宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.551 / 2017.11.20 〜 12.03


●隔週土曜日に更新予定です。
※2017年11月18日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 良し悪しはともかく、世間の常識を超えて物事がすすんでいくことになりやすい今週また昨今です。
星の動き ◆ 今週は、22日の正午ころ太陽が射手宮に入宮します。
同日、魚宮11度で海王星が順行に戻ります。
12月1日に金星が射手宮に入宮します。
同3日に水星が射手宮29度で逆行に転じます。
水星と射手宮の土星は合(コンジャンクション=0度)で、牡羊宮の天王星と天秤宮の火星の衝(オポジション=180度)に調停(メディエーション=60/120/180度)の座相をなげかけます。
その火星は山羊宮の冥王星と矩(スクエア=90度)で、同時に獅子宮のケレスとドラゴン・ヘッドの合(0度)と水瓶宮のドラゴン・テールの衝(180度)に調停(60/120/180度)の座相をとります。
一方、今週前半のみ金星が軸となってドラゴン・ヘッドとドラゴン・テールとでT矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成します。
蠍宮の木星はケレスと矩(90度)で、魚宮の海王星とは三分(トライン=120度)です。
海王星は射手宮の太陽と矩(90度)です。
月は今週、射手宮10度〜双子宮11度をトランシットします。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
オーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

※「宝瓶宮占星学のクオリアルな観点からの過去・現在・未来のホロスコープ
↑ 時事をはじめとしたブログ記事です。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、問題や争いの仲裁を行なうにせよ、逆に、衝動的や強気になって、自ら争いや問題を起こすにせよ、昨今の現状からは、方向転換をしていくべき今週です。
自分が今後、どの方向を目指していくかを考えるとよいときで、また社会的にどんな使命や責任を果たしていくべきなのかを模索しつつ、意識を対外的な活動の方向に変えていく運勢期に入っています。
牡羊宮の後半に象意を持つ人ほどその傾向が強く、過去の常識や既成概念にとらわれずに、現状を変える新たな手立てやアイデアを見出すとよい今週です。

One-Point ◆ つまり、今週また昨今をもって、内面的な“学び”の時期から、対外的な“活動”また社会的な“使命”や“責任”を果たす旺盛な活動の時期へと切り替わっていく牡羊宮だからです。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、生まれもつホロスコープ(出生天球図)によって状況は相応に異なりますが、端的にいえば、ご自身の現状と内面の精神意識とのあいだになんらかの葛藤や課題が生じやすい時期です。
それが“悪い”というのではなく、情動や真実を求めたり、なんらかのTOPや頂点をきわめていこうとされる意識が高まる人生期にありますので、意識転換や理想像を求めて方向転換をしていくことになるということです。
だいたいは、ハイレベルな人物との出会いや関係性が築かれていく昨今の人生期にありますので、そこに夢やビジョンを見出していくことになるでしょう。

One-Point ◆ そういったこともありまして、今週また昨今は、過去の常識や既成概念にとらわれずに、画期的な知識やスキルを求めていくことが、昨今の課題や葛藤の調整につながっていきます。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、社会的な常識をふまえつつも、それにとらわれずに、過去の常識や慣習を超えた画期的なアイデアや革命的ともいえる新たな方策を見出していくときです。
社会や組織のニーズに応えるべく、やる気ばかりが焦って、対処法や道がみえないときなど、今一度、足元の“現実”に立ち返りつつも、それを超えて、たとえば“自由”や“個性”また“友愛”(和、絆)の方向をコンセプトとしてひらめく“非常識的”とも思えるアイデアの実現化をめざして検討してみるのもよいでしょう。
気持ちや心や頭をリラックスすることで、みえてくるものがあるはずです。

One-Point ◆ “できない”または“実現不可能”なアイデアであっても、双子宮らしく誰かとの知的交流によるシナジー効果でもって、常識を超えた第3の道が見出されることがある時期です。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、アバウトにわけて前半に象意を持つ人と後半に象意を持つ人とでは、若干ながらも運勢が異なる今週です。
中盤に象意を持つ人を含めてもいいのですが、蟹宮の前半に象意を持つ人は、どこまでご自分で意識されるのかはともかく、どこか前向きで気分も明るく過ごしやすくもあり、“夢見がち”な一面がでてくる今週また昨今です。
一方、蟹宮の後半に象意を持つ人は、ともすれば無気力にもなりかねない今週あたりですが、仕事運や社会活動運は悪いわけではなく、意識をもっていけば思わぬ才能や相応の実力を発揮していける昨今になっています。

One-Point ◆ あくまでも自分の意識次第の側面が強い星まわりなので、結果や功を焦りすぎずに、丁寧また誠実にスキルや実力を学んだり身につけつつ着実に発揮されていくとよいでしょう。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、社会的な功績や実績を焦っても仕方がないときなので、今は、まずご自身の内面性をおおらかにして、プライベートを充実させていくくらいのお気持ちで対応していくとよいときです。
時の流れとともに、それぞれ多様な運勢や星のディレクションが訪れますので、昨今は“時の流れ”という運勢に逆らっても、「労多くして実り少なし」の時期です。それでもチャレンジされるというかた以外は、内面の心に目を転じてみましょう。
昨今は、心豊かにもおおらかにもなれる時期なので、たとえば足元に咲く一輪の“花”の美しさが、世界を象徴していたりします。

One-Point ◆ ありふれた言葉でいえば、自分の心が豊かでないと、世界はご自身の心の反映なので、現実的にも実際的にも楽しく麗しい人生を過ごすことはできないといったほどの意味です。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、乙女宮にかぎらず全般的にも、課題や問題があるときながら同時に、解決や対処の道もかならずどこかに見出していくことができる星まわりのときです。
とくに乙女宮にかんして申し上げますと、夢や理想や観念論に陥らずに、足元の現実や状況を客観的かつ冷静に受け入れていくことで、そこから現実や常識を超えた意外ともいえる発展的な方向性を新たに見出していくことが可能な今週また昨今になっています。
ご自分なりのテリトリーや専門領域に意識やご関心をもつのはかまいませんが、それをふまえつつも、それを超えた世界に、案外と解決の道があったりする今週です。

One-Point ◆ 観念的な思い込みといった“夢”や“幻想”は、ウソと同じで実態がありませんので、そこに希望を見出すよりも、ご自身の現実をみすえたうえでの思わぬアイデアが窮地を救います。



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