宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.325 / 2013.07.22 〜 08.04


●隔週土曜日に更新予定です。
※2013年 7月20日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、22日の夜中に金星が乙女宮に入宮し、直後の23日午前1時ごろ、太陽が獅子宮に入宮します。
蟹宮の火星と木星の合(0度)を頂点に、山羊宮の冥王星を尻尾として、蠍宮の土星と魚宮の海王星とを交えてトライン・カイト(60・60・120・120)が形成されます。
一方、海王星を頂点に、金星を尻尾としたトライン・カイト(60・60・120・120)も形成されます。
これらのトライン・カイト(60・60・120・120)の土星には、太陽が矩(スクエア=90度)をとり、太陽は牡羊宮の天王星と三分(トライン=120度)で、その天王星を軸にして冥王星と火星・木星のTスクエア(90・90・180)が形成されます。
土星と冥王星のミューチュアル・リセプションは継続中です。
Point ◆ 星たちがそれぞれに錯綜するかのように、複雑にアスペクトをとり合いますので、何が起きても、また起きなくてもおかしくないし、いずれの方向にも両極端に動く時期になります。
今週を含め今夏の傾向は、「星と政治と歴史認識」にも書いたように、一つひとつ現実に根ざした慎重な判断や、個々人の見識や実力が重要です。
事件や事故が質・量ともに生じやすく、また深刻化や重大化もしやすいので、異性問題も含めて、今週は注意しておきましょう。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、12サイン(宮)中、1、2を争うほど今週また昨今、さらには夏場に起きる周囲の出来事やディレクションに対して、客観的に傍観しそうな立場のときです。
かといって、決して無関係ということではなく、実は仕事や対外的な活動面においては、案外と関与したり、人を介して渦中にもかかわっていくことでしょう。
ただ、やる気パワーや精神意識的な面においては、一休みというか、周囲の華々しい出来事とはウラハラに、距離を置いたり、無関係にも、傍観者にもなりやすく、むしろ新たな局面を模索していくときになるということです。

One-Point ◆ こういうときは、仕事や社会的な活動はもちろんですが、それ以上に、自分自身の精神面の向上や、意識のレベルアップを含め、内面性の充実が最も重要な課題になっています。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、必ずしも全員とはなりませんが、主に前半や中盤に象意を持つ人をはじめとして、最も星の影響を強く受ける今週や昨今、また夏場となっていきます。
単純に分かりやすく申し上げれば、自分の五感や感覚といった私生活に安心や安全を求めるだけでなく、対人関係も含めて、外の世界や対外的な現実とかかわって、何かと、より完璧な状態を求めていかざるをえないときです。
特に今週また8月は、恋愛問題や異性関係を含めて、自分の情動の充足やあるべき理想像を求めたり、現実的な方向転換や対処をせざるをえない焦燥感に似た情動が生じそうです。

One-Point ◆ 基本、慎重で生存本能に優れた牡牛宮なので大丈夫ですが、願望や情動だけで衝動的に動いたり、軽挙妄動しないように、一つひとつ個々の現実を見極めて対処していくときです。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、牡牛宮以上に複雑な星のディレクションを受けている今週や昨今また今夏になります。
ある意味では、相反するような星のディレクションを受けている時期なので、昨今の「運勢」や「出来事」がどちらに転ぶかは、まさに星を活かせる見識や実力を備えているかどうか、自分次第にかかっているといっても過言ではないときです。
調子よく上っ面だけで動いても、一時的には何とかなりますが、最終的な結実は伴いにくいときなので、その点で、は否応なく「自己変革」が求められていく人生期に昨今はあるといえるでしょう。

One-Point ◆ 今週は安易にも、また衝動的にも、思い込みや勘違いからも、軽挙妄動しやすい一面が強まります。もう一方の慎重さや堅実さのディレクションを意識的に活かすとよいでしょう。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、今週や昨今、また今夏、目まぐるしく起こるであろう周囲の出来事に対して、なぜかファイトや行動力がアップして対処していけます。
一般的には、それらのアクションが、必ずしも昨今、新しく踏み出した仕事や社会活動に活用できるとは限らないのですが、不可能ということではなく、実力や見識があれば、これしかないといった手段によって、仕事にも活用していけます。
ただ、やる気パワーや活力が高まるのはいいのですが、それが安易に、単なる衝動や思い込みといった軽挙妄動につながらないように、現実を慎重に分析しつつ対処していかなければなりません。

One-Point ◆ 何はともあれ、少々の問題や課題があっても、一時的にはともかく、深くは気にせず前向きにとらえて対処し、行動できる時期なので、かまけずに努力すると運が開ける時期です。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、極論すれば、もともと「自分」しか意識していませんので、現状や周囲がどうでも、それを本当に自覚して落ち込むまでは意に介しません。
昨今の人生期は、案外とそういったときにあるのですが、一方で幸運なことに新しい自分自身に変わっていく、あるいは「変わっていこう!」とするディレクションが働いていますので、そちらに意識を向けられるときです。
今週は、特にその傾向がピークにも強まって、現状に負けないオリジナルな自分の新しい個性を見出したり、発揮しつつ乗り切っていくことになりそうです。

One-Point ◆ ただ今週は、否応なく精神意識の高みというか、深い霊性の世界に関心を持ったり、精神修養をしていかざるをえない獅子宮もいて、人生を見直していく人も現われてきそうです。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、単純にいえば、良し悪しはともかく人間関係やパートナーシップが活性化して、動きが生じやすい今週また昨今になります。
それは恋愛関係や異性問題を含めてそうなので、ハナの下を伸ばしたり、イイ人だと勝手に思い込むと、場合によっては、虚々実々の駆け引きやウラがあったりして、「幸せ」の頂点も、また「裏切り」のどん底も味わいそうです。
今週は、乙女宮の魅力が高まり、チヤホヤされたり、トップから引き立てられやすいときではあるのですが、そこは現実を見極めつつ態度を決定しなければなりませんし、情動に流されすぎないことも重要でしょう。

One-Point ◆ 「恋愛異性運」が高まるときなのですが、その一方で、人間関係やパートナーシップに一長一短があるときなので、余計なセクシー・スキャンダルには注意が必要になりそうです。



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