宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.462 / 2016.03.07 〜 03.20


●隔週土曜日に更新予定です。
※2016年 3月 5日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、12日に金星が魚宮に入宮します。
20日午後1時半頃、太陽が牡羊宮に入宮(春分の日)です。
12日以降はとくに魚宮で、順番に金星、海王星、水星、ケレス、ドラゴン・テール、太陽と、6つもの星や占星点が大会合(ステリウム)です。
当然、多くの星が連続合(ローリング・コンジャンクション=0&0度)や三重合(トリプル・コンジャンクション=0/0/0度)をとります。
このうち、水星以降の星は、乙女宮の木星やドラゴン・ヘッドと衝(オポジション=180度)で、そこに射手宮の土星が軸となってT矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成します。
同時に、山羊宮の冥王星が調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。
ドラゴン・ヘッドと水星の衝(180度)は今週後半以降からです。
一方、牡羊宮の天王星は、土星と三分(トライン=120度)で、冥王星と矩(スクエア=90度)です。
金星は、射手宮の火星と矩(90度)です。
Point ◆ 図式的にご説明いたしますと、今週また昨今は、ご本人は気づかないことが多いのですが、実状を把握していないドリーマー(夢想家)や拡大主義者が問題を起こします。
それに対して、TOPが火消しや調整にまわりますが、同床異夢の面があって痛し痒しです。
今週は異性関係も類似で、週末が近づくほど夢見る恋愛気運や純情ロマンスが生じますが、実は虎視眈々と狙う狼だったり、肉食女子にも豹変しかねないときで、失望しやすいでしょう。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、左の「今週の星の動きと傾向」に書いたような状況の中で、仮に、善意を含めた安易なお気持ちで、平和的に「調整」を図ろうとしたり、「現状維持」を図るなど、もとのさや(仲)に戻そうとして、労苦をとるようなことがあるかもしれません。
そのお気持ちは天秤宮らしいし、悪いとはいえないのですが、自分自身に強い立場(信条)がないと、もともと昨今の人生期は、自分自身が深く傷ついたり、人生を考えるようなハメに陥りかねないときです。
そのため、仲裁の結果、絆を深める人がいる一方で、逆に激しく慟哭して訣別したり、絶交状態になる人がいないとはいえない今週また昨今です。

One-Point ◆ いずれにしても、ご自分の心奥が、両極端にも動きやすいときで、深く傷つくことがあると同時に、深い精神的な満足にも満たされる、両方の可能性がそれぞれにある時期です。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、左の「今週の星の動きと傾向」に書いたような状況の中で、さまざまな思いが生じ、また、あの手この手と打開や収拾を図ろうとされても、その一因が良し悪しはともかく、自分のこし方や実態にあったりするケースもありますので、容易ではないかもしれません。
悪いと書いているのではなく、むしろ客観的に周囲や自分自身をみて、状況を把握されるほど、学びやご自身のバージョンアップによい時期です。
もちろん、打開や収拾に動くからこそ、思いどおりにならないことや、見えてくるものがあるときなので、いわば「リトマス試験紙」を投じてみるくらいのお気持ちで、ちょうどよいときだといえそうです。

One-Point ◆ 昨今の事態は案外と複雑なので、熱くなって動いても、またどちらに転んでも、一進一退で、どのボタンを押すとどうなるか、観察するくらいのクールさがあってよいときです。

《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、真価が問われるときで、内面の精神性はもちろん、現在の見識レベルをはじめ、社会に通用する実力の有無など、自他内外全体を見通して考慮し、調整し、対処できるか否か絶妙なときです。
左の「今週の星の動きと傾向」に書きました状況の中で、やる気パワーと同時に無気力傾向の両方を受けることになりますので、その判断やコントロールは、まさに自分次第といえるでしょう。
できる、できない、そのどちらでもいいのですが、どう受け入れてシビアに判断や対応をしていくか、それとも夢や想いに流されて、安易にもまた成り行き任せになっていくのか、すべては自分次第です。

One-Point ◆ 断定して申し上げますと、これまでの自分の生き方や人生の蓄積が、良かれ悪しかれ、今週また昨今の現状や結果を左右しますので、まずは正しい現実認識が重要になります。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、左の「今週の星の動きと傾向」に書きました状況の中で、独りの世界にこもらずに、要は宝瓶宮時代の「友愛精神」を発揮して、どこまで事態の打開や収拾を図れるか、そういった「本質」発揮のときです。
一般的にいえば、社会経験の少ない若い人ほどそれが難しいのは事実ですが、年配者でも、これまでの自分の生き方が結果として現われる時期なので、真価が問われる今週また昨今です。
現実問題として、できるものはできる、できないものはできないため、いずれもいいのですが、真意や真実をつかんでいったり、学んでいくことが必要な人生期です。

One-Point ◆ 自己変革がそこからはじまる人もいるのですが、老若男女をとわず、いえることは新しい宝瓶宮時代の「友愛精神」(和、絆の心)を身につけていくべき時期に今があることです。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、なにはともあれ、良し悪しもともかく、自分自身の深層の精神意識(霊性)をはじめ、自分の現状や実体がどうなのか、問われているといえる今週また昨今です。
それは、だれかから問われているというよりも、むしろ自分自身の「心」や「想い」に問われているときなので、その答えも自分で出すしかないのです。
今週は、左の「今週の星の動きと傾向」に書きましたように、複雑な状況下に全体がありますので、ここしかないという「正解」を見出すのは、相当の見識や実力が必要で、諦めれば成り行き任せになるしかないようなときです。

One-Point ◆ ともすれば、過去のまま現状維持に陥りやすい昨今ですが、真価が問われ続けている人生期にあって、今週また昨今は、ここで大逆転や大変革を考慮すべきときでもあります。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、左の「今週の星の動きと傾向」に書いたように星が集中していて、いわば魚宮(自分)を中心に回るようなときです
良かれ悪しかれそういう意味で、現在の自分の見識や実力次第、またこれまでの人生で責任感や使命感をもって活動してきた度合いが、結果となって仕事や社会活動にあらわれる昨今の時期になっています。
なので、実状を把握せず観念的に「虚構」の世界に生きてきただけの人は、厳しい現実に陥りやすく、逆に夢を描きつつもシビアに現実に対処して生きて地歩を積み重ねてきた方の場合は、出生や栄達また昇進のときです。

One-Point ◆ 同じ魚宮でも今週また昨今は、何が起きるのかは自分のレベル次第、千差万別です。「運勢」だけで人生が動いていくのではなく、「実力」が左右する時期もあるということです。



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