宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.286 / 2012.10.22〜 11.04

●隔週土曜日に更新予定です。
※2012年10月20日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、23日朝9時頃、太陽が蠍宮に入宮します。
28日、翌29日に変わる直前に金星が天秤宮に入宮し、29日には水星が射手宮に入宮します。
蟹宮のケレス、蠍宮の土星と太陽、魚宮の海王星の大三角(グランド・トライン=120度×3)は、今週も続き、これに山羊宮の冥王星が加わってトライン・カイト(60・60・120・120)が形成されます。
その冥王星とケレスは、今週後半、天秤宮の金星を交えて大十字(グランド・クロス=90度×4)を形成します。
双子宮で逆行中の木星は、射手宮の火星と衝(180度)、水星と蠍宮のドラゴンヘッドは、海王星と矩(スクエア=90度)、天王星とは三分(トライン=120度)です。
Point ◆ 今週は、一言でいえば、「連立と対立」が混在します。
それぞれの立場で対立が顕著になる一方、変革を求めて失礼な表現ながら「有象無象」の協力関係や連帯が図られることになります。
ちなみに、土星と冥王星の「変革の深化」に加え、今週の後半は、水星と木星のミューチュアル・リセプションも形成され、考えや意見や主張がさまざまに乱れ飛びそうです。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、西洋占星術では一般に「平和」や「協調」を志向するサイン(宮)と解釈されますが、今週においては、そのような自己主張をするほど虚しく響くときになります。
現状打開を求めて何とかしようとするものの「呼べど答えず」「探せど見えず」「打てど響かず」…、若い方ほどなす術も見つからなかったり、隔靴掻痒の感のある時期になりそうです。
一方、場慣れした方、百戦錬磨の方、熟練や老熟したハイレベルな方であれば、逆に「ここしかない」といった究極の一手を見出して打てるときです。

One-Point ◆ 天秤宮のみをみれば、そういうことです。今週は、対立も顕著ながら、協力関係も築けるときなので、ほかに生まれ持つ運勢サイン(宮)もご参考にしてご判断ください。

《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、良いとか悪いとかは抜きにして、今週また昨今の状況や動きのキーマンは、蠍宮に象意を持つ「ご本人」になる確率が高いときです。
簡単ではない昨今の状況にありますし、また運勢的にも例えば、決断を迫られても動きづらい星の配置にありますので、状況は読めるものの、一般的には、何ともしがたいときになるかもしれません。
しかし、底力があったり、隠し持つパワーを秘めていたり、ポテンシャルの高い人が多い蠍宮なので、イザとなれば、状況を根本から引っくり返すほどの事態を招来することが可能なときでもあります。

One-Point ◆ 注意すべきは、確かに現実もちゃんと見れるときですが、一方で、勘違いも起こしやすいときなので、よくよく真実を見通して、さらには人間心理も見据えないとミスを招きます。

《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、今週も後半に進んでいくほど、もはや安穏と構えたり、成り行き任せに傍観して、自分独りで楽しんでいるときではなさそうです。
それは悪い意味ではなく、対立と協調が交錯し混乱する周囲の状況の中に、射手宮が動くことで一石が投じられ、波紋が生じて、たとえ嵐を巻き起こすことになろうとも、一度、壊したり、攪拌させなければ見えてこないものや、築けないものがあるからです。
今週、射手宮に象意を持つ人の役割は、たぶんにそういったことなので、安易に「平和」や「安定」を求めずに、果敢に進んでみるのも、長い目で見れば結果オーライになるかもしれません。

One-Point ◆ 「なるかもしれません」というのは、そういう言動をとられても、ここでは責任は持てないからです。オススメはしますが、ご自身で感じるなり、お考えのうえ、ご自由にご判断ください。

《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、上述の蠍宮と同様に、今週は良いとか悪いとかは抜きにして、昨今の状況や動きのキーマンになる確率が高いときです。
とはいえ、やはり決断を迫られても動きづらかったり、決断しても周囲が動いてくれなかったりしやすいときなので、状況は読めても切歯扼腕することもありそうで、一般的には何ともしがたいときになりそうです。
ただし、対処する方法は2通りあり、1つは、そういった周囲の状況から、人のことはともかく自分自身の修練を図ることによって、昨今の「自己変革」のディレクションに適応していくことです

One-Point ◆ もう1つは、山羊宮らしく、じっと忍耐しながら状況を読み続け、ここぞという起死回生の一瞬のタイミングや判断によって、大逆転の手に打って出ることも不可能ではありません。

《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、自分のアイデアや「改革」的な動きが、逆に周囲の人々との考えや立場の違いを顕著にしやすく、「トラブル」含みの今週になりそうです。
ただし、「トラブル」が起こらないことが将来性があり、うまく結果が出ることになるとは限らない昨今なので、偏屈ではなく、正当をもってして起こる「トラブル」は、むしろ歓迎すべきものだといえるときです。
100人が100人賛成するものに未来はなく、むしろ25%〜30%の人が賛成すれば御の字ととらえて、気概を見せていくのも、ご自身が本物であるほど結果的に評価が高まっていきます。

One-Point ◆ おおむね今週は、後半になるほど頭が冴えて、画期的なアイデアが湧き、一般的には精神意識が高まりますので、単に頑固にならずに、誠意と人格を持って接するとよいでしょう。

《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、混乱する周囲の対立をよそに、現実を見据えた広い心でもって協調を図り、持ち前の知識や情報やコミュニメーション能力を発揮できるときです。
場合によっては、現実離れした理想や構想やビジョンによって、逆に動きづらいことも起こる昨今ですが、とはいえ、現実を見抜く目はピカイチなのが一般に今の魚宮に象意を持つ人々です。
動く動かないはともかく、衝動性だけは避ければよいときなので、じっくりと現実を見通したうえで、ここぞというときの一手には、驚天動地、刮目すべき妙手を打つことが可能な今週また昨今の魚宮でもあります。

One-Point ◆ 誰でもできるとはかぎらず、もちろん相応に実力や見識また胆識があったうえでのことですが、その場合は、すべての状況を引っくり返す一発大逆転を招来できるということです。



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