宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.505 / 2017.01.02 〜 01.15


●隔週土曜日に更新予定です。
※2016年12月31日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 恋愛幻想の高まりと同時に、生まれもつホロスコープ(出生天球図)によって、異性関係がステディーな方向にも、ハートブレイクの方向にも、どちらかに分かれやすい今週です。
国際関係では、自由を旨とする航海権や航空権の主張と、自分の空や海だとする覇権主義の主張とが強まるときです。
星の動き ◆ 今週は、1月3日に金星が魚宮に入宮します。
翌4日に水星が射手宮に戻り、8日に射手宮28度で順行に転じます。
牡羊宮で合(コンジャンクション=0度)の天王星&ケレスと、天秤宮の木星が衝(オポジション=180度)で、これに対して山羊宮の太陽&冥王星の合(0度)が軸になって、T矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
さらに射手宮の土星が調停(メディエーション=60/120/180)の座相を投げかけます。
水星はケレスと三分(トライン=120度)です。
乙女宮のドラゴン・ヘッドは、魚宮の金星と海王星に衝(180度)で、ドラゴン・テール&金星&海王星&火星が複合合(マルチプル・コンジャンクション=0度)また大会合(ステリウム)を形成します。

※ブログ「宝瓶宮占星学とクオリアルな…」(テスト中)にホロスコープを掲載しています。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、初盤に象意を持つ人の場合、どちらかというと得意な知識や能力を存分に発揮できる今週です。
一方、中盤に象意を持つ人の場合や、終盤に象意を持つ人の一部は、自分らしく個性を発揮して実力が認められる今週ですが、調子に乗って天狗になったり、ワンマンな言動にでると、一気に運勢や評価を下げますのでご注意ください。
いずれも、異性に対する想いや衝動が膨らむことになる今週で、それが片思いや単なる妄想に終わるのか、それとも現実のものとなっていくのかは、今の時期、人によって両極端に異なります。

One-Point ◆ なぜそうなるのかは、同じ星のディレクション(運命)を受けても、生まれもつホロスコープ(出生天球図)の星の配置によって影響力が異なり、出方が変わることになるためです。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、今週はご自身が生まれもつホロスコープ(出生天球図)によって、象われるディレクションが異なります。
牡牛宮だけで一律にどうこうはいえないときですが、いくつか傾向を挙げておきますと、悪い意味とはかぎらず異性関係をはじめとした課題によって、自分の内面性を深く見つめざるをえない傾向がでます。
失恋か片思いかはともかく、いずれも恋愛幻想や仲間関係での異性への想いが強まりやすい今週で、左の「今週の傾向と星の動き」に書きましたように、その結果は正反対にも分かれるときです。

One-Point ◆ ありていに言いますと、牡牛宮よりも、それ以外に生まれもつ運勢サイン(宮)に働くディレクションのほうが強くなる今週なので、そちらのサイン(宮)もあわせてご参照ください。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、たとえ一時的にいくらかシビアな現状を再認識するような出来事があっても、今週また昨今は、人気運や仕事運ともに恵まれて、社会や職場で評価が高まるときです。
上司や年上の男性などからのお誘いやひいきも受けやすく、また仕事上でも多忙で実力発揮が可能な年末年始になっていますので、その点ではスケジュール管理が重要になります。
また、生まれもつ「異性運」や「恋愛運」のレベルによっては、どこまで続くか続かないかはともかく、異性関係で「夢」をみることができる今週です。

One-Point ◆ 基本的には、「恋愛幻想」にとどまりやすい星のディレクションのときなので、ほかに生まれもつ星の位置や相性をみてみないと、長続きするかどうかは、ヒフティー・ヒフティーです。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、ここのところ自分の「趣味」や独自の「才能」や「サイドビジネス」だったものを、正式に仕事として展開していくような人生期にあって、その評価をえやすい今週です。
蟹宮の中盤から終盤に象意を持つ人をメインとしていえば、昨今は同時に「取引相手」など「仕事先」や「クライアント」また「顧客」からの注文が、専門外の内容だったり、自分の力量や経験をオーバーした依頼になりがちで、そのクリアが課題となる昨今です。
とはいえ「できない」ということはありませんので、イマジネーションを充分に働かせながらチャレンジしていくことで、要望に応えることができます。

One-Point ◆ 結果、それが自分自身の経験や実力アップにもつながりますので、決して“悪い”ことではなく、どう、応えるべくチャレンジし行動していくかが、今週の運勢の“良し悪し”を決めます。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、「運勢」を超えた「運勢」の働きの昨今なので、今また今週が良いとか悪いとかに関係なく、ふつうにハラを定めて、自分らしく、恬淡かつ高潔に生きるときです。
たとえばですが、栄光よ再びとばかりにヘタに色気を出すと、今は周囲のキビシい反発を受けかねませんし、かといって自分らしくあるべき昨今においては、卑下したり、やる気をなくして生きることもディレクション(今の運勢)に合わないときです。
そういった点では、周囲や人に関係なく、自分の矜持や自己実現をめざす精神面にもとづいて、ただ自分らしい内面性をもって生きるとよいときです。

One-Point ◆ 自分がより長く生涯にわたって“スポットライト”を浴びるには、周囲にスポットライトが当たらない人がいてこそなので、その立場や気持ちを忖度することが重要な今週になります。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、乙女宮の全員とはいいませんが、今週は、今一度、自分が今現在、よって立つ周囲の環境与件や現実の状況を、冷静にかつ謙虚に見直すとよいときです。
そこから新しい道や展開が見えてくることになりますし、謙虚や素直になるほど、周囲の人々からのアドバイスを聞く耳をもって参考にしていくことができるためです。
その一方で、今週、注意すべきは、異性関係をふくめた人間関係や対人関係で、単なる同情心や好い人間としての“手助け”や“サポート”を、「好意」をもつためだと必要以上に勘違いしないことです。

One-Point ◆ 「恋愛幻想」ではなく、「ひょうたんから駒」が出ればいいのですが、だいたいは滅多にないことのたとえなので、信用しすぎるのも、現実認識を欠いて現状をいっそう危うくします。



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