宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.545 / 2017.10.09 〜 10.22


●隔週土曜日に更新予定です。
※2017年10月 7日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 今週も、トランプの出生時の太陽にあたる一角が欠けた大六角(グランド・セクスタイル=60度×6)崩れが続きます。
そのためトランプにとって、星のディレクションが活性化しますが、一方で動きづらい星の配置になっています。
星の動き ◆ 今週は、10日に木星が蠍宮に入宮します。
14日に金星が天秤宮に入宮し、17日には水星が蠍宮に入宮します。
水星&木星そして今週後半の太陽は、三重合(トリプル・コンジャンクション=0/0/0度)を形成し、牡羊宮の天王星と衝(オポジション=180度)です。
また、太陽と今週前半の水星は、天王星のほか、獅子宮のドラゴン・ヘッド&水瓶宮のドラゴン・テールをまじえ、神秘長方形(ミスティック・レクタングル=60/120/60/120度)を形成します。
木星は獅子宮のケレスと矩(スクエア=90度)で、太陽は山羊宮の冥王星と矩(90度)です。
射手宮の土星は、乙女宮の海王星と矩(90度)で、天王星やドラゴン・ヘッドと大三角(グランド・トライン=120度×3)を形成します。
この大三角(120度×3)は、ドラゴン・テールを尻尾とし、さらに太陽&水星&木星をも尻尾として、2つのトライン・カイト(60/60/120/120度)を形成します。
金星は、今週前半のみ火星と合(0度)です。
魚宮の海王星は、冥王星と六分(セクスタイル=60度)です。
月は今週、牡牛宮23度〜射手宮1度をトランシットします。

※「宝瓶宮占星学のクオリアルな観点…」。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、象意の位置が前半か後半か、また初盤・中盤・終盤のいずれかによって相応に運勢が異なる今週ですが、おおむね仕事や社会的なご活躍が期待できる昨今また今後になります。
ただし、若いかたや見識や実力また人格が未熟な場合、必ずしもそうならないケースがあるものの、いずれも今月また来月は、そのための意識転換や再検討をされるほどさらなるご活躍期にむかっていけます。
牡羊宮の後半、とくに終盤に象意を持つ人は、対人関係や活動範囲を広めたり、実力を発揮できる人生期にあるときです。

One-Point ◆ 早いお話が、これまでの人生で身につけてきた見識や実力また人格が、年内を転換期として実らせていける時期に徐々に入りますので、それなりのご活躍が期待できるときです。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、対人関係やコミュニケーションが活性化しやすく、ハイレベルな人物との出会いや関係性が生じやすい今週です。
その一方で、生来の自信のなさだったり、出不精がちな一面を生まれもった消極性が強いかたは、出会いを有効に活かせないことがありますが、ネットの時代ゆえに、リアルではなくても出会いや関係性を築けなくはありません。
もっとも、さほど強いディレクションではないことから、牡牛宮の後半に象意を持つ人をはじめ、アクションをとっても現実面での課題が生じやすいなど、成果や実現には相応のハードルのクリアは必要になりそうです。

One-Point ◆ そんなこんなで今週も多くの場合、牡牛宮以外に生まれもつ運勢サイン(宮)の影響が少なくはありませんので、念のために当該サイン(宮)もあわせてご参照されてください。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、アバウトながら前半に象意をもつか、それとも後半に象意をもつかで、今週の運勢はかなり異なってくるときです。
前半に象意を持つ人の場合、仕事や現実社会に夢や理想を描きやすい人生期にありますので、今週の美意識の強まりや、ご自身の理想像を求めていくディレクションを、地に足をつけたビジョンとして描かれるとよいでしょう。
一方、双子宮の後半に象意を持つ人は、自我意識が高まるなど、口や論理は立つのですが、どうにも行動に結びつきにくく、現実や実態がともないにくい時期にあるために、“口八丁”になりやすい今週でしょう。

One-Point ◆ ただし、それが悪いという意味ではなく、軽々に行動せずに充分に現実をとらえて思惟を重ねたり、将来を見据えて学ぶなど、企画を練っていくことが次の成果につながるときです。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、前半や後半、また初盤、中盤、終盤のいずれに象意をもつかで、今週の運勢はかなり異なるときです。
初盤に象意を持つ人は、今週は無気力にもイージーな成り行きまかせになりやすいので、今一歩、やる気や積極性を出しにくいときです。
中盤に象意を持つ人は、表向きか内心ひそかにかはともかく、相手を無視した激情に走らないように、ご注意しておくべき人生期です。
終盤に象意を持つ人は、才能や個性を発揮できますが、昨今や今週は、見込み違いも多いときなので“才気”に走りすぎないようご注意ください。

One-Point ◆ いずれにしても今週前半は、主観的になりがちな人が多く、今週後半は、いまひとつ華々しい活動をしにくいときなので、どちらかというとサポートや補佐にまわるとよいときです。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、獅子宮のみをみた場合、華々しく仕事でご活躍されたり、社会活動を活性化していくには運勢的には時期尚早なので、将来的な独立や転職を視野に入れておかれるのもよいでしょう。
今後しばらくは、内面性を高めていく学びの期間でもあり、またさらなるご活躍のための人生修養や趣味やサイドビジネスといったご自分らしい分野を高めておかれると、将来的に役立ちます。
あくまでも獅子宮のみをみた場合のディレクションなので、ほかに生まれもつ運勢サイン(宮)もご参考にされてみられてください。

One-Point ◆ 逆にいいますと、獅子宮の初盤に象意を持つ人は、とくに内面性や人間性といった人格面などを高めるほど、それなりに充実した人生や活動ができる時期に入った昨今です。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、勘違いや誤算も多く、対人関係に誤認が生じがちな人生期にありますが、自我意識やプライドまた後半に象意を持つ人をはじめとして、やる気や気力など意識が高い今週です。
さはさりながら、乙女宮のみを全体的にみますと、仕事や社会的に華々しくご活躍されるというよりも、人生の出直しを図るなど、まずは自分自身の“メンテナンス”を図っていくとよい今週また昨今にあるのも事実です。
今週はとくに、内面の思考回路や思惟が活性化しますので、今一度、世の中や社会また人間が、どのような“法則”や“仕組み”で動いているのかなどに、ご関心をもたれるのもよいでしょう。

One-Point ◆ あくまでも乙女宮のみをみた場合のお話なので、乙女宮以外に生まれもつ運勢サイン(宮)の影響も、強弱はありますが併せてご参照されてみられることをおすすめいたします。



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