宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.501 / 2016.12.05 〜 12.18


●隔週土曜日に更新予定です。
※2016年12月 3日アップ

今週の傾向と星の動き

全体 ◆ 国際的なお話をすれば、自由主義国側が軍事もふくめてまとまるときで、覇権国家に対向します。
一般社会においては、論理は必要なのですが、多少問題があっても「知」に働きすぎると「角」が立つ今週なので、大目にみて、放っておくくらいがうまくいきます。
星の動き ◆ 今週は、8日に金星が水瓶宮に入宮します。
その金星は、ノーアスペクトです。
牡羊宮で合(コンジャンクション=0度)の天王星&ケレスと天秤宮の木星が衝(オポジション=180度)で、これらは山羊宮の冥王星を軸にT矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
この衝(180度)に、射手宮で合(0度)の土星と太陽、ならびに水瓶宮の火星が調停(メディエーション=60/120/180)の座相を投げかけます。
火星と木星は今週まで交歓(ミューチュアル・リセプション)です。
一方、乙女宮のドラゴン・ヘッドと魚宮のドラゴン・テール&海王星の合(0度)も、衝(180度)で、こちらには山羊宮の水星が調停(60/120/180)の座相を投げかけます。
水星と冥王星は、今週中頃以降、合(0度)をとります。
月は今週、水瓶宮10度〜獅子宮28度をトランシットします。

※ブログ「宝瓶宮占星学とクオリアルな…」(テスト中)にホロスコープを掲載しています。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、今週も絶好調の運勢期で、ご自分の個性や才能を存分に発揮していくことができます。
ただし、毎度書きますが、こういった絶好調のときほど、人格や自制心が必要で、ワンマンや傲慢にならないように、謙虚さや節度を保っておくことで、仕事や社会的な分野で自由に実力を披露していくことが可能です。
念のため、もう一つ書けば、身につけてきた知識やスキルを最高度に発揮できる今週なので、それはよいのですが、知識をひけらかして、相手や周囲を見下したような言葉をしないようにご注意ください。

One-Point ◆ よくいえば正直な牡羊宮ですが、逆にいえば悪気はなくても、相手の心(情)を考えずに発言するタイプなので、一歩間違うとそれが運勢逆転の致命傷を招きかねない今週です。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、やる気もあり社会的に活動ができる人生期にあって、今週は人気や実力また知性ともに存分に発揮していくことが可能です。
また、牡牛宮らしい温厚でまろやかな個性や魅力を対外的に発揮できる今週また今月になっていますので、そういった魅力に気づいた上司や年配者から引き立てを受けることが起こりやすくなっています。
それはよいのですが、いくぶんハッチャケすぎたり調子にのって、つい過激な言動に出ることがないともいえない昨今なので、その場合は、思わぬハプニングとともに最悪、ケンカ別れの結末を迎えることがあります。

One-Point ◆ とはいえ、だいたいながら他人に対しては、人みしりというか、大人しい牡牛宮が多いので、雨降って地固まるかどうかはともかく、身内に対して「弁慶」になりすぎないことです。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、すでに「運気は上昇中」のかたもまたそうでないかたも、双子宮のみの運勢をみれば、明るく前向きに、自分の個性や実力を発揮していくことができるときに入りつつあります。
また、良し悪しは人それぞれですし、とらえ方しだいなので、ともかくとして、先ごろは人生上のビッグバンともいえる「変革期」を迎えている双子宮も多く、そのダメ押しが良い意味で「今週」で自己を認識していくことも多いでしょう。
そういった点では、「変わる」また「自己変革」にやぶさかであってはならないときで、むしろ、自ら変化を求めて心機一転していくのによいときです。

One-Point ◆ 課題はあっても、今週までは積極果敢にアクションをとれるときにありますので、何もしないで問題を抱えるか、課題があるとしても道を開ける可能性に向かうか、といったときです。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、いろいろと課題や問題は避けられないのですが、自分らしい個性や才能を発揮して、仕事や社会活動にいそしむことができる人生期にあって、昨今は相応に立場をえて活躍もできるといったときです。
さらには、今週あたりまでの約2か月期間ほどは、果敢に実力を発揮していくことが可能な多忙にもなるときで、安易に成り行きまかせになったり怠けさえしなければ、ご活躍が可能です。
とくに今週は、頭の働きが冴えをみせるなど、いずれにしても発想の転換や考え方を仕事や社会的な活動などの方向に変えて、社会に打って出て行く気概や計画をもつべきときです。

One-Point ◆ ごく短期スパンの運勢サイクルからみましても、今週は仕事や対外的に活動できる運気まわりのときにありますので、デリケートになり過ぎずに打って出ていくのもよいでしょう。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、今週また昨今の運勢は、過去の「自分自身」が決めるときで、これまで自分が言動してきた実績や内容やレベルにおいて、そのまま、どうなのかが決まり、あらわれていく時期にあります。
そういった点では、100%全部が全部あらわれるわけではなくても、自分の実力や人格レベルが、今週の「運勢」をもって評価される時期にありますので、そういった事実から自分を推し量ってみられるのもよいでしょう。
もっとも、それで終わりだとか、それがすべてだというのではなく、同時に、そこから新たな自分に向けて意識や言動を転換していく今週になっています。

One-Point ◆ そういうこともありまして、個人的にも組織的にも、何らかの関係変化が起きやすい今週あたりまでになっていますので、それにともない、新しい人間や組織の関係性を築くときです。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、自分らしく存在感を認められたいと感じたり、またそういったプレゼンスを強く発揮していこうとする今週になります。
問題は、そのように自分らしい完璧性を期して、知識やスキルや才能を発揮しようとすればするほど、周囲から反発を受けたり、対立を招きやすい今週なので、発揮の仕方に謙虚さをもたなければならない今週です。
あえて申し上げますと、それは内に秘めておくほうがよいときで、今週また昨今は、自分を抑制気味にして、素直に周囲や相手から学んで、今後の新たな方向性や自身自身のあり方を見出していくほうがよいときです。

One-Point ◆ 左欄の「今週の傾向と星の動き」に書きましたように、「知に働けば角が立つ」といったことが起こりやすい今週で、とくには乙女宮がそういった言動をとりやすいときになっています。



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