宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.442 / 2015.10.19 〜 11.01


●隔週土曜日に更新予定です。
※2015年10月17日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、24日未明2時半頃に太陽が蠍宮に入宮します。
28日にケレスが再び水瓶宮に入宮します。
太陽とケレスは矩(スクエア=90度)で、太陽は魚宮の海王星と三分(トライン=120度)で、ケレスは乙女宮のドラゴン・ヘッドと三分(120度)です。
後者は射手宮の土星を頂点に小三角(ミニトライン=60/60/120)を形成し、土星と魚宮のドラゴン・テールの三分(120度)もまた、ケレスを頂点とした小三角(60/60/120)を形成します。
乙女宮の金星・火星・木星は三重合(トリプル・コンジャンクション=0/0/0度)で、いずれも山羊宮の冥王星に三分(120度)をとります。
その冥王星を軸に、天秤宮の水星と牡羊宮の天王星とで、T矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
水星と金星は交歓(ミューチュアル・リセプション)です。
Point ◆ 異性:今週は、異性に対する衝動や情動が高まりやすくなっていますが、多くの場合、そこには奇妙な関係性がともないやすいときです。
戦争:また、一触即発の危機も高まりやすいのですが、一方で、厳しい対立をともなったウラ交渉によって、和平が模索されるなど必ずしもドンパチに至らない可能性が残されています。
むしろサイバー戦や情報戦、また諜報戦で勝負が決まりそうです。
経済:そういった異性関係や戦争含みの国際情勢にかぎらず、ギャンブルを含めた株やFXなどでも大きなお金が動くときになっています。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、良し悪しはともかく、身の回りの情報交換やコミュニケーションが活発化したり、人間関係に動きが起こりやすく、相乗効果的に作用して、関係変化は避けにくい今週です。
結果、平和や調和を願い、ことを荒立てたくない天秤宮は、異性関係や上司との人間関係を含めて、自分の奥深い精神意識(霊性)面をかえりみることになり、深く考えたり、心のあり方を見直していく今週また昨今です。
ご存じのように、世の中にはいろんなタイプの人たちがいますので、価値観もそれぞれで、必ずしも「話せば分かる」といった人たちばかりではないことを感じる機会も多いかもしれません。

One-Point ◆ 人は人、自分は自分、そう考えて信念や主張をつらぬくにしても、また長いものに巻かれろ式に妥協するにしても、結局は、考えの違いや対立は避けがたいときにあるといえます。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、仕事の多忙期や、これまでの仕事運や社会活動運のピークのディレクションの時期は、ほぼ過ぎたといえますが、まだ今週あたりまでは、その名残りが続いていくときです。
同時に、それをどう収拾したり、将来につなげていくかといった課題も少なからず生じたり継続していくときにありますので、そこでは真実(ほんもの)の実力かどうか、真価や手腕が問われることもある今週です。
蠍宮の最初と最後に象意を持つ人は、それぞれ異なるディレクションを受けているときですが、大半の蠍宮にとっては、個々に生まれ持つホロスコープ(出生天球図)よって今週の運勢は少なからず左右されることになります。

One-Point ◆ 蠍宮の最初に象意を持つ人は、事実誤認による「勘違い」や「思い違い」に気をつけるべきで、蠍宮の最後に象意を持つ人は、実りの刈り入れや備蓄を考えていくとよいでしょう。

《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、本当に実力や見識がある人ほど、今週や昨今は、仕事や社会活動の場において、才能や個性を発揮できるときで、人気が出たり、周囲の評価が高まるときです。
基本的にはそういった運勢期ですが、その一方で、怠けて過ごしたり、自分の世界で生きている人は、ただ気分がよく、流れ任せで安易に過ごすだけになるときなので、注意が必要というよりも、運勢をムダにしかねないときになるでしょう。
いずれにしても、自分なりに自由に歩みやすいときで、それ相応の実りや状況となっていく昨今であることに変わりはありません。

One-Point ◆ 同じ射手宮でも、ちょうど「アリとキリギリス」のように、2つに分かれていくときで、「現実」を見つめてせっせと生きるか、「夢」に生きるかで、今後の結果は異なってくるときです。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、多くの方が「自己変革」の人生期にあって、精神的にも現実的にも動きが出やすい昨今です。
そういったディレクションのときにあることに変わりはないのですが、具体的にどのような出来事となり、実際にどう動いていくかは、少なからず個々に生まれ持つホロスコープ(出生天球図)によって異なってきます。
一般的には、衝動的な対抗心といったファイトと、おおらかな寛容さや協調性など、その両方をもてるときで、どちらが強く発揮できるようになるかは、ご自身のホロスコープ(出生天球図)によって変わってくるということです。

One-Point ◆ いずれであっても機転が効いたり、知識や才能を発揮していける時期にありますので、正しいアイデアや見識を伴いながら、学業や仕事や研究活動に役立てていくとよいでしょう。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、あえて書きますと、現実的というよりも「運勢的」また「精神的」(霊性的)に、「質量転換」(変革)をしていく時期にありますので、これまでとは少なからず「意識」をチェンジしていく必要があるときです。
抽象的な表現で申し訳ありませんが、なにぶん見えない世界に強く働くディレクションなので、具体的に表現できるというよりも、精神意識(霊性)の変革期にあるといった表現になります。
そういったディレクションも含めまして、今週の仕事や対外的な活動は、直感やイメージを活かしたり、また未来を見据えてビジョンを描いていくようなことが多くなっていくでしょう。

One-Point ◆ いわゆるアイデアや知識や直感を活かしたり、発揮するなど、創意工夫も交えて常識にとらわれない発想をもって計画するとよいのですが、奇矯すぎない程度が無難でしょう。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、ほとんどの方がよい意味で、意識や行動を含めた方向性の転換期にある昨今また今週です。
ご自身の精神修養面やスキルの習得など、プライベートな内面性に意識や関心をもっていく人生期から、仕事や社会活動など、対外的にどのような使命をもって社会的な責任を果たしていくかに向けて、オフィシャル面に方向転換をしていくディレクションのときです。
実際的にも、相応に実力や見識や才能のある人ほど、組織や部署の「長」や「リーダー」や「重要なポジション」など、責任や権限をもつ立場を与えられて、個性の発揮ができる人生期に入っています。

One-Point ◆ 今週は、多くの場合、それに輪をかけて自己実現や感性の発揮が可能になっていきますので、おごらず高ぶらず、クールに現実をみて、夢とのバランスをとっていくとよいでしょう。



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