昨今の状況が決して願いにそうものではないために、心を痛めると同時に深く考えざるをえない時期です。

One-Point ◆ 逆に申し上げますと、時代のみならず天秤宮の今後の人生において、そういう精神意識(霊性)や内面性が必要かつ重要なために、こういう昨今の状況を迎えているといえます。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、どこをとってみてもとあえて申し上げますが、「両極端」ともいえる発展的で前向きに動ける面と、少なからず課題がともなう状況との、両方を抱えているときです。
ことの良し悪しには関係がなく、ご自身の「想い」と、実体としての現実の「行動」とを、どのようにバランスよくとらえて調整し、対処していくか、いわば「真価」が問われているときになります。
今週は、週が進むほどに、自らの社会的責任を果たすべく考えたり、方向性を検討していくことになりますので、転換を模索していくとよいでしょう。

One-Point ◆ 仮に、自分が変わらなくても周囲が動くときなので、それにともなって変わらざるをえず、自分が先か相手が先かの違いで、今、変わることでのちの運勢に乗りやすくなります。

《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、自分自身をメインとして「両極端」に運勢や出来事が動くときで、今週また今後の運勢は、まさに自分自身によって決まり、方向づけられるといっても過言ではないときです。
自分の内面の思いや感覚に拘泥しすぎて対外的な仕事や社会の現状とのバランスや調整をおろそかにした場合、高い確率でここぞといえる「最高」の個性発揮や自己実現のチャンスを逃しかねません。
一方、内面は内面として、現実を見抜いた明確な意志判断をもって行動できれば、自分の知識や技術を最高度に発揮できる今週また今後となっていきます。

One-Point ◆ 要は、自分次第で「運勢」を逃したり、「運勢」を確実につかめるときで、誰のせいでもなく「自分自身」がまさに今週また今後の運勢を左右していく「主人公」になっています。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、大半の人にとって昨今の人生期が、大きな「自己変革」の運勢期にあることに変わりはありませんが、それでも今週以降は週が進むほどに、だいたいは頭の回転も優れ、活発な自己啓発の時期になっていきます。
昨今の根本的な課題や問題は、周囲や社会の現状ではなく、自分自身の内面性やほんとうの霊性ともいえる、理屈を超えた見えない世界を理解して行動できるか否かになっています。
厳密なリーディングではそういうことですが、平易に身近な言葉でいえば、理論理屈や損得だけで動くのではなく、相手の情を考えた行動ができるかどうかです。

One-Point ◆ 現実感やシビアな損得勘定は、もともと生まれもつ山羊宮なので、問題は、それだけで世の中や人が動いているのではないことを、「情」をもって実感できるかどうかです。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、自分の美意識や行動と、相手や周囲の考えや感覚が必ずしも一致しない時期にあるために、すべてではありませんが、どこか齟齬(そご)が生じやすい昨今です。
場合によっては、感性的な知性はともかくとして、頭の働きが冴えたり、逆に働かなかったり、両極端になる傾向がありますので、知識の充実にはよいとしても、対外的な発揮には、齟齬が生じることがあるということです。
「悪い」といっているのではなく、今週また昨今は、どちらかというと対外的に華々しく活躍するというよりも、計画の練り直しや学びの時期にあたります。

One-Point ◆ 「水瓶宮」に対するディレクションはそういうことで、ほかに生まれもつ「運勢サイン(宮)」によっては実際の状況が異なってきますので、あわせてご参照されてご判断ください。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、良し悪しに関係なく、自分自身というよりも、相手や周囲の状況や引き立てによって、自分の仕事のシーンをはじめ、社会的な活躍の運勢が決まっていく昨今です。
一方的に自分の感覚や感性に過度に拘泥したまま判断するよりは、充分に相手や社会の実情をみて、受け入れながら判断や対処をしていけば、さほど問題はないといえますが、感性(自分)中心になるほど要注意のときです。
その運勢傾向が強まってく今週なので、相手や周囲を受け入れていくほど、実力発揮や社会的な地位が向上していくときになっています。

One-Point ◆ 逆にいえば、地位が向上したり、上司や上位者に引き立てられるほど、カゲでやっかむ人がいないとはかぎりませんが、それも浮世の彼方であっても「夢」をみれる昨今です。



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