宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
第2章:星のディレクション

No.647 / 2019.09.23 〜 10.06


●隔週土曜日に更新予定です。
※2019年 9月21日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 「組織運営変革の深化」のピークに向けて、本格的に動きだした今週です。夢は一見“希望”をもたらしますが、シビアな現実からは逃れられません。
星の動き ◆ 今週は23日の午後5時ころに太陽が天秤宮に入宮します。
10月3日に水星が蠍宮に入宮です。
同日、山羊宮20度で冥王星が順行に戻ります。
翌4日に火星が天秤宮に入宮します。
太陽と火星は今週中頃まで合(コンジャンクション=0度)です。
天秤宮の金星と水星も今週前半まで合(0度)で、金星は冥王星と矩(スクエア=90度)、水星も今週中頃まで冥王星と矩(90度)です。
蟹宮のドラゴン・ヘッドと、山羊宮の土星&ドラゴン・テールの合(0度)は衝(オポジション=180度)で、太陽を軸にT矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成します。
その一方で、魚宮の海王星が調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。
海王星は射手宮の木星&ケレスの合(0度)と矩(90度)です。
牡牛宮の天王星は、今週の一時期、太陽と転(クインカンクス=150度)です。
月は今週、蟹宮5度〜山羊宮23度をトランシットします。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
オーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

※「宝瓶宮占星学のクオリアルな観点からの過去・現在・未来のホロスコープ
↑ 時事をはじめとしたブログ記事です。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮の中盤や終盤に象意を持つ人は、昨今の「星のディレクション」によって社会的な地位や立場を得たり、仕事をはじめ対外的にご活躍したり、権限を発揮できるようになられたかたも多いと存じます。
ですが、今週また来月は、今の立場や社会的なご活躍を継続するのにふさわしい見識や実力また人徳をもっているか、その“真価”が問われることになります。
それは、現在の言動のみならず、過去の行ないによっても判断されますので、その場合は、“転落”の運命から逃れることができにくく、復活に向け、再起の道を残すためにも、いさぎよく受けていくほうがよいでしょう。

One-Point ◆ 抵抗したりジタバタするほど、“傷口”を広げますので、地位や立場にれんれんとせずに、“どん底”からの復活を図るべく、“キレイな気持ち”で出直すことがベストになります。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、牡牛宮のどこに象意を持つかで、今週の運勢は微妙に異なってくることになります。
前半に象意を持つ人は、新しいご自分やオリジナルな個性また才能を目指したり発揮されていく昨今になりますし、さらに中盤をはじめ大半のかたの場合は、ほんとうに地に足をつけた現実的なご判断なのかご確認をされるとよいでしょう。
中盤や終盤に象意を持つ人は、昨今は自己顕示や激情が強まりやすい人生期にありますが、今週はご自分の情動をはじめとした日常生活を抑制気味にしたり、また客観視したご判断が必要になりそうです。

One-Point ◆ 今週は、生まれもつホロスコープ(出生天球図)によっては、牡牛宮以外に生まれもつ「運勢サイン(宮)」の影響のほうが強まる人もいますので、そちらも併せてご参照ください。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、基本的にご自分の思いどおりにはいきにくく、いくぶん悩ましさのある今週また昨今になっています。
双子宮の後半に象意を持つ人は、とくにその傾向が出やすい人が多いので、ご自分の言動を一から見直しながら、今後どのように進んでいくとよいのか、夢(空想)や幻想を抱かずに現実を直視されていかれるとよいでしょう。
また、後半に象意を持つ人にかぎらず、双子宮全体的にも、大半のかたに該当する可能性がありますので、どこか現実社会を見誤っていないか、“スピリチュアル”や“妄想”に流れすぎていないかをふくめ、チェックされるときになります。

One-Point ◆ さらにいえば、一概に“悪い”とはいえないのですが、ご自分の“気分”や“気まま”な言動をしすぎていないか、また“成り行き任せ”になりすぎてはいないかも、ご確認ください。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人にかぎらず今週また昨今は、全体的にもいえるのですが、思いどおりに物事が進みにくいときになっています。
とはいえ、蟹宮の場合、なかば自業自得といえる側面があることもあって、地に足が着かない考えを抱いたり、逆に現実にとらわれた言動によって、遅々として進まない事態が起こりそうな今週また昨今です。
ある意味、他人や社会全体と足並みを“そろえている”といえなくもありませんが、いずれにしても、自分自身の意識や考えやあり方を見直ししていくことが、今週といわず来月もポイントとなっていきます。

One-Point ◆ ご自分の情や夢に流れすぎても、また現実を志向しすぎても、昨今の人生期や今週前後は“課題”が生じそうなので、そういった課題を織り込んだうえで行動されるとよいでしょう。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、“自分自身”ともいえる意識やお考えの方向性やあり方を“チェンジ”していくときになりそうな今週です。
獅子宮にかぎらず、今週は全体的にも“思いどおり”にはいきにくいときなので、そんなか獅子宮の場合は、我知らず夢や理想や幻想を抱いていないかをみて現実にシフトしたり、逆に現実に過ぎる場合は理想も必要なときになっていきます。
ありていに申し上げますと、夢や理想と仕事や現実とのバランスが重要という以上に、ご自分の根本的なスタンスが高潔でハイレベルなものか、それとも俗世に片寄った利己的な傾向のものなのか、ご確認が必要です。

One-Point ◆ 獅子宮の前半に象意を持つ人の場合、とくにそういったご自身の意識や想いが新たに立ち上げた事業や仕事の方向性や成否にかかわる「あり方」を決めていくときになります。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、今週また昨今の社会全体の傾向と同じように、ご自分の思いどおりにはなりにくかったり、どこかスムーズには進みづらい「星のディレクション」のときになっています。
人徳や高い精神性をもっていたとしても、周囲や相手にそのことを理解し応えてもらえる人生期とならないことも多く、そんな自他の現実を変えようと動いても、今週また昨今は相応ながらも課題が生じそうです。
乙女宮のみではなく、全体的に何らかのかたちで課題が生じる時期なので、焦らず、そういった環境へのご対応や心構えを学ばれる機会にされるのもよいでしょう。

One-Point ◆ 乙女宮の前半に象意を持つ人は、新たな個性や才能を見出す人生期ですが、それでも乙女宮全体的には精神面をはじめ、自身の力量アップや成長を図るべき人生期にあります。



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