宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.315 / 2013.05.13 〜 05.26

●隔週土曜日に更新予定です。
※2013年 5月11日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、16日に水星が双子宮に入宮します。それまで双子宮の金星とミューチュアル・リセプションです。
21日の朝6時ごろ、太陽が双子宮に入宮します。
牡牛宮の火星、太陽、水星、金星は、連続合(ローリング・コンジャンクション=0度)で、週末には水星、金星、木星の三重合(トリプル・コンジャンクション=0・0・0度)へと変わります。
太陽は、魚宮の海王星と矩(スクエア=90度)で、今週前半まで水星と金星が海王星と矩(90度)です。
海王星は蠍宮の土星と三分(トライン=120度)で、山羊宮の冥王星を加えて小三角(ミニグランドトライン=60・60・120)を形成します。
土星と冥王星のミューチュアル・リセプション、および冥王星と牡羊宮の天王星の矩(90度)は、まだまだ続きます。
Point ◆ 今週は、生まれ持つホロスコープ(出生天球図)によって、特定の星の配置を持つ人に集中してディレクションが起こりやすいときです。
その分、強いパワーを受けると同時に、大きな勘違いもしやすくなりますので、「現実」と「勘違い」の判断を意識していくとよいでしょう。
あえていえば、「恋愛ボケ」や「色ボケ」などの勘違いにご注意ください。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、とりあえず昨今は自分自身の見直しというか、再構築というか、今は人生期においてもオリジナルな個性を見出していくときなので、自己チェックをしておくとよいでしょう。
もう少し具体的にいえば、意識がハッキリしているのかいないのか、どこかボカされやすい人生期にありながらも、良し悪しはともかく、ちゃんとこれまでの活動の結果が現われるときにあります。
意識をハッキリと持たないと、そういったことを認識しづらい時期にあるために、どれが「勘違い」で、どれが「現実(結果)」か、自分自身を見直しをしていくと明確になり、多少なりとも判断しやすくなります。

One-Point ◆ 近日中にそういった自己チェックを行なう機会をもうけておき、自己認識や現状の認識を正しくしておくと、来るべき「忙中閑あり」が訪れたときに、再スタートが容易になります。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、自覚したり気づきにくいのですが、良し悪しはともかく、自分の考えや感性に対して、我知らず固執したり、堅持するなど、頑なになりやすい時期にあります。
もともと、自分の食生活や私生活をはじめとして、自身の感性や五感を信じて、安全や安定を図るタイプが多い牡牛宮ですが、昨今は、それをパートナーや周囲に対しても押しとおしやすい時期ともなっています。
適度であればそれは必要ですが、過剰になると周囲からの反発や課題が生じやすくなり、今の時期は、そのような信念が「勘違い」したり、最悪は「妄信」化しやすいきらいがありますので、念のため自己チェックも必要です。

One-Point ◆ かといって、そう書いても、今週はさらにその傾向が強まりそうなので、ご自身の思うとおりに自由にされてみて、そこから何かを学んだり、ご納得されていくのもよいでしょう。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、個性を発揮できる時期で、人気や魅力が高まり、変動はあるもののハイテンションにもなりやすいときです。
それ自体は良いことですが、そのテンションが仕事や周囲など対外的な活動に向かうとき、良し悪しはともかく、結果は大きく分かれて、場合によっては自己変革や見直しを迫られていくことにもなりそうです。
もともと、現実認識を欠いた仕事や社会活動を選択しやすい人生期にある中で、昨今は、社会的な立場を得たり、権力(責任)ある立場にも就きやすいときなので、それゆえにこそ、ハイテンションによる「思い込み」や「錯誤」には、念のために気をつけておいたほうがよいということです。

One-Point ◆ かといって、まるまる「現実錯誤」をしてしまうのではなく、幸いにも昨今は「現実」的にも対処しやすいときなので、どれが「錯誤」で、どれが「現実」なのか、見極めればよいことです。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、昨今の前後数年間は、ほとんどの人が遅かれ早かれ、新しい仕事や人生の道を選択するなど、個性発揮に歩みだしていくディレクションのときにあります。
その結果は、早ければ今週あたりからでも、徐々に自分自身の思いとなって現われて、さまざまに毀誉褒貶の感想が湧き上がってくることになりそうですが、それが必ずしも正しいとは限らない可能性が高いときなので、早とちりして結論を出しいそぎすぎないようにしたほうがよいでしょう。
重要なことは、自信過剰なら戒めればよく、もし不十分な思いがあるのなら、前向きな自意識に変えて、着実な現実対応を模索していけばよいことです。

One-Point ◆ 何でもそうですが、多くの場合、新しい道には「本物」かどうかを試される出来事が伴います。今は容易に進める時期でもないので、「本物」でも、一朝一夕にはいかないときです。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人の多くが、新たな出直しを迫られる人生期の中にあって、比較的ながらも、人気や話題になったり、また実力を発揮できるときは、ほぼ終わりつつあります。
中には、引き続き実力を発揮ができる人もいなくはありませんが、逆にいつまでも実力発揮ができているつもりになって、自分に「勘違い」してしまうと、今週はさまざまにトラブルが起こりやすくなります。
結果、心身ともにゼロから再スタートしていかざるをえない状況に立ち戻っていくことになりますので、謙虚に周囲から学んでいくくらいのお気持ちでちょうどよいでしょう。

One-Point ◆ とはいえ、次々に新しい自分自身を見出したり、オリジナリティーを模索していったりと、これまで出入りしてこなかった場所や分野に、活動の幅を広げていく人生期に今はあります。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、なにかと多忙な今週また昨今になりそうです。
上司やトップなど、周囲からの引き立ても受けやすくなりますし、また自分の能力やスキルを発揮していけるときで、人間関係にさえ過剰な期待をしないように気をつければ、自分自身の仕事の変革も、また仕事を通じて会社組織や社会の変革も、可能になっていくときです。
「人間関係にさえ…」というのは、誠実に応えてくれるパートナーや協力者もいれば、逆に本当はあまり当てにならない人ともかかわりがちな人生期にあるときなので、よくよく判断しないと、今週は、せっかくの運勢に支障が生じることになりかねないからです。

One-Point ◆ 自分自身も誠意を示すなり、誠実でないと、パートナーや協力者にのみ、一方的に期待することはできませんが、同時に、過剰に期待しすぎないことも必要だという意味です。



【↑上に戻る】

※当ページの内容は著作権法により保護されております。無断使用はご容赦お願い申し上げます。

Copyright(C) 2005-2013 Aquariun Astrology - Seiji Mitoma All rights reserved.