宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.219 / 2011.07.11 〜 07.24

●隔週土曜日に更新予定です。
※2011年 7月 9日アップ

今週の星の宮移動

今週は、23日お昼1時頃に、太陽が獅子宮に入宮します。
先日、衝(オポジション=180度)ギリギリだった土星が順行に戻り、天王星が逆行に転じたために、山羊宮の冥王星を交えて形成されていたTスクエア(90・90・180)が、今週から解消しました。
冥王星と牡羊宮の天王星、また冥王星と天秤宮の土星の矩(スクエア=90度)は、継続中です。
今週前半は、その土星と蟹宮の金星も矩(90度)、双子宮の火星と三分(トライン=120度)です。
今週後半は、天王星と太陽が三分(120度)をとります。
週を通じて冥王星と牡牛宮の木星は三分(120度)で、水星と太陽は合(コンジャンクション=0度)です。
先週までに比べて、今週はシンプルなアスペクトになりましたが、個々人のホロスコープ(出生天球図)によっては、まだまだアスペクトが形成されます。
国を治めるのに、やたらと「小鮮(小魚)」を引っくり返してバラバラにしてしまう「政治オンチ」な菅総理の可能性も含めて、組織のトップの辞任や交代が今週と来週は、ワンチャンスながら見え隠れするときです。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮の象意を持つ人は、今週からTスクエア(90・90・180)やグランド・クロス(90・90・90・90)が解消したとはいえ、まだまだディレクション・ポイントを強力な星がトランシット(経過)中なので、予断は許しません。
転換期や変革期にあるのは事実でも、かといって必ずしも試練のディレクションばかりではなく、横柄に振る舞うことなく、謙虚さと友愛精神を保てば、新たな展開がみえてくる人生期にあります。
ただし、7月や8月は自分自身の意識面や精神面を、もう一度根本から見直して、再出発を図っていくときです。

One-Point ◆ 再出発のテーマは個々人のホロスコープ(出生天球図)によってそれぞれですが、結局は、何のために仕事や社会活動をしていくのか、ということに集約されていくでしょう。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮の象意を持つ人は、今の人生期は良きにつけ悪しきにつけ、幾分なりとも気分が不安定になりやすいときにありそうです。
良い面では、小さなことを気にせずに、何事も楽観的や大胆になり、ある意味「極端」ともいえるくらい前向きにとらえていけるために、本人は気分は明るく過ごすことができるときです。
その反面、向上心や責任感のある人ほど、例えば「今のままでいいのだろうか?」といったような、精神的な「悩み」などを持つことが起きてしまうときです。

One-Point ◆ どちらかというと「保守的」ともいえる牡牛宮ですが、長い人生、たまには今の時期のように、「新しい自分」を模索したり、「極端」ともいえる体験をしてみるのも悪くはありません。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮の象意を持つ人は、最初のほう、中間、後ろのほうと、象意を持つ位置によって、ディレクション(運勢)は異なってきます。
最初のほうに象意を持つ人は、例えば、仕事や社会的な活動に期待感を持っても、必ずしも期待どおりには動いてくれないことが生じる人生期です。
双子宮の中ほどに象意を持つ人は、やる気パワーに恵まれやすい今週で、なおかつ慎重に現実をみて物事を進めていけるでしょう。
最後のほうに象意を持つ人は、仕事や業務の内容が変わりやすくなる時期を再度、迎えがちですが、スキルや実務をもって対処していけます。

One-Point ◆ 今は、ちゃんと自分の意志や目的を持ち、また現実的な実体を示しつつ、さらには知識やコミュニケーション能力を発揮して、充分に自分をもって動いていける時期にあります。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮の象意を持つ人は、今週からTスクエア(90・90・180)やグランド・クロス(90・90・90・90)が解消したとはいえ、まだまだディレクション・ポイントを強力な星がトランシット(経過)していますので、予断は許しません。
今週、またこの7月は、自分らしい美的センスが高まりますので、自信を持てますし、周囲からも魅力がアップして見えて人気が出やすくなるときです。
仕事上の変化や社会活動など、新しい分野に進出しやすい人生期の最中ですが、今週は週が進むにつれて、その分野を自分のものとしていくことができるでしょう。

One-Point ◆ その一方で、蟹宮の後半に象意を持つ人をはじめとして、「浮気の虫」が騒いだり、異性関係の新たな出会いや変化を求める気分も高まりやすいので、ほどほどにしましょう。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮の象意を持つ人は、仕事上や社会活動など、対外的な活動の分野において、「幸運期」ともいえる人生期にあります。
おおむね社会的な地位や立場の向上、もしくはそういった立場にあるトップクラスの人との交流や関係を持ちやすいので、チャンスを活かしましょう。
特に今週は組織的な活動ができますし、人間関係も活発になって、得た情報や持っている自分のスキルを、大きく役立てていくことができるときです。

One-Point ◆ 重要なので何度も書きますが、トップや頂点にかかわる立場になるほど、謙遜や、内面の謙虚さが重要です。権威をかさにきた態度は、いつでも凋落の可能性があるときです。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮の象意を持つ人は、今週や今月は、持っている能力をかわれたり、地位や立場が向上したり、仕事や社会的な活動期にあって実力発揮ができるときです。
仕事や社会活動面においては、慎重に実績や結果をうかがいながらも、気分においては、今は何事も前向きに積極的にとらえていける絶妙なときにあります。
ただし、こういった絶好期ほど、自分の中の情動が爆発する場合がありますので、権力意識や傲慢さを出さないようにセーブしないと、一瞬で運勢を失うことも起こります。

One-Point ◆ 主に乙女宮の最初に象意を持つ人をはじめとして、パートナーや協同者、また取引相手を信頼したり期待をするのはよいのですが、バックアップやフォローはとっておきましょう。

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