宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.358 / 2014.03.10 〜 03.23

●隔週土曜日に更新予定です。
※2014年 3月 8日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、18日に水星が魚宮に入宮します。
21日に日付が変わった直後の深夜2時頃、太陽が牡羊宮に入宮し「春分の日」を迎えます。
ちなみに、逆行中のケレスとドラゴンヘッドは、今週後半、そろって天秤宮に戻り、火星と合(コンジャンクション=0度)をとります。
その火星は、水星と三分(トライン=120度)で、水星は魚宮の海王星と合(0度)に入ります。
海王星は蟹宮の木星と三分(120度)です。
その木星は、山羊宮の冥王星と衝(オポジション=180度)で、牡羊宮の天王星を軸にT矩(Tスクエア=90/90/180)を継続中です。
蠍宮の土星は、太陽と三分(120度)で、今週前半まで水星と矩(スクエア=90度)です。 土星と冥王星のミューチュアル・リセプションは、ほぼ今年いっぱい続きます。
Point ◆ 10度〜13度の狭い範囲で天王星/木星/冥王星のT矩(90/90/180)が続いていますので、4つの基本点(ASC/IC/DES/MC)を含めると、1日の中で40分ほどずつ計4回の大十字(グランド・クロス=90×4)が形成されています。
精神レベルが高く友好的な方は、あまり問題がないのですが、精神レベルが低く敵対的な感情を持つ人の場合、大十字(90度×4)がマイナス方向に働きやすくなりますので、月の配置次第では、事件や事故や問題を起こしやすくなっています。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、全員ではありませんが、長いこと左の欄外の「今週の星の動きと傾向」に書いた大十字(90度×4)の影響を直接的に受けるサイン(宮)の一つになっています。
天秤宮のみをみれば、周囲の意志を尊重する穏やかな平和主義者が多いので、比較的に問題は少なくなるのですが、他に生まれ持つ運勢サイン(宮)次第によっては、ときに自制が必要にならないとはいいきれません。
もっとも、調和的な人生観を持つゆえに、今回の大十字(90度×4)はかえって本物の精神意識を身に付ける方向に働くことになって、一段と精神レベルをアップしていく時期になる可能性も高いときです。

One-Point ◆ 人間関係や組織関係の変化が起こりやすいとしても、天秤宮からみた現在の大十字(90度×4)は、内面はともかく、対外的にはおおらかに流れに委ねていくものになっています。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、一部の人を除いて、つい衝動的に感情を爆発させたり、逆に何も主張できなくなるといったことが、異性を含めた人間関係に悪影響を及ぼさないようにしたほうがよいでしょう。
また、蠍宮の前半に象意を持つ人は、良し悪しはともかく、今しばらくは善意の気持ちが誤解されたり、事実を見誤るような言動に注意しておいたほうがよい時期です。
一方、蠍宮の後半に象意を持つ人は、自分自身の職場や社会における「立ち位置」といった役割や存在意義がハッキリと見えてくるときになりますので、それに基づいて意識や考えを新たにしていくとよいときです。

One-Point ◆ 同じ蠍宮でも、昨今は「前半」か「後半」のどちらに象意を持つかで、かなり受けるディレクションが異なってきます。その間の人は複雑になりますので両方を見極めるとよいでしょう。


《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、良し悪しは別にして、昨今の人生期の特徴は、現実離れした「精神意識」のパワーを受けているディレクションのときになります。
それがどのように働くかは、生まれ持つホロスコープ(出生天球図)によって人それぞれに異なりますが、一つは地に足が着かずに、気ままに「夢」を追い求めたり、現実認識から離れやすくなっていくケースです。
もう一つは、よくいえば理想的な精神面を求めて、いわゆる霊的世界やスピリチュアルな世界にかかわる出来事や、そういった見えない世界に意識や関心や活動の場を見出していくようになるケースです。

One-Point ◆ どちらも過去に体験しなかった世界に進み、新しい自分自身を見出したり、発見していく体験をしますので、精神世界だけでなく、現実対応ができる本物かどうかが問われています。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、多くの場合、左の欄外の「今週の星の動きと傾向」に書いた大十字(90度×4)の影響を、直接的に受けるサイン(宮)の一つになります。
それだけに、昨今がどのような状態や運勢期にあるのかは、人によって両極端に分かれることにも起こりやすく、自分本位に考えたり、権威的に頑固な人ほど、また見識や実力が備わらず未熟であるほど、周囲との問題を抱える時期になっています。
逆に、高い精神性を備え、相手や周囲を否定せずに、友好的に接する人で、見識も高い人ほど、仕事や社会活動の分野で充分に実力を発揮できる今週や昨今になっています。

One-Point ◆ 最も両極端のケースでは、社会の「頂点」に立つ人と逆に「どん底」に陥る人に分かれることです。ただし、意識や実力次第では、大逆転も起こりえる可能性がゼロではないときです。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、おおむねですが、今週は良くも悪くもマイペースで進めるときになりますので、今後の自分の在り方について考えていくとよいでしょう。
とくに水瓶宮の後半や終盤に象意を持つ人の場合、思いもよらないヒラメキや、直観的なインテリジェンス能力が発揮されやすくなっていますので、行動したり、考えるほど、多くの気づきが生まれる今週でしょう。
一方、水瓶宮の前半から中盤に象意を持つ人の場合、怠惰や贅沢な気分に流れないとはいえませんが、それでも自身の魅力が高まるときなので、個人的な理想像を見出していく今週にするとよいときです。

One-Point ◆ 大きな目でみれば、社会的な実力のある人ほど、今週は、自分の能力を発揮して活躍できるときになります。逆に、さほどでもない人の場合、それ相応の「活躍」となる今週です。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、良いとか悪いというよりも、昨今は、多くの星のディレクションが集中するサイン(宮)の一つになっていますので、最低でも「混乱」しないようにするとよいでしょう。
というのも、それぞれの星のディレクションを見分けたり、適切に適応ができるなど、上手に「仕分け」ができる人であれば、どんな事態においても対応していけるときですが、そうでなければ、逆に事実誤認をしたり、お門違いの判断や対処をしてしまうことが起こりやすいときだからです。
基本、魚宮の前半や初盤に象意を持つ人の場合、その傾向が強くなりますので、ヒラメキや気づきも含めつつ理性的に判断し、前向きにビジョンに向かって進むとよいでしょう。

One-Point ◆ 一方、魚宮の後半や終盤に象意を持つ人の場合、自分が置かれた立場を把握しやすい今週なので、「夢」や「想い」だけではなく、現実的にも見極めて判断していけることでしょう。



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