宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.519 / 2017.04.10 〜 04.23


●隔週土曜日に更新予定です。
※2017年 4月 8日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 今週は「敵の敵は味方」といわれるような、お互いがスクラムを組むことから、2極化の傾向が生じます。
社内にたとえて単純にいえば、権力側と良識側とが火花を散らす“派閥”抗争のときです。
星の動き ◆ 今週は、金星が15日に魚宮26度で順行に戻ります。
20日の朝6時半頃、太陽が牡牛宮に入宮です。
同じく20日に冥王星が山羊宮19度で逆行に転じます。
翌21日には、逆行中の水星が牡羊宮に戻り、火星が双子宮に入宮し、水星と火星のミューチュアル・リセプションが成立します。
この水星&牡羊宮の太陽&天王星は三重合(トリプル・コンジャンクション=0/0/0度)で、乙女宮のドラゴン・ヘッド、また射手宮の土星を交えて大三角(グランド・トライン=120度×3)を形成します。
つまり魚宮のドラゴン・テールを尻尾にしたトライン・カイト(60/60/120/120)です。
天王星は、山羊宮の冥王星と矩(スクエア=90度)で、冥王星は天秤宮の木星とも矩(90度)をとり、牡牛宮のケレスとは三分(120度)です。
ケレスは火星と合(コンジャンクション=0度)で、ドラゴン・ヘッド&ドラゴン・テールとT矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
魚宮の海王星は冥王星と六分(セクスタイル=60度)です。
今週、月は天秤宮1度〜魚宮24度をトランシットします。

※今週の「ホロスコープ」は、「宝瓶宮占星学とクオリアルな…」に掲載中です。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、初盤や中盤また前半や後半のどこに象意を持つかで、かなりバラバラに運勢が異なってくる今週です。
細かく運勢は分かれて大なり小なり個々に異なりますので、まとめては書きにくいのですが、前半とくに初盤に象意を持つ人は、社会的な実力のある人ほど基本は出世や栄達運がとりざたされる今週また昨今です。
牡羊宮の主に中盤に象意を持つ人は、組織や社会のTOPに立ってリーダーシップを発揮できるときですが、まったく逆に、そこから転落するケースも多いので、注意が必要な人生期になっています。

One-Point ◆ 牡羊宮の後半とくに終盤に象意を持つ人は、自分らしい才能や実力や個性を発揮できるときで、いわば主人公になったり周囲に影響を与えていける今週また昨今になっています。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、およそながら、初盤、中盤、終盤のどこに象意を持つかで相応に運勢が異なる今週です。
初盤に象意を持つ人は、牡牛宮らしく現実社会にコミットして、気の合う仲間と情報交換をしたり、仲間内でのコミュニケーションが相応ながら盛り上がっていくことが起きる今週になっています。
牡牛宮の中盤に象意を持つ人は、牡牛宮のみをみた場合、どちらかというと迷ったり混乱したりしがちなこともある今週ですが、牡牛宮以外に生まれもつ運勢サイン(宮)の影響のほうがむしろ大きくなる人が多い今週です。

One-Point ◆ 牡牛宮の終盤に象意を持つ人は、やる気が高まって果敢に言動や自己変革をしていくか、逆に気持ちだけが空回りして、何もできずに落ち込んで気力をなくす人もいるときです。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮の初盤とくには最初のほうに象意を持つ人は、週がすすむほどにやる気や気力が高まってくる人が多く、そのぶん双子宮らしい機転を効かせた当意即妙の言動や対応がとれる今週となっていきます。
一方、双子宮の中盤に象意を持つ人の多くをはじめとして、無意識ながら現実が目にはいりにくくなる昨今にあって、のん気ともイージーともいえる言動が状況を一変させることがないとはいえない今週また昨今です。
双子宮の終盤に象意を持つ人は、結果的に上司や目上の引き立てやアドバイスを受けて、今後の社会的なご活躍へと自己転換をしていくときです。

One-Point ◆ いずれにしても、今は、まず自身の意識や内面性を確立して、行なうべき規範や方向性を正した人ほど、昨今の運勢に乗って仕事や社会でのご活躍ができるときになっていきます。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、基本的に昨今は仕事や社会でのご活躍が可能なときですが、それでも週によってその内容は微妙にもまた大胆にも変わっていく変化の多いときにあります。
流れ的にみれば、今週の前半は、今後の活動のための準備をしていく時期で、今週の中頃から後半期に心機一転を図り、社会に打って出ていくといった出来事や気分をもって転換していくことになります。
いずれにしても、安易やイージーな思いを持ちすぎずに、相手や周囲にちゃんと理や規範をもって対処していくべきときになっています。

One-Point ◆ 蟹宮の最初のほうに象意を持つ人をのぞいて、夢や感覚また観念に流れやすい傾向があって、良し悪しはともかく、現実を考慮しないまま言動する一面がみられる人生期です。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、内容は若干異なりますが、初盤や終盤に象意を持つ人の多くは、いずれも組織や社会において自分らしい才能や実力や個性を発揮して、ご活躍ができる今週になっています。
仕事をはじめとした組織や社会において、ご自身がリーダーシップや能力を発揮できる環境や立場が強まったり、戦略的な発意が可能になったりと、組織やプロジェクトの中心に立てるときだといえます。
一方、獅子宮の中盤に象意を持つ人は、今週はそのはざまにあって、星のディレクションがどうこうというよりも、ご自身が生まれもつホロスコープ(出生天球図)や昨今の実力次第によって運勢が異なるときです。

One-Point ◆ そういった点でも中盤に象意を持つ人は、獅子宮以外に生まれもつ運勢サイン(宮)のほうを、あわせてご参照ください。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、全体的には自分自身よりも、相手や周囲の人の動きや状況に左右されて動いたり、対応せざるをえない時期にあります。
そのこと自体の良し悪しはともかく、乙女宮の中盤に象意を持つ人をはじめとして、多くの場合、自分でも気づかずに無意識のうちに自分なりにそうだと思い込んだり、勘違いした言動をしやすくなっていますので、ラクをしすぎずに、ワンクッションおいて多方面からの検証が必要な時期です。
一方、乙女宮の終盤また最後のほうに象意を持つ人は、一時的にせよ自分なりに現状を打開していこうとする知恵や気力が生じる今週になっています。

One-Point ◆ また、いわゆる“ドロ舟”からネズミが逃げ出すように恋愛や異性関係をはじめとした対人関係で、相手によっては課題が生じたり破局めいた動きが生じなくもない今週になります。



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