宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.389 / 2014.10.13 〜 10.26


●隔週土曜日に更新予定です。
※2014年10月11日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、10月23日の夜9時ごろ、太陽が蠍宮に入宮します。
翌24日には、金星も蠍宮に入宮です。
その翌25日に、天秤宮の水星が順行に戻ります。
これら3つの星は、今週中頃に三重合(トリプル・コンジャンクション=0/0/0度)をとり、ドラゴンヘッドを加えて一時的に四重合(0度)を形成します。
太陽は、魚宮の海王星と三分(トライン=120度)、水星とドラゴンヘッドは牡羊宮の天王星と衝(オポジション=180度)です。
後者は、獅子宮の木星が調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。
木星は、蠍宮の土星と矩(スクエア=90度)で、今週中頃まで射手宮の火星と三分(120度)です。
天王星と山羊宮の冥王星の矩(90度)、および土星と冥王星のミューチュアル・リセプションは継続中です。
Point ◆ 宝瓶宮時代に通じる民主的な自由と秩序への大きな動きは、やや弱まったとしても、さほど変わりませんが、個々人においては、今週前半と後半(週末)とでは、流れが変わる人がでてきます。
異性関係でいえば、衝動的に行動する動きから恋愛を夢見るように、「アクション」からいったん立ち止まって、「ビジョン」や「計画化」を思索するような動きです。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、人によって若干のタイムラグが生じますが、今週中あたりをもって「転換」のための準備となるアクションの期間が終わります。
来週以降は、徐々に対外的な活動期へと流れが変わっていくことになりますので、まだ充分に「データ」がそろっていなかったり、考えがまとまっていない方は、早急に活動のための準備を整えておくとよいでしょう。
「運も実力のうち」といわれることがありますが、「運」だけがあっても「実力」が伴なわないと、やはり社会的な活動にはそれなりの限界が生じます。ということで、まずはそのための意識転換や準備をしておきましょう、ということです。

One-Point ◆ 同様に、牡羊宮の今の人生期の運勢の一つである「TOP運」も、ただやみくもに思いつきで行動すればよいというものではなく、やはりシビアに現実をみる一面も必要なときです。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、何度か書いたことですが、昨今の人生期は、仕事や社会で華々しく活躍するというよりも、むしろ内面の精神意識を新しく整えて、友愛精神(和や絆の心)を備えていくときです。
そんな中でも、ほぼ今週いっぱいくらいまでは、今後の人生において、対外的に活躍していくための「知識」や「スキル」の習得と充実を図っておくとよいでしょう。
そうすれば、早ければ今週中にも、また遅くとも来週には、自分自身のあり方も含めて、今後の生きるべきビジョンが見えてきたり、人間関係を含めて、夢が広がることも多くなります。

One-Point ◆ もっとも、来週は来週で、また次のディレクションがはじまりますので、ただ「知識」や「スキル」を身につければ終わりというのではなく、「意識」の転換などが必要になっていきます。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、対人関係や組織関係が新規展開をみせたり、何かと活発化していきやすい昨今の時期を迎えていますので、良し悪しはともかくとして、多忙な時期だといえます。
もっとも、スムーズにそうなっているとはかぎらず、人によっては、課題や問題を抱えているゆえにそうなったり、対処上、やむをえずコミュニケーションを活発化させていかざるをえないという方もいらっしゃるでしょう。
ただ、先ごろの、いわゆる「停滞期」をもはや越えて、大きな運勢の流れでいえば、今は徐々に上昇方向なので、今週の活動が将来の基盤づくりとなっていきそうです。

One-Point ◆ ある意味、自身の「スキル」が社会に通じる本物かどうかが試されていくときです。逆にいえば、誤魔化しのない本物にしていくときなので、その点の真価が問われています。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、新規展開を含めて、仕事が多忙になりやすいときですが、同時に、今週いっぱいまでは、精神的な停滞期というか、知識や内面性を充実させていく、いわば「学び」のときになっています。
一方で、自分自身の問題だったり、対人関係のあり方において、仕事上の課題が生じやすくもなっていますので、いくぶん複雑な状況です。
たとえば、気分が乗らないからといって、仕事をスルーしてよいわけはなく、確実にこなしていく努力や実績が必要なのは当然で、加えて、上述したように、知識面や内面性を含めた自己充実が必要不可欠になっているときだということです。

One-Point ◆ 人生は、複雑だったり、一見、矛盾するような状態を体験して、どうとらえて対応すればよいか、見識を高め、自己コントロール力を養っていける状況が、ときに必要なゆえです。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、全員ではないにしても、昨今の一からの出直しを迫られる人生期にあって、意識を新たにして前向きに取り組める運勢のときで、積極果敢にもなれるときにあります。
これら両方の運勢ディレクションに際して、一例として挙げますと、「いったい世の中の仕組みはどうなっているのか?」といった、法則性や知識面に、意識や関心を向けていく方も多いことでしょう。
それはよいことで、早い方は今週後半あたりからでも、上述の一からの出直しを迫られる人生期の運勢が、漸次、ブリ返していくことになりそうです。

One-Point ◆ 現状が良いとか悪いではなく、重要なことは、今をどのようにとらえて、どう考えたり、どう対処していくかといった自分自身の意識と言動が、将来を決めていくことになります。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、来年2015年の「再建計画」のディレクションの前ブレかと思うくらい、自分自身や人生を見つめ直していくことも必要な今日この頃になっているといえそうです。
結局のところ、どのような理屈や法則で、自分自身のもろもろや、それを取り巻く現状があるのかといった、自分の内面性と実体が問われたり、意識的にクローズアップされてきやすい昨今だといえるでしょう。
だいたいは、古いままで自分自身の自我を出したり、現実にそって緻密に詰めようとするほど、良し悪しはともかくとして、一部ながら、周囲の流れと合わないことも生じやすくなっています。

One-Point ◆ 何度も書きますが、良し悪しは関係がありません。なので、要は「言論の自由」と同じように、自分の完璧性があるように、周囲のボーダレスな価値観も当然にあるということです。



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