宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.585 / 2018.07.16 〜 07.29


●隔週土曜日に更新予定です。
※2018年 7月14日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 今週は2種類の運勢が混在します。
異性関係でいえば、想いは強くても行動が伴わないといったことで、“総論賛成、各論反対”や、“理想”を掲げて“対立”が強まるといった今週です。
星の動き ◆ 今週は23日の朝6時頃に太陽が獅子宮に入宮します。
26日には、水星が獅子宮23度でノーアスペクトのまま逆行に転じます。
太陽&獅子宮のドラゴン・ヘッドは合(コンジャンクション=0度)で、水瓶宮の火星&ドラゴン・テールの合(0度)と衝(オポジション=180度)をとり、この衝(180度)に牡牛宮の天王星が軸となったT矩(Tスクエア=90/90/180度)が形成されます。
一方、天王星と乙女宮のケレスまた山羊宮の土星は、おおむね大三角(グランド・トライン=120度×3)です。
乙女宮の金星&ケレスは合(0度)で、魚宮の海王星と衝(180度)をとり、これに蠍宮の木星と、山羊宮の冥王星が調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を2か所から投げかけます。
月は今週、獅子宮28度〜水瓶宮25度をトランシットします。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
オーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

※「宝瓶宮占星学のクオリアルな観点からの過去・現在・未来のホロスコープ
↑ 時事をはじめとしたブログ記事です。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、社会的な立場や責任ある立場にいる人ほど、実力は発揮できるのですが、逆に注意が必要な今週です。
今週は2つの“正反対”ともいえる運勢が混在するために、たとえば、よかれと思って問題の解決や調整に乗り出すのはよいのですが、対応を誤まると、別の対立が生じてくることになるためです。
昨今は、社会的な立場に就いたり、組織内での発言権を強めるなど、力を発揮できることが多い牡羊宮ですが、それゆえ“こうあるべき”と主張しすぎると“パワハラ”と思われるときなので、お互いの考えを尊重すべきだからです。

One-Point ◆ でないと、当初の問題は解決できたとしても、一方的なやり方や手法に批判が高まったり、炎上騒ぎになったりするなど、新たなトラブルを自ら生じかねない今週だからです。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、まだ後半に象意を持つ人はよいとしても、前半に象意を持つ人、とくに初盤に象意を持つ人は、矛盾や葛藤ぶくみの今週になりますので、対応がむずかしい今週になります。
たとえば、個性や実力を発揮できたとしても、自分自身は満足していなかったり、逆に、今ひとつ乗り気ではないまま行なったのに、かえって“キャラ”が立ったり、実力発揮につながったりと、“底力”があらわれてくる今週です。
もっとも、未熟だったり底力が十分でなければ、公私のバランスが難しい今週であることから、ひきこもるようなことになりかねない今週です。

One-Point ◆ 一方、牡牛宮全体もそうですが、後半に象意を持つ人は内に想いを秘めつつも、控えめだったり奥ゆかしいことが、かえって周囲から応援や手助けを受けていく今週になります。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、公私に課題や問題があったとしても、だいたいはご自分の考えや実力で何とかしていくことができるし、もしくは思わぬ逆転劇によって解決してしまうことがありえる今週です。
ただ基本的には、“夢”や“願望”や“ロマン”を抱いたとしても、今ひとつ乗り気になれなかったり楽をしたい今週や昨今になっています。
もちろん双子宮の全員がそうだというのではなく、そういった人が増える今週だという意味で、自分で積極的に動かないことが、かえって周囲の動きを呼び込んで、よい方向に向かっていくことがあるときです。

One-Point ◆ 一方、双子宮以外に生まれもつ「運勢サイン(宮)」次第によっては、現状の変革を試みる激しい対立の渦中に身をおいたり、当事者になることもありえますので、油断は大敵です。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、おおむね、数日〜週単位のスパンで運勢が変化したり、“状況”が入れ替わるような昨今になっています。
もっとも、蟹宮に象意を持つ人の場合、心理的な“感情変化”の影響も大きいために、単に気持ちのうえでの“運勢変化”なのか、それとも実際に現実の出来事なのか、そのご判断や峻別は、人生において重要だといえます。
そんな中で今週また昨今は、実際には課題や問題があるにもかかわらず、なぜかイージーや楽観的な気分になりやすい時期でもあるために、昨今のご自身の状況に、実はどんな問題がひそんでいるのか注意深く見抜くとよいでしょう。

One-Point ◆ もし、何もなければそれに越したことはありませんが、実際には足元が揺らいでいるのに“ノーテンキ”でいるだけであれば、後日、顔が青ざめることにならないようにすべきです。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、良し悪しはともかく、仕事上の転換期となっていく今週また昨今の人生期です。
獅子宮の初盤に象意を持つ人ほど、その傾向は強いのですが、これまでどおり会社勤めでサラリーマンを続けていくか、それともご自分にふさわしい職種で自立するかといった状況の人生期にあります。
基本的には今週や昨今でなかったとしても、遅かれ早かれ副業に次第にシフトしていったり、趣味でやってきたことを仕事に昇華させていくなど、職業変化のディレクションを受けていく昨今の人生期にあるときです。

One-Point ◆ 獅子宮のみをみればそういうことで、ほかに生まれもつ運勢サイン(宮)によっては、人それぞれに異なって仕事や社会活動の緊張が高まる今週なので、安穏とできない時期です。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、大半のかたが周囲から魅力的にみえる今週また昨今でもあり、また対人関係で“課題”があっても、何とかなっていく今週です。
人それぞれなのでいちがいにはいえませんが、たとえば、憧れたり信用していた相手の“正体”を教えてもらったり、逆に、うまくいくようにサポートしてもらえたりと、恋愛をはじめとした対人関係での“改善”などです。
その一方で、潔癖すぎるなど、ご自分の精神的な信念が強まりやすく、そのため一部の相手から批判を受けたり、ケンカになったり、炎上騒ぎになるといった傾向があるときなので、相応のご注意は必要な今週になっています。

One-Point ◆ 左欄の「今週の傾向と星の動き」に書きましたように、異なる2つの運勢が混在する今週で、それを受けやすいサイン(宮)の1つが乙女宮なので、「万事塞翁が馬」の今週です



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