宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.349 / 2014.01.06 〜 01.19


●隔週土曜日に更新予定です。
※2014年 1月 4日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、12日に水星が水瓶宮に入宮します。
山羊宮の太陽は、今週前半まで、その水星および山羊宮の冥王星と合(コンジャンクション=0度)で、ほぼ週を通じて山羊宮を逆行中の金星と合(0度)です。
週末には、金星と冥王星が合(0度)をとります。
今週中頃、一時的ながら、山羊宮の冥王星、牡羊宮の天王星、蟹宮の木星、天秤宮の火星が、大十字(グランド・クロス=90度×4)を形成します。
同じく中頃、金星と合(0度)の太陽は、木星と衝(180度)、火星と矩(90度)です。
今週前半までは木星と蠍宮の土星は三分(トライン=120度)で、土星と冥王星のミューチュアル・リセプションは継続中です。
Point ◆ 今週中頃に一時的ながら大十字(90度×4)が形成されますので、今週の状態を見極めておくことは、大十字(90度×4)が本格的に形成される4月〜5月の参考になります。
表向きは「対立」や「緊張」、また「三すくみ」の状態が起こりますが、本質的には新しい出発のときです。
過去の固定概念にとらわれることなく、新たな認識や意識をもって、時代の態勢を整えていくことが必要になります。
それは日本も同じで、他国が理不尽な非難を投げかけても、世界に貢献できる「美しい国」づくりへのスタートにしていくときです。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、新たな態勢によるリーダーシップを模索していくとよい今週になります。
それは自分自身においても、オリジナリティーのある新たな個性(キャラ)を目指すときで、また、自分が率いる組織においても、新たな態勢づくりを目指して、昨年までとは異なる意識化が自他ともに必要なときになっています。
現状の課題を集約したり、全体をまとめるのは困難が伴うときですが、それゆえにまた、ファイトを燃やして取り組んでいけるのも、真に牡羊宮に象意を持つ人の特長になっています。

One-Point ◆ 注意すべきは、衝動的に猪突猛進することで、自分なりに「こうあるべき」といった思いを持つのはよいとしても、自分にも周囲にも適切なのか熟慮したうえで、果敢に進むことです。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、すでに、その傾向が現われる影響圏にあるのですが、今週は、良し悪しはともかく、異性に対する情動や恋愛感情が課題となり、週末が近づくほど、ピークを迎えることになりそうです。
異性への想いが高まること自体は悪いことではないのですが、うまくアクションに結び付けにくい時期になりますので、行動できないことが多いのですが、逆に、相手の事情を無視して感情や情動的になって行動するとトラブルが起こる今週です。
要は、異性関係においてジレンマを抱えやすい今週なので、ヤケッパチになって軽挙盲動すると、とんでもない事件や事故に巻き込まれますのでご注意ください。

One-Point ◆ もっとも、激しい情動をセーブできる星がディレクションを投げかけていないわけではありません。ホロスコープ(出生天球図)次第ですが、客観的な判断による行動も可能なときです。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、周囲や世の中の混乱をよそに、良し悪しはともかく、およそマイペースで進める今週になっていきます。
双子宮全体的にもその傾向はあるのですが、とくに前半に象意を持つ人に、その傾向が強く象われやすく、先回も書いたように、仕事や社会活動に「夢」や「ビジョン」を描いていける人生期にあることとも併せて、相乗的に「個性」を発揮していきやすい今週になっていきます。
それ自体まったく問題はありませんが、念のためにいえば、現実の状況をしっかりとおさえつつ判断し、慎重さと併せて進んでいくべき時期にあることをご留意ください。

One-Point ◆ それ以外は、むしろ双子宮のほかに持つ運勢サイン(宮)の影響が大きくなる時期です。少なからず課題が生じることになりますが、詳細は当該サイン(宮)をご参照ください。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、周囲も含めて自分も、緊張状態や紙一重の危機的な状況にあるのですが、案外とスルーしたり、気にしにくい星のディレクションにあります。
そういった危機感のない精神状態が、必要以上に萎縮してしまったり、過度の緊張状態に陥ることなく、逆に充分に「実力」や「運」を出せることになりますので、一概に良し悪しを問うことはできません。
ただし、状況が自分が持つ「実力」以上に厳しい環境になったり、また、生まれ持つ「運」以上に状況が動いた場合、事態は深刻なものとなっていきますので、一応は油断しすぎないようにしておくとよいでしょう。

One-Point ◆ 蟹宮に象意を持つ人の最大の長所は、「気弱さ」と見られることもありますが、その裏返しの「柔軟さ」にあります。どんな危機的な状況に陥っても、柔軟に対応していけることです。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、単純にいえば自分の個性や考えはもちろん、スキルや能力が充分に通用しなかったり、現実から乖離していく人生期にあります。
いつものように「やせがまん」をして、人前では明るく振る舞っていくのもよいのですが、問題の根本的な解決や打開の方向性は、それはともかくとして、過去にこだわらずに自分を取り巻く現状をまずはシビアに見据えることからはじまります。
キビシイとしても、まずは客観的な現実認識のうえに立って、事実を見据え、現状から素直に学びつつ、むしろ周囲に合わせながら、新たな人生を出発していくつもりで対応していくことです。

One-Point ◆ それが周囲からもたらされたものであっても、また、自分から果敢に新境地を切り開いていこうとするものであっても、2014年は自他ともに新たなスタートのときになっていきます。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、乙女宮以外に持つ運勢サイン(宮)も含めて、知識や技能や自身の完璧性を超えた広い視野や対応が必要なときになります。
自分が専門とする特定の分野において、いくら完璧な知識や技能を持っていたとしても、全分野から成り立つ社会においては、「人の命は地球より重い」ということは、現実的にはまったく成り立ちえません。
地球が滅べばすべての命が亡くなってしまうために、当然のことなのですが、それと同じように一分野のみから判断することなく、全地球的な視野からの発想や対応に留意していくべきときになります。

One-Point ◆ 一つの分野や視点から、自分はもちろん社会を見ていくほど問題が生じ、対立やトラブルが生まれる時期にあります。それが悪いとはかぎりませんが、大局観が必要な時期です。



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