宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.353 / 2014.02.03 〜 02.16


●隔週土曜日に更新予定です。
※2014年 2月 1日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、ご参考ながら、2月4日にケレスが蠍宮に入宮します。
他の星の宮移動はありません。
今週は、牡羊宮の天王星を軸に、山羊宮の金星と冥王星の合(コンジャンクション=0度)と、蟹宮の木星が、T矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
天秤宮の火星は、水瓶宮の太陽と三分(トライン=120度)です。
その太陽は、蠍宮の土星と矩(スクエア=90度)です。
魚宮の水星と海王星は合(0度)です。
土星と冥王星のミューチュアル・リセプションは、ほぼ今年いっぱい続きます。
Point ◆ 今週は、それぞれの立場で思い込みや自己主張が強まります。
協力するにしても、対立するにしても、何かと両極端になりやすいので、騒動に巻き込まれたくない方は、中立に徹し、平静でいるほうがよいでしょう。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、自分自身の魅力や個性を発揮して、おおむねながらも仕事や社会で活躍できる今週です。
ただし、万事がうまくいくというよりも、一部、手応えが薄かったり、今一つ力が入らないように感じることがあるのは、今どきで仕方がないところでしょう。
それでもヘンに色ボケしなければという条件付きですが、他のサイン(宮)にくらべれば対外的に周囲の注目を浴びたり、活躍できる運勢期にあるということに変わりはありません。

One-Point ◆ そういった運勢期の影響だったりするのですが、どこか心の奥底で「イージー(よくいえば楽観的)」になりやすく、もし学習能力を失ったままだと、今以上の発展が望めなくなります。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、良いとか悪いということではなく、今週も異性に対する気持ちや情動が高まりやすく、アバンチュールな想いを抱えて、葛藤が生じることになるかもしれません。
それは真面目や真摯であるほどそうなりやすく、生まれ持つホロスコープ(出生天球図)によっては、つい衝動的に行動してしまうことがないとはいえない今週です。
場合によっては、相手の事情が、そのような葛藤が生じざるをえない、たとえば倫(みち)ならぬ関係だったりしますので、運命的にもいきおい慎重にならざるをえません。

One-Point ◆ いずれにしても今の時期や今週は、自分が人生をどのように生きるべきか、仕事や生活を含めて、「理想の自分像」を根本的に模索していかなければならないときだといえます。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、「想像力」や「イメージ力」を含め、知性や感性を対外的に発揮できる今週で、誰彼かまわずコミュニケーションをとりやすいでしょう。
ただし常時そうなるというよりも、生まれ持つホロスコープ(出生天球図)によって多少出方が異なってきますが、想いや構想を膨らまして(秘めて)おいて、ここぞというときに言動に出るといった状態です。
特に、双子宮の最初と双子宮の後半に象意を持つ人が、「思い込み」を含めて、いつでもそのような積極的な言動に、良し悪しはともかく出やすくなっています。

One-Point ◆ 気をつけなればならないのは、今週はまだ実利的に行動できるほうですが、自分でも気づかないうちに現実の裏付けがないまま、感性によって言動しやすい人生期にあることです。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、それぞれに、いくぶんながらも複雑な星のディレクションを受けているときです。
生まれ持つホロスコープ(出生天球図)によって、少なからず内容や出る時期は異なってくるのですが、新しく仕事をチェンジしていく人、パートナー関係に劇的な変化が生じる人、過去のものが壊れて散財を余儀なくされる人etc.、さまざまです。
ただし、共通していえるのは、良いとか悪いとかはともかく、そういった変化の大きな時期にあっても、今一つパワーを発揮できなかったり、なぜか安易に流れに任せてしまう生き方をしやすい時期にあるということです。

One-Point ◆ 今すぐどうこうとかではないにしても、結果的には、昨今の状況の中から今後の時代の流れを見詰めて、新しい生き方や人生の方向性を模索したり見出していくときになります。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、昨今の自分を取り巻く状況や今の人生期を、それぞれに体験していく中にあって、今週は新しい意識や考えを持った自分自身を模索していくようなときになります。
たとえ対外的に明るく振る舞っていたとしても、いつまでもウジウジとして孤独にさいなまれていても仕方がないので、ここは一つ、捨て身の戦法をとって一か八かの勝負に出ようとすることも考えられなくはありません。
どのようにされるかはご自由ですが、一般的にいえば、運勢が悪いときにジタバタするほど、余計に深みにハマり込むことも多いので、その辺を見越した対処が必要です。

One-Point ◆ 宝瓶宮占星学的には、「運勢」が悪い時期は、思い切って周囲の流れに委ねたり、人々が応じるに任せて自分を捨てて生きることで、自分の悪い運勢を抑えられると考えています。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、分かりやすくいえば、自分の内面性や内うちの世界に意識を持ってきた時期から、外向けに意識を転換していく時期に入りはじめたときになります。
周囲の状況は、例えば「対立」や「緊張」など、緊迫した度合を深めつつあるときで、善意に周囲を信じて放っておいたり、お人好し的に気にせずに安穏と構えているときではなくなりつつあるといっても過言ではないでしょう。
気がつけば尻尾に火がついたような状態かもしれず、意識転換や自己転換が必要な時期に入りつつあるときです。

One-Point ◆ そういった兆候が今週見られたとしても、今日明日がそうだとはいえないこともありますので、近い将来、1〜2か月のちに備えて、今週を機に意識したり準備に入るとよいでしょう。



【↑上に戻る】

※当ページの内容は著作権法により保護されております。無断使用はご容赦お願い申し上げます。

Copyright(C) 2005-2014 Aquariun Astrology - Seiji Mitoma All rights reserved.