宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.465 / 2016.03.28 〜 04.10


●隔週土曜日に更新予定です。
※2016年 3月26日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、4月6日に水星が牡牛宮に、金星が牡羊宮に入宮します。
乙女宮の木星とドラゴン・ヘッドは合(コンジャンクション=0度)で、木星は魚宮の海王星とドラゴン・テールに衝(オポジション=180度)です。
これに対して射手宮の土星を軸としてT矩(Tスクエア=90/90/180度)が形成され、射手宮の火星は、海王星と矩(スクエア=90度)です。
一方、木星とドラゴン・テールの衝(180度)に対しては、山羊宮の冥王星が調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。
冥王星は、牡羊宮の太陽と天王星に矩(90度)で、今週中頃まで水星もこれにふくまれます。
一方、太陽は、火星と土星の両方に三分(トライン=120度)で、天王星は土星のみに、水星は週初めのみ土星と三分(120度)です。
太陽、天王星、水星は、連続合(ローリンク・コンジャンクション=0+0度)。
ドラゴン・テール、ケレス、金星も連続合(0+0度)で、金星は、牡羊宮に入宮した直後から火星と三分(120度)をとります。
Point ◆ すでにベルギーで爆弾テロが起きましたが、今週は現実的に「一触即発」の緊張状態です。
誰もがそうなるのではなく、宗教的妄信者や共産主義一党独裁国家などの「観念主義者」(悪い意味で理想[妄想]主義者、また教条主義者)が該当しやすくなります。
一方、これに対して自由民主主義者や国家は果敢に対抗し、宝瓶宮時代の友愛的社会秩序を守ろうとします。
異性関係や恋愛問題は活発ながら、今週以降は徐々におおむねながら安定傾向に向かいます。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、「やる気パワー」と「人気運」がともに高まっていく今週となり、その一方で、良くも悪くも自分なりに「こうあるべき」といった信念または頑固さが強まっていく人もいます。
その点では、「牡羊宮らしさ」が発揮されていく今週になりますので、生まれもつホロスコープ(出生天球図)によっては異性運や恋愛運が高まると同時に、逆に粗雑さや勝手さがみえて、ひかれる人もいるでしょう。
いずれにしても、昨今は、組織や社会の頂点にあって「権威」や「権力」をえやすいのと同時に、一歩間違うと瞬時にそこから転落して地をはうような運勢のときに牡羊宮の大半の人があります。

One-Point ◆ 自分らしくあることは、重要な昨今の星のディレクションなのでよいのですが、度が過ぎて傲慢になったり、ワンマンにふるまうことなく、友愛的に接して平和活用するときです。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、あえて申し上げますと、恋愛や結婚、また夫婦関係を含めてもいいのですが、これまでの異性関係が実るか実らないか、その「結果」がもたらされていく今週です。
もちろん全員がそうなるというわけではありませんが、その可能性は週が進むほど高まりますが、だいたいは自我が強かったり、自己主張をしやすい人ほど、結果は両極端にわかれます。
それに対し、牡牛宮らしく穏やかで、たとえ激しい内面の想いを秘めていても、辛抱強く自制して充分に柔和に接してきた人ほど、だいたいは「よい結果」に恵まれることになります。

One-Point ◆ 恋愛や異性関係には関心や関係がないという方の場合は、「自分自身」の存在や個性が、職場や社会など周囲から認められることになるならないにおきかえて、ご一読ください。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、3月末あたりからトランシットの木星、土星、海王星が正式にT矩(Tスクエア=90/90/180)をとりはじめ、そこに今後は火星も加わっていきますので、全員ではありませんが、いちおうの注意は必要です。
全員とはかぎらないのは、ディレクション的に影響を受けないケースと、同時に、相応の見識や友愛精神(和、絆)を人格とともに充分にそなえているために、逆にT矩(90/90/180)を活かせる人がいるためです。
左欄の「今週の星の動きと傾向」の最後に少し書きましたが、過剰に「気まま」や「お気楽」など現実を無視して観念的に生きてきた場合、また口八丁だけで誠実さを失って生きてきた方などは注意が必要です。

One-Point ◆ といって「課題」や「問題」が生じたとしても、それが悪いというのではなく、自分の現実や過去の言動を見直すなどして、新たなスタートや転換のときにしていけばとりまOKです。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、おおむねながら週が進むほどに、職場や社会で「人気運」や「引き立て運」が高まったり、または「恋愛異性運」に恵まれたり、ステディな関係を築ける人もでてきます。
もちろん無条件にだれもがそうなるというわけではなく、精神的にも人格的にも、柔和さやおおらかさをもって、相手や周囲の人と接している場合で、逆に立場や権威をかさにきたり、怨みを抱いていれば例外です。
それはともかく、蟹宮の昨今の運勢傾向は、一様ではなく、コロコロと変わることはもちろん、酸いも甘いも同時に味わって苦味を感じることさえあるような複雑な時期にあるといえます。

One-Point ◆ それでも上述のように、立場や権威をかさにきたり、怨みを抱いたりしていなければ、仕事運や社会活動運は良し悪しはともかく、まだ回っていき才能を発揮できる昨今です。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、現実を見つめつつも、個性や才能を発揮できたり、やる気パワーが生じたり、また週が進むほどに人気運にも恵まれやすく、それによって恋愛機運も高まるときです。
そういった自分自身のことはともかく、今週後半以降から4月にかけて、意見やアイデアやコメントを求められるなど、知識や経験や技術が「評価」されていきますので、今週は、早めに社会情勢や専門分野など情報収集をしておくとよいでしょう。
そのときになって知ったかぶったり、あてずっぽうなコメントやアドバイスをひけらかすと、知能程度だけでなく人格まで疑われて、一気に信用を失うことがないとはいえないためです。

One-Point ◆ それらをふくめまだ本調子とはいえない時期ですが、一時期の低迷期ともいえる時期は抜けて、社会的な評価や活躍期に戻りつつあるときなので今後にかけて重要なときです。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、仕事や社会的な活動はともかくとして、昨今またとくに今週や今月は、いわば「骨休め」をされるなり、じっくりと無になって、周囲や昨今の社会の現状把握や情報収集をされるのもよいでしょう。
経済的な時間も余裕もなく、そうノンビリもしていられないという方の場合は、とにもかくにも「イエスマン」というと何か悪いことのようですが、自分を捨てて無心に周囲や相手のいうことを聞いたり、要望に沿っていくもひとつの手です。
今は謙虚にそうすべきときだといえますし、逆にヘンにプライドをもったり、こうなったのは相手や周囲のせいだと怨んだりするほど、冷静な判断の目が雲って対処を誤まりかねないときです。

One-Point ◆ ハラをくくって虚心坦懐に自分を投げだしてみると、「山川のさきを流るるとちがらの身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」というように、身ごと沈み込まずに先ゆきがみえてくるでしょう。



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