宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.435 / 2015.08.31 〜 09.13


●隔週土曜日に更新予定です。
※2015年 8月29日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、6日に金星が獅子宮14度で順行に戻ります。
金星と火星は合(コンジャンクション=0度)で、いずれも牡羊宮の天王星と三分(トライン=120度)です。
天王星は、山羊宮の冥王星とケレスに矩(スクエア=90度)で、週末には天秤宮の水星との衝(オポジション=180度)を交えて、T矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
乙女宮の太陽と木星は、今週中頃すぎまで合(0度)で、両星とも魚宮の海王星と衝(180度)をとり、太陽は冥王星と三分(120度)、木星は蠍宮の土星と矩(90度)です。
土星は、牡羊宮のドラゴン・テールと三分(120度)で、一方、天秤宮のドラゴン・ヘッドはケレスと三分(120度)です。
土星と冥王星とミューチュアル・リセプションは継続中です。
Point ◆ 今週の中頃すぎあたりまでは色恋をはじめ、男女問題の活性化が続きます。
また今週は週が進むほど、バブル崩壊に似た「架空経済」の崩壊が金融市場に現実的な影響を与えて、組織体制の変革が視野に入ってきます。
日本が無関係とはいきませんが、アジアでは、やはり「かの国々」が影響を受けやすい星回りです。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、仕事や社会活動においてリーダーシップを発揮する人や、独創的な自己実現を含めて、異性関係に意識や関心を持つ人など、自我を発揮をしていく今週です。
初盤に象意を持つ人は、先週に引き続き、現実を把握して冷静に対処できやすいときなので、問題は起こりにくいほうでしょう。
しかし、これまた先週同様に、中盤や終盤に象意を持つ人は、パワフルに自分を発揮できるのはよいのですが、状況によっては、パワハラやセクハラ行為に衝動的に走らないよう、とくに注意が必要な今週です。

One-Point ◆ 今週また今月は、知識や人間関係に意識や関心をもって、これまでの考え方や物事の見方を、どう仕事や社会的な活動に向けていくか、意識転換をしていくときになっています。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、同じようなディレクションの状態が続いていますので、もはやお気づきの方も多いと思いますが、自分自身の内面の意識を刷新して歩みはじめるときです。
分かりやすく言いますと「生まれ変わるべき」ともいえるときで、感覚や意識や言動はもちろん、新たな「理想の自己像」を見出して、おおげさにいえば「人生」を再スタートしていくときになっています。
どちらかというと、現実生活や五感の感覚に正直な牡牛宮ですが、それらを含め、むしろ内面の「精神意識(霊性)面」を改めながら、広く意識や関心をもって出直すべき時期にあるということです。

One-Point ◆ 逆にいえば、「自我意識」が強力に高まる人生期にあって富や生活の安定を求めたり、自分が強まっていきますが、そこに内面の人格との絶妙なバランスが必要ということです。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、良し悪しはともかく、我知らず「夢」や「理想」を仕事や社会に描き、求め、それが「成る」と信じて追いかけていくという、大きな人生期の流れの中に、おおむねながらあるときです。
すでにごく一部の気づいた方を除いて、まだ、その途上にあったり、またこれからそうなっていく方もいますが、昨今は、それが「幻想」を含むことに気づくと同時に、また現実化していくための「作業」が必要になっていくといった瀬戸際を迎えつつあります。
双子宮の最初のほうに象意を持つ人は、すでにそういった状況にあるといってもよく、また全体的にみてもその兆候が現われやすいときです。

One-Point ◆ 不特定多数を対象としたこのコーナーでは、詳細はホロスコープ(出生天球図)次第で異なるところがありますので、具体的に何を指すのかは、ご自身の現状からご推察ください。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、端的に申し上げますと、「頭の回転」すなわち論理構成に、人によっていくぶん異なるとはいえ、注意を要する今週になります。
たとえば、自分の思いや意志をとおそうと表現をしたり、個性を発揮して正しく伝えようとするときに、思うようにいかないことも起こりやすく、相応の見識や実力が必要になる今週だということです。
それでも、昨今また今週は、自分らしい才能や個性を、仕事や社会活動の分野で発揮できるときにありますので、それを周囲に伝えようとするときに若干のジレンマを感じることが起こりやすいでしょう。

One-Point ◆ そういった意味では、自分の考えや人とのコミュニケーションのとり方を、総点検しながら、感情に流されず進めるにはどうすればいいのか、論理的面からも見直していくときです。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、社会の倫理やルールを守り、傲慢やワンマンにならないよう人格的な言動を心がければ、今週はご自分の思いどおりご自由に、やってもよいときだといえます。
逆に申し上げますと、ご自身の個性を自由に発揮されて、思いどおりにパワフルに行動されるときで、そこにおいては、人倫道徳を守る、相手の自由や尊厳を侵害しない、ということだけは注意をしたほうがよい今週だということです。
基本、それ以外は、今週の運勢というよりも、ご自身が生まれ持つホロスコープ(出生天球図)の運勢や、獅子宮以外に持たれる運勢サイン(宮)によって、個々それぞれに異なってきます。

One-Point ◆ ちなみに、終盤に象意を持つ人は、運勢がそれぞれ微妙に分かれていく今週また昨今なので、ここで一概に書くことはできませんが、新たな人生の構築を図っていくときです。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、今週また昨今は、生まれ持つ象意の微妙な位置の違いによって、今週の運勢も個々バラバラ千差万別に異なって働くときなので、申し訳ありませんが断定して書くことができません。
ただし、乙女宮が受けるいくつかの代表的なディレクション(運勢)を多少の限定を含めて書いておきますので、その中からご自分の現状にあてはめられてセレクトしたり、ご参考にされていただきたく存じます。
だいたいですが、初盤に象意を持つ人は人生の出直しをそろそろ求められており、前半に象意を持つ人は問題や課題があっても「なんとかなる」と楽天的かつ安易なときで、中盤をメインに多くの方が「自我を強く発揮」し、終盤に象意を持つ人は逆に感性を発揮しにくくなっているといった状況です。

One-Point ◆ ほかにも、自分では気づきにくいのですが、善意で接するのはともかくとして、どこか現実を正しくとらえきれずに、それが何らかの「破綻」につながるケースもなくはないことです。



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