宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.497 / 2016.11.07 〜 11.20


●隔週土曜日に更新予定です。
※2016年11月 5日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は9日に火星が水瓶宮に入宮します。
その時点で、牡羊宮の天王星と交歓(ミューチュアル・リセプション)が形成されます。
水星は、12日になる直前に射手宮に入宮し、同日、金星が山羊宮に入宮します。
19日には海王星が、魚宮9度で順行に戻ります。
その海王星はドラゴン・テールと合(コンジャンクション=0度)で、乙女宮のドラゴン・ヘッドと衝(オポジション=180度)です。
海王星とドラゴン・テールは、射手宮の土星と矩(スクエア=90度)で、今週後半は水星とも矩(90度)をとりはじめます。
一方、ドラゴン・ヘッドは、金星が今週後半から三分(トライン=120度)をとりはじめます。
天秤宮の木星は、山羊宮の冥王星と矩(90度)で、冥王星は天王星と矩(90度)です。
また天王星は、土星と三分(120度)で、ケレスとは合(0度)です。
ケレスと蠍宮の太陽は、今週の中頃の一時期、転(クインカンクス、インコンジャンクション=150度)をとります。
Point ◆ 今週あたりから、徐々に新たな動きが生じます。
国際関係においては、中国のような一党独裁の覇権国家が存在する以上、自由と個性の宝瓶宮時代に進むには、結局は「力」(軍事力)がいわゆる“正義”で、米が抑えるしかない今週です。
個々人におきましては、新機軸の発明発見や技術が認められていく今週です。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、仕事をはじめ社会的なプレゼンス(存在感)が高まる今週です。とくにいえば、初盤に象意を持つ人をのぞいて、中盤や終盤に象意を持つ人にその傾向は出やすくなります。
また、牡羊宮全体的に、VIPやハイレベルな人との関係や出会いも多い時期なので、そういったことから、今週は上司やTOPクラスからの贔屓や寵愛を受けるなど、世間的にも人気の高まるときになります。
そういった“最高潮”の運勢期ともいえる時期で、このようなディレクション(運勢)を最大限に活用されて動くとよい今週また今月になります。

One-Point ◆ 一つご注意を申し上げておきますと、だからといって横柄や傲慢な態度をとらずに、一定の謙虚さを保ちつつ、法令はもちろん人倫を守るべきで、でないと運勢は“暗転”します。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、“最高度”にも牡牛宮らしい個性や実力、またスキルや才能を発揮できる今週また今月になります。
仕事や社会で、実力を発揮したり、新たに自分らしい才能を見出したり、得意な分野で活躍できるなど、これまでの人生で過去に蓄積してきた努力や実績が評価されるなど、花開いていくことが可能なときです。
また、牡牛宮らしく控えめで穏やかながら、美しくも、内面に秘めた強い情熱や情動が発揮されやすい今週また今月でもありますので、その点では、異性関係に何らかの進展があってもおかしくないときです。

One-Point ◆ 昨今の人生期は、内(部屋、家)にこもるよりも、外に出て仕事や社会で華々しく活動し、またご活躍できる人生期にありますので、それをさらに顕在化していける今週になります。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、おおむねながら、現実的にも人間関係に新たな“変化”が起こりやすい時期でもありますので、そういったことからも社会に向けた考えや発想の転換をしていくときです。
少なからず課題を抱えてきた昨今ですが、すでに、それも「気にせず」に前向きに考えて対処したり、また“人”のことよりも、自分らしく自由に個性を発揮していくことを志向していく今週です。
そういった一つの“転換点”を迎えている今週また昨今なので、過去にこだわりすぎずに、仕事に向けてゴーイング・マイ・ウェイで進まれるのもよいでしょう。

One-Point ◆ よくいわれていることですが、自分の中の“想い”や“考え”や“思考形態”が、相手や社会また世の中をみる目を決めていますので、結局、自分が変われば世界が変わるときです。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、週単位の短期スパンでの運勢変化でいえば、今週は自分よりも仕事において活動していくときです。
昨今の人生期は、どちらかというと、安易さやイージーさといった、自分の気ままな感情のままに動きやすい人生期になっていますので、それが度を越すと、今週の「自分よりも仕事において活動していく」運勢に弊害をもたらすことも起こりえます。
そういった点では、昨今の人生期においてテーマの一つとなっていることを挙げておきますと、自分自身の精神意識をよりハイレベルに高めていくことに、注意を向けていくとよい時期にあります。

One-Point ◆ それが昨今の蟹宮の人生期でテーマとなっていますので、仕事とプラーベートの活動を繰り返しつつも、結局は“どう生くか”といった精神的なバックボーンの確立が重要です。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、あいまいな表現ですが、人間関係や組織関係の「安定」と「変化」の両方のディレクションが交錯して訪れる今週です。
獅子宮のどこに象意を持つかで、どちらがより強まり、受けるのかは異なってきますが、あえて断定的な表現でわかりやすく書きますと、だれが“敵”で、だれが“味方”かが分かれるときだといえます。
もっとも、中には“敵”のふりをした味方がいたり、“味方”のふりをした敵がいることもありますので、汲々としたり姑息にならずに、獅子宮らしく知恵を働かせて泰然自若としておくことで威厳を保てます。

One-Point ◆ いずれにしましても、個人的にも組織的にも関係変化が起きやすい時期なので、それに応じて、自分自身の意識や行動また目的とする方向性を変えていくことも必要になります。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、心と体のバランスをとったり、ご自身の意志と、実際に立つご自身の現実とのあいだに、齟齬がないか具体的にみてみたり、何かと自己の内省を必要としせまられるときだといえます。
良いとか悪いとかではなく、明日への出発のために、そういった精神的にも、現実的にも、自分の足元を見つめたり、実際のところを確認していくとよい今週また昨今の人生期になっているということです。
なので、乙女宮のみをみれば、仕事や対外的に華々しく活躍するというよりも、自分自身の新たな個性や生き方や方向性を見出すために学んだり、再検討していくとよい今週です。

One-Point ◆ もし、精神的なストレスがたまったり、思い悩みが深かったり、何かと考えすぎたりとどうにもならないときは、思いきって体を動かして、スポーツに熱中してみるのもスッキリします。



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