宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.356 / 2014.02.24 〜 03.09

●隔週土曜日に更新予定です。
※2014年 2月22日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、27日に水星が、水瓶宮18度で順行に戻ります。
翌々日の3月1日に、火星が天秤宮27度で逆行に入ります。
翌2日には土星も、蠍宮23度で逆行に転じます。
6日には木星も、蟹宮10度で順行に戻り、同日、金星が水瓶宮に入宮します。
ほぼ週末まで魚宮の太陽と海王星が合(コンジャンクション=0度)で、木星と三分(トライン=120度)をとります。
金星は天秤宮の火星と矩(スクエア=90度)で、水星も蠍宮の土星と矩(90度)です。
牡羊宮の天王星を軸にした、木星と山羊宮の冥王星とのT矩(Tスクエア=90/90/180)は継続中です。
土星と冥王星のミューチュアル・リセプションも継続中です。
Point ◆ 火星が逆行に入り、いよいよ大十字(グランド・クロス=90×4)へのカウントダウンがはじまりました。
ほかにも順行や逆行に転換する星が多く、楽観性やお気楽さを許さない今週になりそうです。
ノンビリ構えていると、実は足元に火が付いていたということにもなりかねませんが、そういったことを経て、何か気づきが生まれてくるときです。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、良し悪しはともかく「潮目」が変わる今週ですが、それが実感として現われてくるのはもう少し先で、生まれ持つホロスコープ(出生天球図)によって若干、異なってきます。
昨今は、精神的に厳しい面があったとしても、今週前後あたりは表向きや仕事上は一見「ノー天気」にも「明るく」も振る舞える人が多いので、何も悩みがないかのように周囲から誤解されることが起きるかもしれません。
天秤宮の終盤に象意を持つ人は、今週の運勢は細かく分かれますが、あえて共通項を見出すとすれば、厳しい中にあるとしても、希望を持って新たな自分の道を見出して頑張っていこうとするなど、積極的にもなれる複雑さのあるときです。

One-Point ◆ なかなか事態が動きづらい今週にもなりますが、天秤宮においては、週末から来週にかけては、次第に自分らしさを取り戻して発揮していくことが可能な3月になっていきそうです。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、蠍宮にかぎらず多くのケースでそうなのですが、なかなか事態が好転しなかったり、動きだしにくい時期にあるのは、仕方のないところでしょう。
もっとも、そういった現実が少なからずあるとしても、気分的には別で、とくに蠍宮の前半に象意を持つ人をはじめとして、希望的に夢を描いたり、事態をあまり気にせずに、楽観視しやすくなる今週や昨今だといえます。
蠍宮の後半に象意を持つ人は、相変わらず独立を含めた社会的な野心を抱きやすいときにあり、それを実行していく人も多いと思いますが、いずれにしても今週は考え方やコミュニケーションの取り方を変えていくとよいときです。

One-Point ◆ 基本、男女問題などを含め、いろんな出来事を通じて、内面性の充実を図っていく人生期にありますので、今週や3月は、そこで何かを気付いたほうが次に進む基盤になります。


《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、全員ではありませんが一般的にいえば、事態はフリーズしたかように動きが固定化しやすい一面が生じる昨今だといえます。
それゆえか、それでもか、はともかく、現実面は人それぞれですが、精神面やスピリチュアルな面においては、新たな出直しを図るのによいときで、内面性を充実させるほどそれが可能になっていきます。
現実面の出来事や運勢においては、射手宮うんぬんよりも、生まれ持つ他の運勢サイン(宮)に働くディレクションの影響のほうが多分に大きくなるときなので、そちらをご参考にされるとよいでしょう。

One-Point ◆ いずれにしても、人との関係性は、いつ変化が起きても不思議ではない可能性を秘めているときで、良し悪しともに期待や想いとは異なる一面が現われてもおかしくない昨今です。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、良くいえば信念、悪くいえば頑固さを持ちやすい人生期にありますが、それゆえに対人関係も、両方の可能性をもって現われやすい運勢期になります。
期待した相手が、まったくの期待外れで、最悪は裏切られるようなことが起きる可能性もあれば、逆に、想像以上に素晴らしい人物で、善意をもって接してくれたり、両極端に出る可能性の高いときです。
ふつうにホロスコープ(出生天球図)を持つ場合、そこまで両極端にはならないのですが、そういった傾向は出ますので、備えをしたうえで、前向きに接するとよいでしょう。

One-Point ◆ もっとも、山羊宮に象意を持つ人は慎重ですし、一般的ににぎにぎしい人づきあいよりも独りで考える時間も多いので、とくに不慣れな人間関係は、自ずと注意していくでしょう。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、全体的に事態がフリーズしたかのように、動きが出ずらい今週になりますが、週末から3月にかけては、少なからず人間関係が活性化しそうな状況です。
人によっては活性化とまではいかないにしても、徐々に人気運や自身の魅力が高まるときを迎えていくことは同じなので、自分の理想像を追及したり求めていくとよいでしょう。
とくに水瓶宮の後半に象意を持つ人は、動きのない全体の中にあっても例外ともなり、仕事を含めて活発にコミュニケーションがとれるときになっています。

One-Point ◆ もっとも昨今は、本物かどうかの真価を問われる人生期が変わらずに続いていますので、問題は成功よりも、ミスをしたときの態度や処理が評価を分けていくことにもなります。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、魚宮を除く社会全体を見たときには、あまりよいほうではない状態でどこかフリーズしているような傾向のときですが、そんな中でも昨今の魚宮は例外中の例外になります。
もちろん、全員というわけではありませんし、ほかに生まれ持つ運勢サイン(宮)によっては、動きづらい一面もでますが、基本的には問題や課題があっても、ほとんど気にならずに前向きにマイペースで進んでいけるときです。
ちゃんとした社会的な実力や見識を備えた人であれば、とくにそうで、こういったときこそチャンスのときで、果敢に物事や計画を推し進めていけることでしょう。

One-Point ◆ ある意味、良いほうにフリーズする今週です。ただし、理想と現実をゴッチャにして分別できない人の場合、少なからず混乱が生じてきますので、見極めが必要な昨今になります。



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