宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.283 / 2012.10.01 〜 10.14

●隔週土曜日に更新予定です。
※2012年 9月29日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、10月3日に金星が乙女宮に入宮し、5日には水星が、翌6日には土星が、それぞれ蠍宮に入宮して、翌7日には火星が射手宮に入宮します。
間の4日には木星が双子宮16度で逆行に入ります。
蟹宮のケレス、水星と土星、魚宮の海王星がとる大三角(グランド・トライン=120度×3)に対して、今週は乙女宮の金星と、山羊宮の冥王星がそれぞれに衝(オポジション=180度)をとり、2つのトライン・カイト(60・60・120・120)を形成します。
これらに対して牡羊宮の天王星を軸にしたケレスと冥王星、そして射手宮の海王星を軸にした金星と海王星の、2つのTスクエア(90・90・180)が形成されます。
天王星と火星、双子宮の木星と天秤宮の太陽、金星と冥王星がそれぞれに三分(120度)です。
今週は、すべての星が三分(120度)を持ちます。
Point ◆ 土星が蠍宮入りし、正式に「組織運営変革の深化」が始まるにふさわしい星の連続宮移動です。
今週は、課題がそれぞれあったとしても、協力関係をとることは可能で、また行き過ぎを戒めて対立にブレーキをかけたり、感情に流されずに論理で抑制することが有効に働きます。
昨今は痴情行為や、色恋沙汰が高まるディレクションが続いていますが、衝動的な行動や男女関係は、突発的なトラブルを生みやすいときです。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、突発的な行動をとりやすくなっている今週なので、多くの場合、特に恋愛問題や異性関係には、慎重な対応が必要です。
事実を誤まってとらえて勘違いしてしまうなど、人によっては、クールな判断ができにくくなることがありますので、我知らずのうちに思い込みすぎて突っ走らないように、抑えに抑えた自己コントロールが必要になってきます。
今の人生期は、全員ではなくても、原則的には、仕事や社会的に活躍できるときですが、そういった中で今週は、性的情動や魅力が高まり、異性を惹きつけやすくもなりますので、気があると勘違いしてパワハラやセクハラに走ったり、過剰なセクシーアピールは、思わぬトラブルを引き起こす可能性が高いときです。

One-Point ◆ 牡羊宮は、「瞬間湯沸かし器」といわれるほど、ときに短気だったり、こうあるべきといった「自分ルール」の思い込みが強いのですが、今週はその傾向が強まることになりそうです。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、内面に性的情動や恋愛欲求が高まりやすい今週で、それがうまくいけばいいのですが、どちらかというと、トラブル含みの恋愛運や異性関係になりやすいときです。
牡牛宮に象意を持つ人全員がそうなるわけではありませんが、うまくいっているようにみえても、実は二股だったり、ダブル不倫だったりと、「事実誤認」が生じやすいときにありますので、一応は注意が必要でしょう。
ただし、事実にそったクールな判断によって、思い違いを防いだり、感情に流されずに論理的に判断をすることができれば、無用なトラブルや対立を防ぐことが可能な星周りになっています。

One-Point ◆ 今週は、よくよく情報収集や現状判断をするなどして、これまでの内向きな見方や考え方から、より外向きなものへと仕事や社会活動の方向に変えていくことを検討してみましょう。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、自分自身を深く見つめたり、自分の美意識や美学によって行動しても、比較的ながらとはいえ、問題は少ないときになります。
社会や周囲には、対立の動きが渦巻いたり、同時に、協調や打開を図る動きが目まぐるしく起こりやすいときですが、そんな中で双子宮に象意を持つ人は、物事を前向きかつクールにとらえて、現実的な判断をしていくことでしょう。
そういった意味では今週、問題解決やトラブルの対処を図れるキーパーソンは、理想を見据えつつも、現実的かつ楽観的に、またクールに判断できる双子宮に象意を持つ人々になりそうです。

One-Point ◆ コミュニケーションや言葉は重要ですが、「風呂屋の風呂桶」ならぬ「言うばっかり」にならないようにすることが重要で、幸いながら、「誠意」をもった言動をとりやすい今週です。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、たとえ対立やトラブルや課題が生じたとしても、今週は「捨てる神あれば拾う神あり」といった状態で、だいたいは協調や問題解決の道はありますので、さほど問題とはならないでしょう。
もっとも、どちらかというと気分や感情によって行動しやすい蟹宮に象意を持つ人なので、どこか楽観的な気分になれたり、ときに夢やビジョンを持てる今週は、そうそうは落ち込みにくいときだともいえます。
気分や感情によって動くことの良し悪しや一長一短はともかく、今週はそういった気分の中にも、クールな面を持って論理的にも判断していけるでしょう。

One-Point ◆ 注意すべきは、やはり恋愛情動や性的欲求に伴う勘違いや思い込みが生じやすくなっていることです。であっても、通常の理性があり、現実を見れる人なら問題ないはずです。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、新たな活動の分野に恵まれたり、活躍範囲を広げていける人生期にありますが、その一方で、古い自分からの脱却が求められることも、案外と多くの人に出はじめている昨今です。
獅子宮の前半か、または後半か、あるいは中間か、どこに象意を持っているかで受けるディレクション(運勢)がかなり変わってくる今週ですが、かといって多くの場合、うまく回らないということは少ない時期にあります。
前半に象意を持つ人は、冷静に現実を分析して対処していけばよく、後半に象意を持つ人は、異性スキャンダルに気をつければ、精神意識面における新境地を開いていくときになります。

One-Point ◆ 獅子宮の中間に象意を持つ人をはじめ、ほとんどの獅子宮に言えることですが、幸い対人関係に恵まれたり、明るい気持ちで前向きに進んでいける今週になることでしょう。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、課題が課題を呼び、問題が問題を呼ぶ、そういった状況や事態は避けにくい今週ですが、一方で、今の運勢期は、実力が発揮ができますし、情報をつかめますし、対応ができないということはないときです。
そういった意味では、課題や問題は大きくても、好むと好まざるとにかかわらず、乙女宮に象意を持つ人の出番、まさに本領発揮のときでもありますので、冷静に現実をみて、クールに、かつビジョンを持って、慎重かつ前向きに進んでいくことが、不可能ではないときです。
全員や100%とはいえなくても、このような対立と協調とがせめぎあうような星周りのときは、乙女宮の現実に沿った実務能力を発揮していけるときだといえるでしょう。

One-Point ◆ 場合によっては、どうしようもなくストレスがたまり、何かで発散したくなるかもしれませんが、かといって異性関係のスキャンダルには、最大の注意が必要な今週になっています。



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