宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.369 / 2014.05.26 〜 06.08


●隔週土曜日に更新予定です。
※2014年 5月24日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、29日に水星が蟹宮に入宮し、同日、金星が牡牛宮に入宮します。
その水星は、6月7日に蟹宮3度で逆行に転じます。
水星は、魚宮の海王星と三分(トライン=120度)です。
海王星は、双子宮の太陽と矩(スクエア=90度)で、火星と三分(120度)です。
その火星は、冥王星と矩(90度)です。
金星は、週末に山羊宮の冥王星と三分(120度)で、蠍宮の土星と衝(オポジション=180度)をとります。
土星は、蟹宮の木星と三分(120度)です。
今週からは、木星と冥王星の衝(180度)が解消されて、天秤宮のケレス、冥王星、牡羊宮の天王星、木星による大十字(グランド・クロス 90度×4)崩れになります。
土星と冥王星のミューチュアル・リセプションは継続中です。
Point ◆ 今週は、直観やイマジネーションを表現したり、理論化しやすくなることもあって、週末が近づくほど、恋愛関係を含めた男女の関係も活性化しやすいときになります。
先週までの破局や離婚傾向とはうってかわり、ロマンスが話題になっていくときです。
大十字(90度×4)崩れとはいえ、矩(90度)は継続中なので、その余波は、あちこちを巻き込んだり、また拡散していくことになります。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、昨年2013年末以来、共鳴星の火星が、対宮である天秤宮にとどまっていて、その火星が大十字(90度×4)を形成したり絡む時期が続いています。
そういったこともあって、どこか自分の思いどおりにいかずに、結果、もう一度、自分自身を見直して、どのように自己表現したり進んでいけばよいのか、試行錯誤するなど、いわゆる転換点にあるときです。
どのようにとらえてもかまわないのですが、今後の星のディレクションから申し上げますと、今後は、しばし自分自身を捨て切った人が、その中から新たな自分の個性や社会的なスタンスを見出していくことになりそうです。

One-Point ◆ 平たくいえば、自分のために生きるのか、それとも「人のために」とまではいいませんが、社会や周囲に貢献する自分になれるのかどうかで、今後の運勢は変わっていきそうです。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、今週が進むほどに、自分の情念や情動、また恋愛感情が高まっていき、一般的には恋愛モード、お相手のいる方は、ラブラブやイチャイチャ・モードになっていきます。
会社や仕事場で「実力」を発揮しやすくなるのはもちろん、良し悪しはともかく、上司や男性からの人気や引き立てを受けたり、いつもよりユーモアやおしゃれな会話を交わせるなど、人間関係も活発になるときです。
もっとも、それを快く思わない、俗にいう「お局さま」や「自爆テロリスト」がいてもおかしくはありませんので、うまく上司の権威や実力を活用するのもよいでしょう。

One-Point ◆ 牡牛宮のみをみれば、そんな感じで、恋愛異性運やパートナー運また人間関係運に恵まれやすいときなので、それゆえに無用なトラブルは避けるようにした方が楽しめます。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、今週は才気煥発また機転の利いた双子宮の知性やイマジネーションが高まりますので、個性や能力を発揮したり、実力を充分に発揮するなど自己実現が可能なときになっています。
そのぶん、昨今の仕事や社会活動において、ビジョンやイマジネーションを直観的に表現したり、知的に理論化したり、また現実に落とし込んでいくことができる今週にもなっています。
ただし、相変わらず昨今は、良い結果なのか悪い結果なのか、地に足が着いているのかいないのか、現実認識と同時に事実誤認も起こりやすい社会活動期にありますので、個別に見極めた対応が必要です。

One-Point ◆ 誤解したり誤解されたりすることも起こりやすい人生期ですが、今週は感性や情感を豊かにして、用心しつつも善意や寛容や理想主義的な人の好さを出していくほうがよさそうです。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、初盤に象意を持つのか、それとも中盤や終盤に象意を持つのかで、少なからず運勢やディレクションは変わっていく今週になります。
初盤に象意を持つ人は、具体的に行動したり活動するといった「アクション」をとっていくよりも、イメージやビジョンを活用して膨らませたり、また直観力やイマジネーションを用いた知的活動に向いた今週になります。
一方、蟹宮の中盤や終盤に象意を持つ人は、同様の傾向がないとまではいえないのですが、前向きに生きながらも、むしろ、ちゃんと現実的に地に足を着けて歩めるときなので、どちらか一方に偏らないようにしていくとよいでしょう。

One-Point ◆ 端的に申し上げますと、人生経験を積んで、高い見識や実力のある人ほど、個性や才能を発揮できるときで、そうでない人ほど、課題やトラブルを抱えるのは仕方がないときです。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、昨今の人生期においては、パートナーとの関係をはじめとして、比較的ながら活発に活動しやすい今週になっています。
社会的に個性や魅力を出していける今週でもありますので、その点では、自分らしい人気が出たり、またモテたり、恋愛関係や異性関係に動きが現われる方もいらっしゃることでしょう。
獅子宮の最初のほうに象意を持つ人は、すでに新たな人生サイクルのスタートラインに立って再出発をはじめていると思いますが、中盤や終盤に象意を持つ人は、もう少し人生を模索してどの方向を目指すか、将来の飛躍のときに備えていかざるをえなさそうです。

One-Point ◆ 直接的な運勢ディレクションは、今週は、獅子宮以外に持つ運勢サイン(宮)の影響のほうが強くなりやすいので、そちらも併せてご参照されて、総合的にご判断ください。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、良し悪しはともかくとしてか、はたまた良くも悪くもというべきか、人間関係やパートナーシップに動きや変化や、何らかの出来事が起こりやすい今週です。
ハッピーでいえば、恋愛をはじめとした異性関係を含めて、「夢」を見ることができたり、「願い」がかなうような出会いが起こりますが、アンラッキーでいえば、「結婚詐欺」とまでは申しませんが、その夢や願いが現実化するかどうかは、一様ではない今週です。
上司やその男性が「理想的」に見えるなど、今週が進むほどに、恋愛感情や異性への情動も高まっていきますので、それがどちらに出るかは、独りでは関係が持てないので、人によってケース・バイ・ケースということになります。

One-Point ◆ 悪いという意味ではなく、最終的な良し悪しや結果は、相手の人格や誠実さや、二人の相性次第で異なりますので、不特定多数に向けたこの欄で断定はできないということです。



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