宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.279 / 2012.09.03 〜 09.16

●隔週土曜日に更新予定です。
※2012年 9月 1日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、9月6日深夜に金星が獅子宮に入宮します。
双子宮のケレス、天秤宮の土星、魚宮の海王星は、大三角(グランド・トライン=120度×3)を形成し、牡羊宮の天王星と獅子宮の金星、その金星と射手宮のドラゴンヘッドが、それぞれに三分(トライン=120度)をとります。
天王星は冥王星と、双子宮の木星とケレスは乙女宮の太陽と、金星は週の前半のみですが土星と、ドラゴンヘッドは海王星と、それぞれに矩(スクエア=90度)です。
Point ◆ 今週は、単純にいうと、協力関係が生まれ、それらが対立しやすい構造になります。
俗にいう「合従連衡(がっしょうれんこう)」で、対立する人々が、結果的に二大陣営的に集約されて、目標や利害を共通にする人と手を組んだり協力し合うということです。
例えば、恋愛関係のトラブルや、倫(みち)ならぬ異性関係が生じて、お互いに相手をひどく思う人が、それぞれの当事者に味方や弁護をして、協力関係や対立関係が、同時に生まれるようなケースです。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、これまでも書いたとおり、前半に象意を持つ人をはじめとして、交友関係や活動範囲が広がったり、今までやってこなかったことにチャレンジしていくような人生期の中に昨今はあります。
そういった中で、新しい自分自身を発揮している方も多いと思いますが、今週は、さらに歩を進めて、自分自身の「理想の姿(個性)」を模索していくなど、具体的に目指していくとよいときになります。
一方で、新しい体験をうながす上述のディレクションが、今週は異性関係に向かい、もちろん全員ではありませんが、未婚・既婚を問わず一時の遊びも含めて倫(みち)ならぬ関係に進みやすいときでもあります。

One-Point ◆ もし、すでにそういった異性関係を持ってしまっている場合、今週は表面化するしないにかかわらず、トラブル含みの可能性が高い星まわりなので、一波乱の覚悟が必要です。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、今週は牡牛宮らしくないといえば言いすぎですが、いつもの素晴しい忍耐力を持って行動するというよりも、幾分ながらも突発的かつ衝動的ともいえる言動に走りやすくなっています。
中には、それが未婚や既婚を問わず、異性関係に衝動的に向かう人がいて、例えば、一夜のアバンチュールに身を投じたり、場合によってはですが、倫ならぬ関係に進む人がいないとはいえません。
もし、すでにそういった関係にあるという方の場合、表沙汰になるか、ならないかに関わらず、いずれであっても現実的な問題を引き起こす星まわりに今週はありますので、ご注意ください。

One-Point ◆ 当然、そういった異性関係に足を踏み込まないほうが無難です。ただ、そうであってもなくても今週や今月は、何か自分の意識や行動パターンをこれまでとは変えていくときです。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、多くの方の場合、今は、何か問題やトラブルが起きたとしても、ふだんよりも前向きにとらえたり、希望的に解釈していける人生期にありますので、さほど大きな障害とはならないでしょう。
ただし、双子宮の後半に象意を持つ人をはじめとして、右にも左にも、また前にも後ろにも進めなかったり、やらなければならないことも、今一つやる気になれなかったりと、なぜか無気力になりがちなときでもあります。
長い人生、ちょうど上から下へ、または下から上へと、方向を転じるときに生じる無重力状態のような時期でもありますので、前向きにとらえて、心機一転、ここからが新たな自分自身に向かって再出発していくときだと考えていきましょう。

One-Point ◆ 一方で、楽天的というか、呑気や安易に流れて、結局、何も進まないことにもなりやすい時期です。動けないのであれば、後のハードワークに備えてリフレッシュを図るべきです。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、例えばのお話ですが、「今日の敵は明日の友」だったり、逆に「今日の友は明日の敵」というように、今週は、日に日に関係や状況が、二転三転する可能性が高いときです。
「日に日に」というのは少し大袈裟ですが、いつもより心境の変化や意識の変化が起こりやすく、敵・味方の関係や状況が、ふだんよりも変わりやすいときにあることをまず理解しましょう。
どちらが有利か、見てみたり判断することは必要だとしても、「コウモリ」のように立場をコロコロ変えると、結果、両方から信用されなくなりますので、慎重に判断をするか、中立を保つことも考慮に入れて判断してみましょう。

One-Point ◆ 先週と同様に、今週も1日単位や数日単位で自分の気分や感情が変わりやすいときなので、安易に一喜一憂しすぎないように平常心を保ったり、大局観を持つことが重要です。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、ここのところ旺盛な社会活動や、仲間との組織的な活動を活発に行なっていけるなど、いわば対外的な活動のピークといえるような人生期に多くの方があるときです。
一方、獅子宮の前半に象意を持つ人をはじめとして、新しい自分自身を見出したり、また華麗に転身していける人生期に今はあるのですが、そういった中で今週は、さらに自分の「理想とすべき姿」を見出していくとよいときです。
周囲の人から見ると、「キレイになったね」とか、「輝いてるね」や「オーラが出てるね」などといったことに類する言葉をかけられやすくなったり、実際、新たな魅力が高まっていくときになる今週でしょう。

One-Point ◆ かといって、ご本人の内面が満足しているとはかぎらないときです。今一つパワーに欠けたり、場合によっては、トラブル含みのアバンチュールな異性関係が起こりそうな今週です。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、最終的にはご本人の見識や実力次第ですが、充分に自分らしさや個性や能力を、仕事や社会活動において発揮していける今週、また今月になっていきます。
もともとが仕事や社会的な立場において、責任を与えられたり、旺盛に活動していける人生期に今はあるのですが、今週や今月は特に、自分の知識や技術や個性といった自分らしさを発揮していけるときになっています。
ただし、自分自身は活躍できるとしても、周囲には協力してくれる人と同時に、敵対する人も出やすい今週の星まわりなので、不要な反発を相手の心に芽生えさせたり、余計な敵をつくらないように、謙虚さを持った言動を心掛けていくとよいでしょう。

One-Point ◆ 今は運勢が来ていますので、活動のし放題ということになりますが、調子に乗って見えない敵を増やしてしまうと、運勢が去ったあとで、手痛いしっぺ返しを受けることになります。



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