宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
第2章:星のディレクション

No.721 / 2021.02.22 〜 03.07

“春の訪れを知らせるクロッカス”


●隔週土曜日に更新予定です。
※2021年 2月20日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ “オモテ”の動きと異なる“ウラ”の動きが続く今週で、たとえば“政府”や“組織”のトップからの情報も鵜呑みにしないほうがよいかもしれません。
個々人が情報収集やインテリジェンスを駆使して、正しくご判断されたほうがよい星まわりです。
星の動き ◆ 今週は、26日に日付が変わる直前に金星が魚宮に入宮し、それまで牡牛宮の天王星と交歓(ミューチュアル・リセプション)です。
3月4日に火星が双子宮に入宮します。
火星は山羊宮の冥王星と三分(トライン=120度)で、牡羊宮のケレスを交えて小三角(ミニトライン=60/60/120度)を形成します。
また今週前半は、金星と矩(スクエア=90度)です。
水瓶宮の水星&木星の合(コンジャンクション=0度)は今週中頃過ぎまで土星を交えて連続合(ローリング・コンジャンクション=0/0度)で、双子宮のドラゴン・ヘッドと射手宮のドラゴン・テールに調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。
一方、魚宮の太陽&海王星は今週後半に合(0度)でT矩(Tスクエア=90/90/180度)を軸となって形成します。
月は今週、双子宮23度〜山羊宮7度をトランシットします。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
オーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

【気ままなブログ】
宝瓶宮占星学のクオリアルな観点からの過去・現在・未来のホロスコープ

ホロスコープや占星学、時事問題、日本の原点などの記事がメインです。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

「牡羊宮」に象意を持つ人は、“こうあるべき”といったご自分なりのルール(正義感)の思いが強まることになりやすい昨今です。
また、今週の一時期、“異性”や“恋愛”への関心が高まるかもしれませんが、いずれにしても相手の気持ちや、また社会の常識や規範を考慮されつつ、適度な“自制心”が必要なことも意味しています。
たとえば、度を超えたパワハラやセクハラなどにもご注意が必要で、だいたいは、牡羊宮の終盤に象意を持つ人に起きやすいのですが、傲慢不遜な言動は、昨今の“TOP運”を一気に失うことさえあるときです。

One-Point ◆ 逆にいえば、“パワーアップ”と同時に、“セーブ”を効かせることもできる星まわりなので、“アクセル”と“ブレーキ”の両方を適宜適切にもちいた自己コントロールが有益です。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

「牡牛宮」に象意を持つ人は、生まれもつ象意ポイントによって若干の運勢の違いがあるものの、いずれも仕事をはじめ対外的な社会活動において、ご活躍が可能な今週また昨今になっています。
たとえば、牡牛宮の前半あたり(〜15度ほど)に象意を持つ人は、これまで地道でもコツコツと努力をされてこられたかたほど、責任ある立場や地位が与えられるなど昇進や社会運のアップが起こりえる人生期です。
だいたいは、特殊な知識や技能また個性(キャラ)の発揮が認められて見直され、そうなることも多い人生期にあります。

One-Point ◆ 一方、牡牛宮の後半あたり(ほぼ16度〜)に象意を持つ人は、ハイパワーにやる気もでるときで、上司の引き立てや覚えがめでたい今週ながら、“色事”にはご注意しましょう。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

「双子宮」に象意を持つ人は、生まれもつ象意ポイントによって若干、運勢内容が異なりますが、多くの星の象意をなんらかのカタチで受けますので、“人気”が出たり、前向きにも逆に慎重にもなる今週また昨今です。
なかには、正反対の星の“象意”の影響を同時に受けるかたもいらっしゃいますので、相手や状況などに応じて、ケース・バイ・ケースで適切なほうをチョイスして発揮される判断力が重要になります。
現状に応じて、地に足をつけていけば、いろんな星にパワーを味方にしていくことができる今週になっています。

One-Point ◆ 生まれもつ「ホロスコープ」(出生天球図)によっては、星の象意に“強弱”が生じるものの、社会活動運はもちろん、今週が進むほどに気力ややる気も充実していくことでしょう。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

「蟹宮」に象意を持つ人は、今週のあくまでも全体的な傾向としては、相手の意向や世の中の動きに対応して、蟹宮らしく感性や感受性を発揮されていくことになりやすいときになりそうです。
それは、“社会運”がないというのではありませんが、どちらかというと“お休みモード”になりやすい今週以降ながら、例外的に緊急事態や必要に迫られれば、仕事のポテンシャルを高度に発揮できるでしょう。
なので“平時”はマイペースに受け身的な取り組みになりやすく、本気の要請があれば、パワーの発揮が可能です。

One-Point ◆ つまるところ、基本的な運勢傾向は、仕事や社会でのご活躍が可能なときながら、たまたま今週以降の1か月程度は、“潜在能力”にとどまりやすいときになるということです。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

「獅子宮」に象意を持つ人は、ある意味、運勢の転換期ともいえるときなので、過去のまま物事をとらえたり、発言し対処されると、状況によっては、とんだ“勘違い”を披露することになるでしょう。
昨今は、とくに“オモテ”の動きと“ウラ”の動きが同時並行的に生じる社会状況になっていますので、両方を複眼思考でとらえないと、“現実”だと思っていたことが、実は“擬似現実”だったりすることもありえます。
つまるところ、複数の異なる動きが、同時に生じている“パラレルワールド”のような現状にあることを一応はご理解されておくとよいでしょう。

One-Point ◆ ご理解されたうえでのご判断はご自由なので、相手や周囲の考えを一蹴することなく、“王者”らしく一応は広い度量で耳を傾けておいて、客観的なご判断をされるとよいでしょう。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

「乙女宮」に象意を持つ人は、ご自分の意のままに自由自在に動くというよりも、相手や周囲の状況に沿ったり、最悪は振り回されて動くことになる確率が高い今週また昨今になっています。
とはいえ、乙女宮の高いスキルや特殊な知識を“陰”にも“陽”にも発揮できるときなので、相手や状況に応じて、適宜適切にケース・バイ・ケースで使い分けを行なうことを心掛けるとよいでしょう。
いくら高いスキルといえども、“道具”と同じで使い方次第なので、相手や状況を間違えると、効果半減にもなりかねないためです。

One-Point ◆ 基本、“人気運”に恵まれる今週また昨今になっていますが、それが地に足が着いた現実的なものか、相手に利用されているだけなのかといった用心は、一応はしておきましょう。



【↑上に戻る】

※当ページの内容は著作権法により保護されております。無断使用はご容赦お願い申し上げます。

Copyright(C) 2005-2021 Aquariun Astrology - Seiji Mitoma All rights reserved.