宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.249 / 2012.02.06 〜 02.19

●隔週土曜日に更新予定です。
※2012年 2月 4日アップ

今週の星の宮移動

今週は、8日に金星が牡羊宮に入宮です。
そのため、金星、天王星、参考のケレスによる三重合(トリプル・コンジャンクション=0・0・0)が形成され、冥王星と矩(スクエア=90度)をとります。
14日には水星が魚宮に入宮し、続く19日の15時過ぎには、太陽も魚宮に入宮です。
先週、3日に魚宮に入宮した海王星と併せて、こちらも三重合(0・0・0)です。
同時に、今週も続く木星と土星の衝(オポジション=180度)に対して、調停(メディエーション=60・120・180)の座相を形成します。
乙女宮の火星はノーアスペクトです。
今週は、現実の状況を受けて、直観を大事にしつつ、実際的な判断をしてみるとよいでしょう。
ただし、思い込みも強くなるときなので、むやみな自己主張や、倫(みち)ならぬ異性関係はトラブルのもとです。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、無用な異性関係や不倫やパワハラなど反社会的な異性関係には要注意ですが、それ以外はマイペースで進めてかまわないときです。
幾分の見識ある判断や調整は必要ですが、社会的に決裁権ある立場や指導力を発揮していける立場で、周囲に対応していける人生期に今はあるからです。
ただし、今の人生期は両極端にも動くときなので、頑固に自己主張をしたり、ワンマンな権力や、手段を選ばない不法な行為に走ってしまうと、真っ逆さまに転落していく可能性もあります。

One-Point ◆ 今週にかぎらず、この数年間は注意をしなければなりません。責任ある立場になるほど、人の意見を素直に聞いてみたり、相手の立場を推し量る謙虚さを持たなければなりません。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、大きな星のパワーを受けているときゆえに、これまでの結論や関係の結果が出やすいときに今はあります。
どちらかというと、一般に「保守的」といわれる牡牛宮ですが、昨今に受けている星のパワーは最大級に強いために、持って生まれたホロスコープ(出生天球図)が弱いと受けとめるのに大変でしょう。
しかし、忍耐力が強い分、本気になれば天地を引っくり返すほどのパワーを出す人もいますので、最後は星のパワーを活かしていくことが可能なはずです。

One-Point ◆ 牡牛宮の前半に象意を持つ人は、愛用品が壊れることが起こる人生期にありますが、それらはすべて、自分自身のステップアップや準備のために起きている昨今です。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、若干の勘違いにさえ気をつければ、ほぼ最高度に自分自身が持っている知識やスキルを発揮していける今週です。
現実社会の知識や情報はもちろん、正反対のスピリチュアルなことまで含めた情報を多く収集したり、コミュニケーションを図っていくことができるときなので、対外的な活動力にしていくとよいときです。
もっとも昨今は、昨年末以来、自分自身の深層意識やモチベーションを改めたり模索していく時期にありますので、その確立に役立てていくとよいともいえます。

One-Point ◆ 人生の活動方向や意識する内容を改めるのにやぶさかであってはならない再スタートの時期にあるので、ある意味、重要な意識転換の人生期を通過しているときだといえます。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、全12サイン(宮)の中で、現在、「新しい時代の意識変革」に書いた「攪拌のディレクション」を最も強く受けている人が多いときです。
この数年、また昨今は、新しい人生サイクルの始まりのディレクションを受けて、一から人生の再スタートを図るべきときにありますので、極論すれば、必要以上に希望と絶望や悲観と楽観を混在して受けやすいときなのです。
まだ、うまく対策を見つけ出していない人にとっては、今週がそのピークの時期の一つとなるかもしれません。

One-Point ◆ 蟹宮に象意を持つ人にとって今週は、人気運が高まるときなので、個性的な人や上位者からの援助や愛顧を受けやすくなります。そこに道を探ってみるのも一つの手です。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、抽象的な表現になりますが、フワフワした星々は社会的な活動期を示し、逆に重厚な星々は、精神面など内面の充実期を示すディレクションのときにあります。
単純な言い方をすれば、表面的には明るさや華やかさをもって活動できるのですが、その実、内面的には厳しく自分自身を律していくべきなので、優雅に泳ぐ白鳥の水面下の水かきのような状況だといえそうです。
先週も書いたように、獅子宮の最初に象意を持つ人が特にそうなりやすいときですので、よく自分のおかれた現実を把握していきましょう。

One-Point ◆ これまでの人生のままや、過去の生き方を踏襲してはいけないと感じておられるのであれば、それは正解です。今後、一時期モラトリアムが訪れたとしても、いずれ本格化します。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、ここのところ良くも悪くも星のスーパー・パワーを受ける人生期にあるために、今週あたりからは自信過剰や人間関係の過信に注意が必要なときに入っていきます。
すでにその人生期に入っている人もいますが、今週あたりからは特に注意が必要という意味で、軽率な発言や行動、また慎重の上にも慎重な配慮や対応をしてもしすぎないといえるときになりそうです。
せっかくの星のスーパー・パワーも、出し方や御し方を誤まると、パワーが強いゆえにトラブルの方向にも一気に走ってしまうことが起こりやすいので、注意が必要ということです。

One-Point ◆ 今は自分自身の考えやスキルによって何事も完璧にこなそうとするのではなく、相手の意見や立場や個性を尊重することが必要で、自ら妥協してみることも考えてみましょう。



【↑上に戻る】

※当ページの内容は著作権法により保護されております。無断使用はご容赦お願い申し上げます。

Copyright(C) 2005-2012 Aquariun Astrology - Seiji Mitoma All rights reserved.