宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
第2章:星のディレクション

No.631 / 2019.06.03 〜 06.16


●隔週土曜日に更新予定です。
※2019年 6月 1日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ それぞれの立場で自己主張が強まりますが、対立に留まるか、逆に協調を見出すかは、各自の見識や実力また人徳次第の今週です。
星の動き ◆ 今週は、5日に水星が蟹宮に入宮します。
9日には金星が双子宮に入宮です。
金星は射手宮のケレスと衝(オポジション=180度)です。
水星は、今週後半〜週末にかけて、蟹宮の火星&ドラゴン・ヘッドと三重合(トリプル・コンジャンクション=0/0/0度)をとりはじめ、同時に山羊宮で三重合(0/0/0度)の土星&冥王星&ドラゴン・テールとの衝(180度)にも加わり、これに魚宮の海王星が調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。
その一方で、海王星は双子宮の太陽と射手宮の木星の衝(180度)に軸となってT矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成します。
牡牛宮の天王星は水星と六分(セクスタイル=60度)です。
月は今週、双子宮1度〜射手宮16度をトランシットします。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
オーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

※「宝瓶宮占星学のクオリアルな観点からの過去・現在・未来のホロスコープ
↑ 時事をはじめとしたブログ記事です。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、仕事とプライベートなど公私のバランスをとるとよい昨今にあって、何をビジョン(理想)として描いていくか、また内面の想いをどうもつかで、成否が分かれていきそうな今週です。
善意によって、前向きで理想的なビジョンを描ければよいのですが、かといってそれを他人や周囲に「こうあるべき」と押しつけたり、または強要すると今度は別の問題が生じる星まわりになっています。
今週また昨今は、他人や周囲が重要なのではなく、ひらたくいえば自分自身がどう生まれ変わっていくか、新たなスタートを考えていくとよい今週です。

One-Point ◆ 責任ある立場をまかされて好調な仕事運にある人も、逆に、世の中の辛酸をなめるような社会運にある人も、まずはご自身の足元や考えかたや言動を見直すときになります。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、ご自分の現実と強い情動が内にわきおこるかたが多い昨今の人生期で、今週また昨今はそれをどのように相手や周囲とコミュニケーションをとっていくか、また行動していくかがポイントになります。
今週は、相手や組織をかえりみずに自分の事情のみでふるまうと問題が生じやすいので、組織や社会を上手に優先しつつ配慮するとよいでしょう。
一方で、それが独りよがりの組織や社会優先になると、また別の問題が生じるというケースが起こりえる複雑なときなので、優先加減や内容のバランスがむずかしく、結局は自宅にこもりがちな今週になるかもしれません。

One-Point ◆ それが悪いとはいえない今週になっているのは、今週は、牡牛宮以外に生まれもつ「運勢サイン(宮)」の影響も強いので、そちらのサイン(宮)もご参照されるとよいためです。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、ハイレベルな人物との出会いや関係をもちやすい昨今の人生期にあることから、今週は自分自身はどうあるべきか、“理想の自己像”を見出されたり“自我意識”をもつことにつながりそうです。
ただ仕事や社会の現状を読み違えないようにすることが必要で、ご自分、お相手、仕事や社会など、どれかに偏りすぎずに三方を視野に入れて、それぞれの違いを客観視しながら対処の方向性を見出されるとよいでしょう。
いずれであっても、仕事や社会に“ビジョン”や“理想像”を描いていかれることは、自他の問題解決の一助となる昨今です。

One-Point ◆ 今週中ごろを過ぎて週末に近づいていくほど、良し悪しはともかく活動的になられたり、社会正義や理想像に向かうビジョンが強まって、打開の道を探っていくことになるでしょう。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、何かと活動的になられたり、知識欲が強まって、ネットなどで情報収集されることになり、それらが仕事や対人関係の問題解決や進展に役立っていくことはいくといえる今週また昨今です。
しかしながら、それがご自身や理想や気分と、発揮すべきスキルとのバランスを壊して、仕事をはじめ社会活動が進まなかったり、支障が生じるということもありえる今週また昨今ゆえにご注意も必要でしょう。
この対処の方法は人それぞれに生まれもつホロスコープ(出生天球図)によって、できるかできないかも含め、異なっていく今週になっています。

One-Point ◆ そういった状況(星のディレクション)を認識されたうえで、ご自身に応じた個々それぞれに異なった独自の対処法を見出していかれることが、ベストといえる今週になっています。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、これまで昨今の活動の成果や結果が、良し悪しはともかく運勢的にあらわれやすいときなので、成果や現状から冷静かつクールに分析されるのもよいでしょう。
ただ現実離れした理想やビジョンにご注意されたほうがよい昨今でもあるために、客観視がむずかしい場合は私心を捨てた高所からヒラメキやインスピレーションをもって、ご判断をすすめるのもよいでしょう。
その際は、組織とご自分といった公私の立場の違いをクールに客観視しつつ先入観をもたずにみることをおすすめいたします。

One-Point ◆ 一例をあげるとすれば、組織とプライベートの公私混同をさけることもそうで、組織は組織、自分は自分、理想は理想として、異なる三方を客観的にみてご判断するといったことです。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、職場や社会的な対外活動の場で人気運が高まっていくことになる今週また来週です。
ただし、なにごとにもお相手やパートナーが良くも悪くも“カギ”をにぎりやすい昨今の状況は続いていますので、組織とご自分の関係を調整したり助けてくれることもあれば、逆にご自分の対応によっては、妬(ねた)みや嫉(そね)みなどを受けかねない今週また昨今だともいえます。
どちらかといえば、前者の助けられる星まわりのほうが強い今週なので、相手や周囲に感謝を忘れないようにしつつ謙虚な姿勢をたもてればよく、人徳的に接すればさらによい今週になっています。

One-Point ◆ 今週が進むほどに組織的な活動が活発になっていくことが起こりますので、同時にそれに見合った自分自身の実体や力量がどうなのか意識にのぼってくることになりそうです。



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